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人と接するのが好きな理系学生におすすめ!技術営業職(セールスエンジニア)とは?仕事内容や必要スキルを解説

就活について考え始めた時、どのような職種につこうか悩む方も大勢います。職種には向き不向きがあるため、自分に合ったものを選ぶことはとても重要です。


学校の授業や研究室の中だけで、職種を決めてしまっていませんか。なるべく多くの職種について理解を深め就職活動に備えておくことをおすすめします。

そこで、この記事では理系職種の中でもコミュニケーション能力の高い方、人と接するのが好きな方に向いている、技術営業職の魅力をお伝えしていきます。

目次[非表示]

  1. 1.技術営業職とはどんな仕事なのか
    1. 1.1.半導体業界での技術営業職
  2. 2.新卒で技術営業職についた人がキャリアアップするために身に付けたいスキル
  3. 3.技術営業職の"やりがい"について
  4. 4.技術営業職のキャリアアップと転職市場について
    1. 4.1.技術営業職のキャリアアップ
    2. 4.2.技術営業職の転職市場
  5. 5.技術営業職につこう

技術営業職とはどんな仕事なのか

技術営業職とは、技術職のスキルや知識を活かしながら営業活動も行う職業です。言わば技術職と営業職を兼任している職業で、外資系企業ではセールスエンジニアやフィールドアプリケーションエンジニアと呼ばれる場合もあります。


一般的な営業職は、自社製品やサービスについて顧客側に提案や交渉を行い、売り込んでいく仕事を担っています。技術営業職も、基本的には同じような仕事内容です。しかし、技術営業職は、IT業界や半導体業界など専門性の高いフィールドで活躍しているため、自社で扱う製品の専門性も高くなります。


したがって、顧客へ提案や交渉を分かりやすく行うには、高度なコミュニケーション能力が必要です。ここで半導体業界を例に挙げ、もう少し技術営業職の仕事内容を詳しく確認していきましょう。


半導体業界での技術営業職

半導体業界では、日々技術は進歩しており、顧客のニーズも多様化しています。つまり、半導体業界で技術営業職に就くと、常に新しい知識を身に付ける必要があるのです。そのための技術者とのコミュニケーションも、仕事の内とされています。営業活動では、顧客の要望を聞き出し、それをまとめる仕事を任されたりするのです。

半導体業界での技術営業職についてはこちら

  【A day at TI】新入社員/フィールド・アプリケーション・エンジニア編 こんにちは、日本TIでFAE(フィールド・アプリケーション・エンジニア)として働いている長谷川クルミです。 私のTIでの一日の過ごし方や、仕事の内容などについてご紹介したいと思います。 皆さんの就職活動の参考になれれば幸いです。 理系女子のWEBメディアRIKEJOCAFE


要望を聞き出し、その場で適切な提案をする場合もあります。また、顧客からの要望を技術者に伝える役割もあり、顧客と技術者の架け橋のような存在とも言えるのです。さらに、半導体や製造装置などのハードウェア開発といった、技術面の仕事を任されることもあります。顧客のニーズやトレンドを把握するための、市場調査も欠かせません。


以上のような仕事内容は半導体業界だけでなく、IT業界や電子機器業界、機械業界などにも同じように見られるものです。技術営業職の仕事内容は、想像以上に多岐に渡るものだと分かります。


新卒で技術営業職についた人がキャリアアップするために身に付けたいスキル


技術営業職についたなら、将来的にはキャリアアップを目指しましょう。そのためには必要なスキルを身に付けなければいけません。


まずは大前提として、技術者としての知識やスキルが必要です。新卒で採用後、エンジニアとして数年の経験を積む必要があるでしょう。その他にも、就業先企業の専門分野の知識やスキルも求められます。理系分野の企業が多いため、電気や化学、機械などを大学で学んでおくと、就職活動で有利になる可能性があります。


営業職としての側面で求められるスキルは、コミュニケーション能力です。それには顧客の要望を的確に把握するヒアリング能力、交渉力、提案力なども含まれています。


学生時代にアルバイトなどで接客業を経験しておくと、コミュニケーション能力向上に繋がります。また、グローバルに活躍している企業も多く、英語やその他の言語のスキルを求められる場合も多々あります。TOEICに挑戦しておくと資格として提示でき、強みとなるでしょう。



技術営業職の"やりがい"について


技術営業職は、自社製品について技術面から理解できるのが魅力です。そのおかげで自社製品への愛着が生まれ、営業の仕事への意欲も湧いてきます。その点にやりがいを感じる方は多いです。


顧客へ製品やサービスの提案をし、それが採用された時もやりがいを感じる瞬間でしょう。一般的な技術職の場合は、自身が関わった製品を実際に顧客にアピールする機会はまずありません。それができるのは、技術営業職ならではの魅力です。


また、顧客の声を直接聞くことができるため、感謝の言葉を耳にする機会が増えるのも技術営業職の魅力と言えます。深く理解した自社製品やサービスを実際に顧客にアピールし、仕事を獲得するという経験ができるのが技術営業職です。

この経験は、自社に貢献しているという感覚がダイレクトに伝わってきて、それが大きなやりがいとも言えます。


市場分析・顧客調査等を通じて営業戦略を立て、お客様の技術開発をサポートするセールスエンジニアのやりがいはこちら

  【A day at TI】新入社員/テクニカル・セールス・エンジニア編 | 理系女子のWEBメディアRIKEJOCAFE 初めまして、2020年にTSE(テクニカル・セールス・エンジニア)として入社しました加藤真琴です。TSEとは、市場分析・顧客調査等を通じて営業戦略を立て、お客様の技術開発をサポートするセールスエンジニアです。 今日は、一日のスケジュールやTIに入社を決めた理由などをお話ししたいと思います。みなさんが就活する上で少しでも参考にしていただけたらと思います! 理系女子のWEBメディアRIKEJOCAFE



技術営業職のキャリアアップと転職市場について



技術営業職の将来性について、キャリアアップと転職市場の側面から確認してみましょう。

技術営業職のキャリアアップ

技術営業職として経験を積んだ後は、開発部門のリーダーやマネージャーになることができます。管理職や経営部門などへのキャリアアップも十分期待できるのです。そのためには、技術営業職の仕事を経験する中で、管理職の仕事も把握していくようにしましょう。


他にも、IT技術を活かし、ITコンサルタントとして活躍する方も増えています。ITコンサルタントはIT技術を活かし、顧客の抱える問題を解決に導く職業です。技術職と営業職のどちらのスキルも必要となり、正に技術営業職からのキャリアアップに最適と言えます。プロジェクトの進捗管理を担当することもあるため、管理職を経験してからキャリアアップすればなお良いでしょう。さらに、ITコンサルタントは、独立してフリーで活躍するという選択肢もあるのです。そうなれば様々な企業と関わるようになり、ますます活躍の幅が広がります。

技術営業職の転職市場

技術営業職の活躍する分野はIT業界や半導体業界など、需要が高い分野が多く、業績が右肩上がりの企業も少なくありません。転職市場でも価値が高く、エンジニアから技術営業職に転職する方も大勢います。特に機械設計や電気回路設計を経験してから転職した事例は多いです。エンジニアからの転職の場合、コミュニケーション能力があるかどうかが採用に響きます。


そこをアピールできるように準備しておくと良いでしょう。また、営業職から技術営業職に転職するパターンもあります。しかし、こちらはエンジニアからの転職よりも難しく、事例も少ないのが現状です。転職を考える場合、最低限その企業の専門分野の知識を身に付ける必要があるでしょう。他にも、英語のスキルを身に付けると、転職先が見つかりやすくなります。


技術営業職につこう


技術営業職には技術職と営業職の両方の側面があり、特にコミュニケーション能力が高い方に向いている職業です。男女問わず活躍でき、特に理系女子の活躍も目立っています。着実なキャリアアップが可能で、転職先として考える場合も最適です。


ただし、仕事内容は多岐にわたり、求められるスキルも多い点は注意しておきましょう。大変な職業ではありますがその分やりがいも大きくなるので、是非技術営業職を目指してみて下さい。

一般社団法人理系女子未来創造プロジェクト

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