未来を創る技術の最前線~オックスフォード・インストゥルメンツ オープンカンパニー レポート~
オックスフォード・インストゥルメンツは、物理学や生命科学などの分野で先端技術を提供し続けるグローバル企業です。原子や分子レベルのイメージング、分析、処理において世界的に高い評価を受けております。公的研究機関、企業の研究所や大学の研究室のお客様に対して最先端の製品やサービスを提供しています。
そんなオックスフォード・インストゥルメンツの技術を肌で感じ体験できるイベントが開催されました。その様子をレポートします。
イベントの概要
イベント開催情報
■開催日時 2024年8月22日
■開催場所 オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社本社(東京都品川区)
■参加者 理系大学院生
プログラム
9:30-10:00 会社紹介
10:00-10:30 オフィス、ラボツアー
10:45-11:30 ワークショップ1
11:30-12:30 昼食
12:30-13:45 ワークショップ2
13:30-14:15 ワークショップ3
14:30-15:00 社員交流1
15:10-15:40 社員交流2
15:50-16:30 クロージング
新しい技術を活用して、社会課題に貢献する
2023年に移転したばかりの新しいオフィスに全国各地から参加者が集まりました。
少ない人数で密により多くの社員と触れ合うことができるようにこのイベントは限定15名で開催しました。
はじめに、オックスフォード・インストゥルメンツの事業内容や技術力、そして一番大切にしている理念「ブレイクスルーを加速することで、世界の明るい未来を創造する」について説明がありました。
さらに、地球温暖化や少子高齢化など社会課題に対して、オックスフォード・インストゥルメンツの製品がいかに貢献できるかが語られ、その可能性に胸が高まりました。
新しい「シームレス」なオフィス
会社説明の後はオフィスとラボのツアーです。
2023年8月に移転したオフィスで、非常に明るく開放感がある印象です。
フリーアドレス制になっており、その日の気分で席を変えることができます。
デスクワークを行っている方、ディスカッションをしている方もいらっしゃいました。
時刻は10:00ごろ。フレックスタイム制を導入しているため、この時間から出勤してくる社員の姿もみられます。
普段のお仕事の様子をそのまま見ることができるので、実際に働くイメージが具体的に湧きます。
続いて、ガラス張りでオープンとなっているラボエリア。
移転前まで複数の拠点にラボがありましたが、移転を機に一か所に統合。
中の様子が外から見られて、気軽にコミュニケーションができる空間です。
実際にラボの中に入り、研究で使う身近な装置について学生さんから積極的に質問が挙がっていました。
装置の魅力に迫る 技術を生かして課題を解決
ここからは各グループにわかれて、製品説明とグループワークです。
社員であるアプリケーションスペシャリストに質問しながら、グループワークの前に発表された課題についてディスカッションし、原子間力顕微鏡や電子顕微鏡、共焦点顕微鏡の先端技術について学びました。
原子間力顕微鏡
まずは原子間力顕微鏡
原子間力顕微鏡とは微細な針「探針」を使って、物質の表面をごく微小なレベルで観察するための装置です。
これにより大気中はもちろん水の中でも、物質の表面の凸凹や物性情報を極小でスキャンすることができます。新製品が世界的に栄誉ある賞を受賞し、技術力の高さを感じることができました。
電子顕微鏡
電子顕微鏡とは電子線を使ってサンプルの表面をスキャンしてサンプルの凹凸を観察する顕微鏡です。
さらにX線検出器を装着することにより、その場所がどのような元素で構成されているかを調べることができます。オックスフォード・インストゥルメンツではX線検出器に強みがあり、今年度の米国顕微鏡学会において顕微鏡技術革新ベスト10に選出されています。
共焦点顕微鏡
共焦点顕微鏡とは光を使って、サンプルを部分ごとに観察できる顕微鏡です。
この情報を元にコンピューターが全体の3D画像を作ります。細胞の構造を詳しく知りたいときに、クリアに観察できることが特徴です。
従来の共焦点顕微鏡は、顕微鏡、カメラ、スキャナ、電源ユニット、コントローラー、励起レーザー、除振台といったさまざまなユニットで構成されています。
しかし、オックスフォード・インストゥルメンツのオールインワンタイプの小型共焦点顕微鏡は、場所を選ばない強みがあります。
各装置の詳しい情報はこちらをご覧ください。
このグループワークは少人数で行われました。
専攻も学校も異なるため最初は緊張している様子もありましたが、社員の温かい対応により、次第に打ち解けて、議論が盛り上がります。
自分では考えつかない視点に触れる機会となりました。
フランクな座談会で疑問解消
先輩社員との交流
グループにわかれて、若手社員とマネージャー職に就いている社員と交流をします。
マネージャーと座談会
マネージャーは学生からの質問に対し、業務の視点から丁寧に答えていました。
主な質問には、以下のようなものがありました。
「業務における英語の使用頻度はどれくらいなのか」
「新入社員研修はどのような流れで行われるのか」
「キャリアパスの仕組みはどのようになっているのか」
「社内のコミュニケーション活性化のために行っていることは」
これらの質問を通じて、学生たちはマネージャーの視点から、業務のリアルな一面を理解することができました。
若手社員と交流
「就職相談から人生相談までなんでもいいですよ」と和やかで時に笑いもあるような質問がしやすい雰囲気です。
実際に現場で活躍している若手社員に対して、参加者は積極的に以下のような質問をしていました。
「オックスフォード・インストゥルメンツに入社しようと思った理由」
「サービスエンジニアとプロセスエンジニアの具体的な仕事内容」
「出張はどれくらいの頻度であるのか」
「ワークライフバランスは実際どうなのか」
学生たちは将来この職場で働く姿を想像しながら、若手社員の声を聞いていました。
これまで以上に期待される若手の力
最後に、参加者全員が集合し、各グループの代表がグループワークでのディスカッション内容を発表しました。
クロージングでは、日本が中国を除くアジア地域を統括する新体制の説明がありました。
今後は、アジア、オーストラリア各国へ出張が増える予想がされ、若手社員にはこれまで以上に海外での活躍を期待されています。
また、今後の新卒採用スケジュールについても発表があり、大きな期待を胸にイベントを終えました。
オックスフォード・インストゥルメンツの魅力を十分に感じていただけたと思います。
最後に
参加者の声
オープンカンパニーに参加した学生さんたちからは、
「とても分かりやすく説明していただき、楽しく装置について学ぶことができました。 」
「フレンドリーな方が多く楽しい時間でした。詳細なお話が聞けて参考になりました。」
「質問しやすいような雰囲気を作っていただき、とても質問しやすく楽しかったです。」
「ご丁寧にご回答されていて聞きたいことが聞けたのでよかったです。自分の質問だけでなく他の方の質問も聞けたのでとても参考になりました。」
という感想が寄せられました。
次回のオープンカンパニーのお知らせ
今回のオープンカンパニーは、最先端技術に触れ、ビジョンを直接体感できる貴重な機会でした。
次回のオープンカンパニーは、2024年9月27日金曜日に開催予定です。
ただいま、参加者を募集中です。
▼詳しくはこちら
ぜひこの素敵なイベントに参加し、最先端の技術に触れてみませんか。
ご参加お待ちしております。