新しい働き方!女性エンジニアが語るコロナ禍で何が変わった? -1-
2020年4月、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための全国の緊急事態宣言が発令されました。この時期、多くの学生さんから働き方について質問を受けました。
今回は、日本精工(NSK)の工場や研究所に所属する女性エンジニア50名以上から得られた、「ナマ」で「イマ」のお話をNSKの女性エンジニア(倉本)が紹介します。
メーカーで在宅勤務はできるの?技術職で在宅勤務は可能なの?
Q.緊急事態宣言にともない、在宅勤務をしましたか?
倉本回答:在宅勤務しました。
私以外にも、多くのエンジニアが在宅勤務を実施しました。アンケートでは緊急事態宣言中の在宅勤務の状況は、週平均3.3日でした。私は週5日で在宅勤務をしていました。しなかった人は、仕事の内容から出社が必要だった人です。
2020年6月以降、緊急事態宣言が解除されていますが、NSKでは在宅勤務を継続中です。週平均2.7日ほど、自宅で仕事をしているという結果でした。私も週に2日ほど出社していますが、感染防止策を徹底しながら勤務しています。密を避けるため、各職場で人数のコントロールを行っており、出勤しても、職場で顔を合わせるメンバーは以前の半分くらいの人数です。
答え メーカーでも技術職でも在宅勤務は可能
在宅勤務になると仕事の内容が変わってしまうの?
Q. 在宅勤務中の仕事内容は以前と異なりましたか?具体的に何をしていましたか?
・出社勤務と仕事内容が変わらなかった。
・実験や調査をする仕事なので、データ整理や報告書作成をしていた。 など
エンジニアは仕事柄、仕事の大半はPCを使っています。出社しても在宅でも仕事内容が変わらない人が多かったとアンケート結果からわかりました。
例えば私は3DCADを使った設計や解析、プログラムを使った数値シミュレーションを仕事にしているので、在宅勤務になっても仕事の内容は変わりませんでした。
アンケートに回答してくれた同僚で、実験や調査など現物を扱う仕事の人は、出社時に集中してそれらの会社でしかできない仕事を行います。在宅勤務時にはデータ整理や報告書作成を行うといったメリハリのある働き方をしています。
答え 仕事の内容は変わらない。メリハリのつけ方は変わるひともいる。
今回はアンケート結果を元に働き方を紹介しました。
第2回では、働き方に対する生の声をお届けします。