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お互いの状況を理解しあえる働き方を目指し、 制度や仕組みを確立する

  • 平成18年
    • 総務省採用・統計研究所(外国統計編集係員として編集業務を担当)
  • 平成20年
    • 関東管区行政評価局(会計係員として会計業務を担当)
  • 平成22年
    • 行政評価局(政策評価官室係員として政策評価の推進業務を担当)
  • 平成23年
    • 行政評価局(評価監視官室係員として行政評価局調査を担当)
  • 平成25年
    • 行政評価局(評価監視調査官に昇任)
  • 平成25年
    • 人事・恩給局(給与第一係長として給与制度に関する業務を担当)
  • 平成26年
    • 人事・恩給局(能力意欲向上係長として成績不良者の改善措置を担当)
  • 平成28年
    • 第一子出産後 育児休業取得
  • 平成29年
    • 内閣官房内閣人事局(福利厚生係長として福利厚生制度に関する業務を担当)
  • 平成30年
    • 第二子出産後 育児休業取得
  • 平成31年
    • 内閣官房内閣人事局(調整第一・第二係長として超過勤務対策に関する業務を担当)

働き方を変えていく

 私は平成31年に内閣人事局に出向となり、現在は国家公務員の超過勤務対策に関する業務を担当しています。長時間労働の削減を目的に、まずは職員の皆さんが今どの程度の超過勤務をしているのかを正確に把握する。超過勤務縮減の取組をしてもなお超過してしまう勤務に対しては、適正に手当を支給するため、予算確保に向けた各省の取組を支援することなども担っています。これまで行われていた長時間労働、その実態を正しく知ることができなければ対策のしようもありません。各省庁と連携し、情報を集めることで今後の働き方を変えていくことができるのだと考えています。
さらに現在は「働き方改革」推進のツールとして、勤務時間管理のシステムを開発中です。内閣人事局だけでなく希望する省庁で使ってもらえるシステムにしていくため、これまで集められた情報や意見をもとに試行を実施しているところです。

 入省以来、各省庁と関わる業務が多かったこともあり、現在担当する内閣人事局の仕事でも各省庁に協力をお願いすることの大切さは身に染みています。調査や協力とは依頼される側にとっては負担に感じるもの。その負担感を少なくするため、依頼内容の全体像を広い視点で見て把握し、的確な情報とともに対応していくことを重視しています。日頃のやり取りから、省庁ごとの風土を知っておくことも必要ですね。このようなコミュニケーションから、オフィシャルな文書には現れない現場の「実は……」という本音が聞き出せたり、相談を持ちかけられたりすることも。頼りにされているという実感は、この調査や対策が今後もたらす効果への期待でもあると思うので、やりがいに感じられますね。

お互い状況を把握しあえる体制の確立

 現在のコロナ禍にあって、大きく変わったと感じるのは全省庁の担当者が集まる会議の形です。これまでは対面での会議のみでしたが、オンラインでの参加も選択できるようになったことで参加しやすくなったという声があがっています。オンライン会議に対する潜在的な需要があったということですね。
また令和2年春の緊急事態宣言後、私自身もテレワークとフレックスタイム制を併用した働き方を実施しています。朝7時から業務を開始して、午前中は仕事に集中。そして午後は早めに仕事を切り上げ、子供と過ごす時間に当てるようにしました。保育園の登園自粛要請が出されたときでも、この二つの制度のおかげで業務を継続することができたと感じています。在宅で仕事をしながら子供の対応を行うのは、現実問題として難しいものです。試行錯誤しながら、我が家に適したスタイルを見つけていきました。
これらの制度のもとでスムーズに業務を進めていくため、各省庁からの書類提出期限の時間を正午指定にしたり、問い合わせ対応は折返しでの返答を中心にしたりするなどの工夫もしています。勤務時間や環境に制限があるなかで、いかに効率的に業務を進めていくか。それには同僚や上司の協力は欠かせません。緊密にお互い状況を把握しあいながら、連携を取れる体制も確立してきました。

 私はこれまで2回の産休と育児休業を取得しています。どこの職場でも同僚や上司の理解があり、休暇を取りづらいと感じたことはないですね。同僚には同世代の先輩ママもたくさんいます。そこで子育てと仕事のやりくりについてアドバイスをもらう機会もあり、心構えもできたのだと思います。
我が家は夫も国家公務員なので、お互いの仕事の状況を理解し合っていたということも大きかったかもしれません。協力して当然という意識を共有し、どうしてもお互いに仕事を休めないときはベビーシッターや家事代行サービスなども活用しながら、効率的な分担を行うようにしています。
振り返ると、テレワークの体制がなかったら、仕事を継続できていなかったのではないかと思うこともあります。テレワークなら子供が寝たあと、すぐ仕事に戻ることができる。仕事に穴を開けることなく、子育てとの両立が可能になっています。

制度や仕組みをしっかりと利用できる職場

 仕事とプライベートを両立させることだけにとどまらず、その満足度を上げていくことも今後の目標としています。「私はやれるところまでやった」。自分でそう思えるよう、チャレンジを続けていきたいです。それには様々な制度や仕組みを利用することも必要だと思います。それらを上手く取り入れて、自分の仕事、生活それぞれを充実させていければいいですね。

 実は育児休業が終わったばかりの頃は、バランスが上手く取れずに仕事復帰が早かったのではないかと悩んだこともあります。しかし周りを見れば、子育て中の職員向けの研修が用意されていたり、同じような環境にある方々と交流したりする機会もあることを知りました。そこでたくさんの人と話をすることで、気づきや励ましをもらって、つらい気持ちから解放され、前向きに考えられたという経験もあります。
今度は私自身がそういった研修で、新米ママさんたちに経験を話す立場になりました。皆さんのヒントになることを伝え、協力できる環境を整えていきたいとも考えています。
私の経験上、これまで歩んできた職場の皆さんは理解がある方ばかりです。仕事と育児の両立を深刻に考えて、ネガティブになってしまう前に、周りの人に話をすることもできますし、研修や交流の機会もたくさん用意されています。ぜひアンテナを高くして、情報をキャッチしてくださいね。

内閣人事局Career Guide

内閣人事局Career Guide

「国家公務員」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか。 国家公務員の仕事は、医療や教育など暮らしに身近な分野から、国の財政運営・産業振興、外交・防衛まで、世の中のありとあらゆることと関わっています。 国家公務員の活躍のフィールドは幅広く、様々な専門性を生かせる場があります。子育てと両立しながら活躍するリケジョも多くいます。 「いま」を守り、「未来」をつくる。 自分、ではなく、みんなのために。 それが、国家公務員という生き方です。

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