【イベントレポート】理系出身女性国家公務員の仕事とキャリアを語るオンライン座談会 国税庁・国土交通省・防衛装備庁
2023年2月14日、国税庁・国土交通省・防衛装備庁で働く理系出身女性国家公務員の方をお招きして、理系女子大学生とオンラインで座談会を開催いたしました。
イベント概要
今回は、国税庁の入庁8年目(総合職(化学・生物・薬学))、国土交通省の入省5年目(総合職(工学))、防衛装備庁の入庁17年目(防衛省Ⅰ種(化学))の職員の方から、仕事内容や働き方などについてお話を伺った後、参加の学生の皆様からの質問に答えるフリートークを実施しました。
仕事内容
それぞれの職員の方から、以下のようなお話を伺うことができました。
<国税庁>
地方の国税局で、課税のための分析及び鑑定、市販されている酒類の成分分析などを実施しており、各地の酒蔵を回って、製造技術や品質管理技術の向上を支援しました。
<国土交通省>
航空機の安全基準、運航ルール、パイロットの養成など航空の安全に関わる仕事で必要となる予算をとりまとめたり、安全政策の企画立案を行っています。また、自動車の燃費基準の策定、外務省への出向といったキャリアも経験してきました。
<防衛装備庁>
防護マスクや防護服の研究を実施しています。新しい素材はどのようなものがあるか、防護として最適であるかなどを実際に実験しながら研究開発を行っています。外国との共同研究も実施しています。
働き方
国家公務員と聞くと残業が多く忙しいイメージを持たれる方もいると思います。また、女性として働く環境も気になるところです。
実際に働く環境についてお聞きしたところ、それぞれの省庁において繁忙期はあるようですが、繁忙期以外では残業時間も少なく、土日も休めるので、大学の研究の方が忙しかったという声もありました。現在では在宅勤務のための環境も整い、オンラインでの会議やテレワーク勤務を出勤と並行して行っている省庁も多く、働きやすい環境であることが分かりました。
参加者の声
参加者からは下記のような感想をいただきました。
ご参加いただいた学生の皆様、ご協力いただきました登壇者の皆様ありがとうございました。
「国家公務員の方の具体的な仕事内容について知る機会がなかったので大変興味深かった。」
「公務員関連のイベントに初めて参加したため、初めて知ることも多く、参加してとても良かったと思った。」
「今回のイベントに参加して、理系国家公務員は身近な生活に直結した仕事から国の制度に関わるような大きな規模の仕事に関わっていることを知った。大学の専門と仕事内容との関連がどの程度あるのか気になっていたが、全く一致していなくても、理系の研究等で培った考え方や処理能力が仕事に生かされているように感じた。」
RIKEJO CAFEでは、国家公務員に関するイベント情報や、記事を配信しています。ぜひそちらもチェックいただき、イベントにご参加ください。