日本TIの社員が企画し活動する「JAPAN WEN」でより働きやすい環境を作る日本TIの取り組み
2022年5月日本TIに「JAPAN WEN(Japan Women’s Employee Network)」が発足しました。
その取り組みについて紹介します。
JAPAN WEN(Japan Women’s Employee Network)とは
WEN(Women’s Employee Network)とは、TIグループ内の世界各国の地域・部門毎にある社員ネットワーク・グループです。その中の日本TI内の全拠点を対象としたグループとして、2022年の5月に発足しました。
JAPAN WEN は、全社員を対象に部署やサイトを超えた繋がりを作る機会や多様な働き方を知る機会を提供していくとともに、より働きやすい環境に整えていくことで、TIをより強くすることを目指しています。
WEN共通のフォーカス分野のうち、JAPAN WEN ではCareer DevelopmentとPersonal Growthの分野を初年度のフォーカスとし、以下の3つのグループで活動しました。
1)マネジャーの役割や仕事について知る
2)女性マネジャーからキャリアや仕事と家庭の両立について話を聞く
3)日本TIが他社企業と比べて何が足りないのか差を埋める
本格的な活動は2022年の8月からスタートし、JAPAN WEN 主催のイベントには、これまで多くの社員が参加しました。そこで、その活動内容について、日本TIで働く女性社員にお話を伺いました。
ーーどのようなイベントを開催していますか。
JAPAN WEN のコア・メンバー数名をイベント企画担当として任命し、企画担当者が中心となって2ヶ月に1回くらいの頻度でイベントを企画、実施しています。
最初のイベントは、日本TIでの在職期間が長い女性マネジャーを招いてラウンドテーブル・ディスカッションを実施しました。
女性マネジャーからは、マネジャーになった時にどのような苦労があったのか、それをどのように解決したのか、どんなところが楽しいかなどの話をざっくばらんにお聞きすることができました。
また、TIグループ内の海外法人から女性リーダーやマネジャーが来日した際は、その方たちともラウンドテーブル・ディスカッションを企画し、女性の働き方やモチベージョンの保ち方、困難な状況の時にどのように乗り越えたか、どんなサポートが必要かなど、意見交換をしました。
参加者は性別問わず誰でも参加可能で、オープンな会になっています。規模的には大きなもので、オンラインを含め70名ほどの社員が参加しています。
ーー海外と日本での違いは何かありましたか。
会社の制度など、TIグループ内であれば、海外と日本で大きく異なることはありませんが、日本はまだ女性が家事や育児を主体的に行うという考えがあるという意見は出ました。
また、日本国内においても、社会から期待される女性の役割や家庭での立ち振る舞い、時間のコミットメントなど地域や拠点毎によって異なる印象も見受けられました。
会社としては、女性社員を含む全社員が働きやすくなるためのサポートを複合的な視点で、この活動を通して考えていきたいと思います。
たとえば、育児休暇中の男性社員の方や、難しい仕事を一人でされている方など、様々なJAPAN WEN の活動を通じてサポートしていきたいと考えています。
ーー実際に参加された方からはどのような感想がありましたか。
「一人で抱えていた悩みを他のマネジャーの話を聞くことで、自分一人ではないと思えたことが良かった。」
「TIの社内に、こんなにキャリアにおけるチャンスがあると知ることができ、モチベーションが上がった。」
というフィードバックがありました。
工場などでは、チーム内に女性が1人〜2人といったこともあります。TIの日本全体で組織をもつことによって、同じような悩みを抱えている人や、ロールモデルとなるような人と、チームを超えてネットワークができる機会があることは、とても良かったと思います。
また、女性だけでなく、男性マネジャーも女性社員にどう声をかけたら良いのか、実は結構悩んでいる人も多いです。今後、性別関係なくマネジャー同士、情報をシェアできる場にしていきたいと思います。
このように、様々な階層のコミュニティが社内にあることは、よりよい職場環境を作ることに繋がっていくと思います。今後も精力的に活動していきたいです。
お話を伺い、社員同士が部署やチームの垣根を越えて集まる機会があるというのはとても意義のあることだと感じました。
今後も様々なイベントが開催予定とのこと、今後の活動が楽しみです。
次の記事では、女性社員に伺った仕事内容やキャリア、社員からみたTIについてご紹介します。