
理系女子のキャリアを追う! INPEXで働く入社2年目の貯留層エンジニア・堀さんに、仕事とプライベートを聞いてみました!
株式会社INPEXは、日本を代表する総合エネルギー開発企業です。石油・天然ガスの開発をはじめ、再生可能エネルギーや水素・CCUSにも注力し、エネルギーの安定供給と環境配慮を両立する取り組みを進めています。
そんなINPEXで、理系出身の女性エンジニアとして活躍を始めたのが、2024年入社の 堀茜さん。大学では資源工学を学び、現在は新潟事務所で貯留層エンジニアとして勤務しています。
今回は、堀さんに学生時代のことや、入社後の仕事・働き方についてお話を伺いました。
自己紹介をお願いします
みなさん、初めまして。
2024年に貯留層エンジニアとして入社いたしました、堀茜と申します。大学では資源工学を学んでおり、研究はEOR(Enhanced Oil Recovery)の1種である化学攻法のシミュレータ開発に取り組んでいました。
就職活動時、エネルギー企業の他に海運や商社など幅広く受けていましたが、エネルギーの安定供給を支える一人として働きたいと思い当社に就職することを決めました。
入社後は8か月間の研修を経て、(株)INPEX JAPAN 開発・生産本部 探鉱・開発ユニットという部署に配属となり、新潟オフィスで国内の油ガス田の管理業務に従事しています。
部署について教えてください
石油・ガス業界では、地下資源の探鉱・開発・生産を上流部門、製品の輸送・貯蔵・販売を中流・下流部門と呼びます。私の所属する探鉱・開発ユニットは、社内でも上流部門を担当する部署になります。
物探・測量・地質・貯留層エンジニアや鉱区業務を担当する社員が在籍しており、国内のガス・油生産量の最大化及び生産方針を最適化するため、各々のエンジニアが日々知恵を絞って業務に従事しています。
また、生産量や可採埋蔵量の最大化に加えて、低炭素化ソリューション事業も大きな業務の1つとして力を入れています。油・ガス田の開発では深度数千メートルにある地下資源を回収するために“井戸”を掘削します。
貯留層エンジニアは井戸のお医者さんのような立ち位置で、日々のデータをモニタリングして井戸の声を聞き、データ取得計画を立てて何が原因で井戸が弱ってしまっているかを特定し、病気持ちの井戸には何をしてあげれば良いかを考えます。
もちろん、次のアクションを策定する上ではビジネスとして成り立つかという経済性の評価も必要です。
仕事のやりがいを教えてください
石油開発事業にはオペレータプロジェクトとノンオペレータプロジェクトがありますが、国内事業は全てINPEXのオペレータプロジェクトであり、自分たちのアイデアを、スピード感を持って形にすることができる点が魅力です。
自分で計画したプロジェクトを達成し、増産したガスや油が誰かのもとに届き、生活の一助になっていると思うと、非常にやりがいの大きい仕事だなと感じます。

現場研修時

現場作業時
INPEXの好きなところはどんなところですか?
使命感を持ってお仕事されている方が多いところ、福利厚生が充実しているところです。
ここ最近、制度の面では単身赴任者への手当や子育て支援制度が拡充されています。業界として女性技術者が非常に少ないことは事実ですが、会社としては今の時代の働き方に応じた制度拡充を模索しているように感じます。
休日の過ごし方
私は単身赴任中で東京に家があるので、週末は東京に帰って夫と旅行に行ったり大学・高校時代の友達、会社の同期とご飯に出かけたりしています。
昨年は、会社の厚生活動の一環で釣りに行ったりもしました(厚生活動だと会社から補助金が出ます^ ^)。
新潟では仕事終わりに同僚とロッククライミングに行くことが多いです。

釣り部(厚生活動)

貯留層エンジニアの同期と旅行

他職種の同期と花火
ある1日のスケジュール
8:30 | 出社、スケジュールやメッセージの確認・対応 |
9:00 | 生産予測(シミュレーション業務) |
11:00 | 他職種のエンジニアと地上設備についてMTG |
13:00 | グループ内で予算取得会議の振り返り |
14:00 | 追加開発に関するMTG |
15:00 | 上司と1on1(面談) |
15:30 | シミュレーション結果を分析・資料作成 |
18:00 | 退勤 |
最後に、就活している、あるいは今後控えている理系女子学生に向けてメッセージをお願いします
みなさん、学業や就職活動など日々お疲れ様です。
就職活動は自分の今後の人生を俯瞰して考える良い機会だと思いますので、ぜひ前広に様々な可能性を考えてみてください。
私は自分のバックグラウンドと結果的に同じような職に就きましたが、必ずしもそうでなくて良いと感じています。
女性ならではの悩み・壁に当たることも多いと思いますが、たくさんの方のお話を聞いてみて、少しでもご自身にとって楽しいと思える道を選択できると良いなと思います。
何かのイベント等でお会いできることを楽しみにしています。








