【J.DRIVEプログラム】 J.DRIVE 16メンバー 対談形式インタビュー
コンチネンタル・ジャパンでは、2015年度から理系学生を新卒新入社員として迎え入れ、次世代エンジニア育成トレーニングJ.DRIVEプログラムを通じて若手エンジニアの育成に注力しています。今回は、5年前にJ.DRIVE 2期生として入社し、本配属を経て実際の業務をスタートしているJ.DRIVE 16メンバー2名に入社理由、J.DRIVEプログラムでの体験談、現在の業務内容などについてインタビューしました。コンチネンタル・ジャパンの仕事、J.DRIVEプログラム、グローバルな職場環境でのキャリア形成に興味がある方にとっては読み応えがある内容となっています。
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(2021年3月中旬現在)
Saya H. / J.DRIVE 2016メンバー(写真左)
芝浦工業大学大学院、理工学研究科機械工学専攻を修了後、コンチネンタル・ジャパンへ入社。現在は先進運転支援システム(以下ADAS)事業部にて、SRR(Short Range Radar)のソフトウェアエンジニアとしてテスト業務全般を担当。
Koki O. / J.DRIVE 2016メンバー(写真右)
東京理科大学大学院、工学研究科機械工学専攻を修了後、コンチネンタル・ジャパンへ入社。現在はパッシブセーフティ・センソリックス (以下PSS)事業部にて、TPMS(Tire Pressure Monitoring System)のシステムエンジニアとして業務に従事。
Q: コンチネンタル・ジャパンへ入社を決めた理由を教えてください。
Koki O.: コンチネンタルとの出会いは、企業研究用の雑誌を読んでいたときでした。自動車業界内でも大きな企業規模でありグローバルにビジネス展開をしていることに興味を持ち始めました。私の企業選びの基準は、自動運転などの先端技術をダイナミックにグローバル展開しているか、幅広いビジネスを持っていて柔軟な社風かどうかなどでしたが、コンチネンタル自体、私が就職先に求めていたことを全て網羅している企業だったので、内定後はさほど悩むこともなく決断することが出来ました。
Saya H.: 私は就職活動を始めたときは官公庁や他の製造メーカーを優先的に検討していました。コンチネンタル・ジャパンのことは、同じ研究室のメンバーがコンチネンタル・ジャパンを受けていたことがきっかけで知ったのですが、私は将来的に、グローバルの職場環境に身をおき、国境に関係なく世界各国で活躍したいと思っていたので、そういった想いが叶えられそうな企業として選考に進んでいました。
Koki O.: 入社後のことは知っているけど、その前のことはあまり聞く機会がなったので、そういった想いがあったのは初耳ですね。
Saya H: 私は、外資と日系企業の職場環境の違いを意識しながら就職活動をしていましたよ。英語が得意ではなかったので、仕事を通じて実践的な英語を身につけたいということも考えていました。
Saya H: あとは、コンチネンタルの「自動運転技術」を魅力的に感じたことも入社を決める要素になっていました。車は非常に便利ですが、自分自身が交通事故に遭った経験もあり、時に凶器になるということも認識していて、コンチネンタルの技術により、より安心・安全なモビリティ社会を提供できると思い、それに自分も携わりたいと思いました。他の企業とも比較検討をしましたが、規模感、勤務地、社会貢献度など、私にとってコンチネンタル・ジャパンはフィットする企業だと思いました。
Koki O.: 私も他社を検討していましたが、自分にフィットするかどうかを最終的に検討した結果、コンチネンタル・ジャパンが自分の希望する企業だと思いました。
Q: 入社後のJ.DRIVEプログラムにおける仮配属から本配属、そして今の業務状況について聞かせてください
Koki O.: 第一回目の仮配属先はADAS事業部で、そこでは短距離レーダーセンサー扱っているチームに所属し、センサーが取得したデータの解析をやっていました。その後、第二回目はヘッドアップディスプレー(HUD)に関する技術営業、第三回目はタイヤの空気圧をモニタリングできる技術を扱う事業部にてシステムエンジニアリングを担当しました。本配属先では、同じ事業部のシステムエンジニアとして、お客さまの仕様を整理し、海外の開発拠点に展開しながらグローバルプロジェクトをサポートしています。
Saya H: 私は、製造の基礎を一番初めに学んでおきたいという希望があり、第一回目の仮配属先は品質チームに入りました。その後、第二回目の仮配属以降、ADAS事業部に所属し、そのまま本配属となりました。仮配属時代は、ソフトウェアチームでリクワイアメントエンジニアとしてお客さまの要求仕様へ対応する業務を経験し、その後、それらの要求仕様が実装できているかをテストするソフトウェアエンジニアになることを経験して今に至りますね。
Koki O.: 私も仮配属時代には、異なる事業部でビジネスを経験しましがが、Saya H.はそういった経験を通じてどういったことが印象的でしたか?
Saya H: そうですね、同じ会社の中でも事業部によって職場環境や働き方が異なることは印象的でした。私が経験した品質チームとADAS事業部の働き方の違いが良い例かと思いますが、前者は朝からお客さまや社内関係者とのやり取りが多く、品質を管理している厳格な職場環境というイメージでした。一方で、ADAS事業部に入ると、海外にもビジネス関係者がいることもあって、出退社時間を各々で管理し、勤務時間中で雑談含めたコミュニケーションも多かったです。私にとっては双方のチームでの仕事はとても大変でしたが、現在本配属として勤務しているADAS事業部では、もともと希望であった英語を使って仕事をしていくことを十二分すぎるぐらい経験できているので、今の仕事に満足しています。役割やチームが変わると、働く環境や雰囲気自体が全く違い、さまざまな発見ができるので、これからJ.DRIVEメンバーとしてコンチネンタル・ジャパンへ入社される方には、是非仮配属中に複数部署で業務を体験してもらいたいです。
Q: J.DRIVEプログラムの内容は、今の業務でどのように活かされていますか?
Saya H: J.DRIVEプログラム内容にあった車のリザーバータンク設計やロボカー実習などは、品質に対する意識がより必要なプログラムであり、そこでの経験が今でも役立っていると感じます。特に、ロボカーをプログラミングして自動運転させる内容については、実車ではミスをすることが許されないことなので良い演習だったと思います。
Koki O.: 私は、特定の研修内容ではなく、チームで何かを計画したり課題解決をしていくスタイルを学べたことが大きいですね。学生時代には、決められた時間枠の中でチームで何かしらの成果物を出していくという経験はあまりありませんでした。実際の業務では海外拠点のメンバー含めチームで何かをする機会が多いので、J.DRIVEプログラム中に学べたことは良かったです。
Saya H.: Koki O.が言う通りで、私も多くの人とチームを組み、コミュニ―ションを通じて自分の得意不得意な点を知ることが出来たので、チームワークについて学ぶ機会はありましたね。
Q: 学生の方々へのメッセージをお願いします。
Koki O.: 就職活動において、先ずは自己分析を通じて自分の強みを知り、仕事でそれらをどう活かしていくかを感じることができる企業に出会うことが重要だと思います。あとは、企業研究を入念に行い、自分の志向を理解した上で企業の採用選考へ進むことはよいと思います。コンチネンタル・ジャパンには、目的意識が高く、突発的に発生した問題であってもそれに動じず、逆にそういったことを楽しみながら解決していくことが出来る人がフィットすると思います。
Saya H.: それは私も同感です。コンチネンタル・ジャパンには様々なバックグランドを持つ仲間がいますので、予期せぬことが発生することや、マニュアル通りにいかないことも多いですからね。私は、そういった状況下では、自分自身へ目的とゴールを再確認しながら柔軟に対応していくことが重要だと思っています。
(2021年3月中旬現在)