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女性技官 CASE 2 研究開発系技官 (防衛装備庁採用)

 防衛装備庁は行政部門のほか、研究開発部門を有しており、防衛装備品の将来構想、研究開発、取得、維持・整備、廃棄といったライフサイクル全般に関わる業務を担っています。

 研究開発系の防衛技官は、陸・海・空の各自衛隊が使用する防衛装備品の研究開発の中核を担うことに加え、研究開発に係る行政業務への参画を通じて、技術的優越の確保等に貢献します。

 今回は、その研究開発系技官として働く女性技官のインタビューを紹介します!


職員のプロフィール

<所属>
防衛装備庁 艦艇装備研究所

<略歴>
工学部海洋科学技術研究科修了。初任研修を経て現所属に配属。業務内容は海上自衛隊の装備品に関する研究。


現在の業務内容を教えてください

 私の所属する研究室では、海中の音波伝搬を予測する技術の向上に取り組んでいます。海中では、大気中と比べて可視光や電波の減衰がはるかに大きいため、警戒・監視の手段としては主に音波が利用されています。そのため、我が国の四方を囲む広大な海を限られた人員・装備品で防衛するためには、海中音波伝搬予測技術は常に最先端である必要があります。


 普段の業務である装備品の研究開発事業には、多くの部署と協力して行う大規模なものと、個人若しくは研究室単位で実施するものがあります。大規模な研究開発事業では、庁内の関係部署や実際に装備品を扱う海上自衛隊の部隊と調整しながら、海上試験の事前準備として、試験計画の策定や試験器材の調達に関する調整などを行います。海上試験を行う際には、実際の試験海域に行き、試験全体のマネジメントなども行います。個人若しくは研究室単位で実施する研究開発事業では、日ごろ学会誌などから収集した情報をもとに、最新の技術を装備品の能力向上に活かすための検討として、研究室のメンバーと共にシミュレーションや水槽試験を実施しています。得られた研究成果については、庁内の技術資料として報告書にまとめるほか、学会などで発表することもあります。



国家公務員を目指した理由を教えてください

 大学院の修士課程・博士課程を通して水中音響の研究に取り組んできたなかで、研究職に就きたいと考え、国家公務員としての研究職の存在を知ったことがきっかけです。国家公務員試験は、特定の志望先は決めずに、研究職に就く選択肢を広げるために受験しました。


 防衛装備庁に興味を持った理由は、合格後の全省庁合同説明会において、防衛装備庁の業務説明を受け、他の研究機関では取り組めないであろう大規模な研究開発に携わることができる点に強く惹かれたためです。また、大学院在籍時に、新たな海洋環境問題に対して国際社会におけるわが国の取り組み方を検討するプロジェクトに参加した際に、行政的な視点を持ちながら研究者として国のために研究課題に取り組むことに面白さを感じたため、防衛技術の向上というひとつの目的のために研究と行政両方の業務に取り組むという点でも、防衛装備庁の業務が魅力的に感じました。


 自分が取り組んできた水中音響という研究分野自体が防衛技術に由来するものであることから、自然とソーナー技術などに興味を持っていたこともあり、それまでの研究で得た知識や経験を活かしてわが国の防衛技術の向上に貢献したいという気持ちに後押しされ、防衛装備庁を志望しました。


仕事の魅力・やりがいを教えてください

 わが国を取り巻く安全保障環境は目まぐるしく変化しており、特にテクノロジーの進化が安全保障のあり方を根本的に変えようとしています。日ごろのニュースなどでも、最新の技術を導入した他国の兵器を目にすることが多くなってきました。


 このような状況下において、防衛装備品の研究開発は未来のわが国の安全保障環境そのものを築くといえます。それが、防衛装備庁の研究職の仕事の最大のやりがいだと思います。より優れた装備品を創製するためには、最先端の技術シーズを部隊の運用ニーズに適うように取り入れる必要があります。そのため、常に世界の最先端の技術の動向に目を向け、自分の専門分野にとらわれず幅広く知識を吸収するように心がけています。この技術を応用すればあの装備品の能力が向上するのではないか、もしくはこれまで存在しなかった装備品の創製につながるのではないかと考えることは、この仕事をするなかで知的好奇心を刺激される楽しい瞬間です。


 もちろん、自分が思い描いた装備品を実現するためには、技術力のみならず、多くの関係者とコミュニケーションをとりながら研究開発を計画的に遂行する能力、そして事務作業能力も必要です。求められる能力は多様ですが、防衛装備庁は若手でも積極的に自分の意見を発言できる雰囲気であり、先輩職員も丁寧にフォローしてくれるので、これらの能力を着実に身につけながら成長してゆける職場です。

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「国家公務員」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか。 国家公務員の仕事は、医療や教育など暮らしに身近な分野から、国の財政運営・産業振興、外交・防衛まで、世の中のありとあらゆることと関わっています。 国家公務員の活躍のフィールドは幅広く、様々な専門性を生かせる場があります。子育てと両立しながら活躍するリケジョも多くいます。 「いま」を守り、「未来」をつくる。 自分、ではなく、みんなのために。 それが、国家公務員という生き方です。

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