香川県主催、「未来をつくるリケジョフェスタ inかがわ 2022」が2022年8月21日に開催されました。

このイベントは、香川県に住む女子中高生を対象に、理系の魅力を伝え、次世代を担う女性の科学技術人材を育成することを目的として開催されました。

RIKEJO CAFEでは、バーチャル上にブースを出展し、現役の理系大学生・大学院生によるオンライン進路相談会の実施や、ロールモデル交流会の進行役としてイベントのお手伝いをさせていただきました。

大盛況だったこのイベントの様子をレポートします。

イベント情報

今年のイベントはオンラインで開催されました。参加者は仮想空間（メタバース）の中でインターネットを通じて自由に移動できます。

また、チャット機能を利用して仮想空間上で他の人と交流したり、オンライン会議のように音声と映像でお話しすることもできます。インターネット上でありながら、まるでその場にいるような臨場感のあるイベントになりました。

イベント内容

10:00 仮想空間OPEN

開場と同時に参加者がぞくぞくと入場されてきました。

ロールモデルの交流会を前に、RIKEJO CAFEブースでは、先輩理系女子大学生・大学院生がオンラインで中高生からの進路相談に答えます。

「数学が苦手なのですが、勉強方法について教えてください」

「英語検定の資格は大学受験に有利になりますか」

「一人暮らしをする場合、いつ頃から住むところを探した方がよい」

「工学部と理学部のちがいは何ですか」

などのたくさんの質問が中高校生から出ました。回答する大学生・大学院生も過去の自分の記憶をたどりながら真剣に答えました。

13:00  ロールモデル交流会

いよいよイベントスタートです。

参加者はメイン会場にまず集まり、ロールモデルの各ブースに分かれて交流します。

約30分の交流会を3回ローテションしながら、さまざまな分野（生命科学系分野・通信系分野・建築系分野・工学系分野・医療系分野）のお話を、ロールモデルから聞くことができました。

ロールモデルとして、企業や大学で活躍されている女性研究者・技術者が理系の魅力や、仕事内容など幅広くお話しくださいました。　
交流会の中ではクイズコーナや質問コーナもあり、参加学生も一緒に楽しみながら学びました。
ここでは、RIKEJO CAFEも交流会の進行役としてお手伝いしました。

参加者の声

「正直文理選択を迷っていたけれど、やっぱり理系にしようと思えた。」

「まだ進路に迷っているのですが、様々なお話を聞けてとても参考になりました。今後もこういったイベントがあれば参加してみたいと感じました。ありがとうございました！」

「仮想空間で近未来の体験ができた。ロールモデルの話も楽しく参考になった。」

「バーチャル空間は初めてだったけど楽しかった。説明してくれる方が近くにいる感覚がして話しやすかった。」

「進路や将来についてとても悩んでしまい、不安でしたが、たくさんの先輩の話を聞いて前向きな気持ちになれました！先輩方も私と同じような気持ちだったんだと思うと安心出来ました。また、嫌いな勉強も一人で抱え込まずに今回のリケジョフェスタを思い出しながら頑張ってみようかなと思います！とても楽しかったです！参加してよかったです！ありがとうございました。」

まとめ

バーチャル空間を利用したイベントでしたが、まるでその場にいるような雰囲気でとても盛り上がりました。

参加した学生さんも、ロールモデルから直接お話を聞くことができ、今後の進路や将来へのヒントになったのではと思います。

今後、多くの学生さんが理系分野に興味をもっていただき、研究者や技術者となって活躍される日を楽しみにしています。