日本科学未来館 理系女子大生が厳選した3つの展示

お台場にある日本科学未来館。

理系女子大生が厳選した3つの展示を紹介します!

その① インターネットの仕組みを実体験で学ぶ
「インターネット物理モデル」

私たちの生活には欠かせないインターネット。

メールの裏側で行われている伝達システムを白と黒の球を使って、体験することができます。

写真中央の装置を使い、メッセージを送ります。1文字送るには、白と黒の球を16個並べます。

最初の8個が宛先、残りの8個がメッセージを表現するための信号です。

この展示は日本科学未来館が開館した2001年からあるもので、2016年現在でも私たちの生活の基盤となる重要な技術を紹介しています。

大学で学ぶ知識を実際に視覚的に体験できるところがおすすめのポイントです!

また、定期的に行われるワークショップでは、参加者同士でメッセージを送りあうことができます。

普段の生活ではPCや携帯のワンクリックで簡単にメッセージを送ることが多いのですが、宛先には人がいるということを忘れないことが大切だと実感することができました。

その② あれ?平衡感覚が・・・不思議な体験ができる
「こちら、国際宇宙ステーション」

宇宙居住棟の模型の中に入り、宇宙での暮らしや研究成果を見ることができます。

中にはいって少しすると 何か違和感が。。。。

そう、この宇宙居住棟は宇宙での感覚を模擬体験できるように床をわざとナナメにしています。

普通の平らな床に立っているときとは違う不思議な感覚に陥ります。

宇宙での生活はこんな感じなのかな?

前回訪れた時には気が付かなかったのですが、展示物の側面には多くの方のサインがあります!ここに書かれているのは実際に宇宙飛行士の方が来館された際に書かれたものです。

 

宇宙好きの理系女子。ここにいるだけで、ワクワクした気持ちになれます。

まだまだ謎の多い宇宙。いつか地球外生命体に会えるといいな。

その③ 3つのゾーンで学び考える「100億人でサバイバル」

皆さんは、普段の生活の中で、危険(ハザード)について考えていますか?

私たちの周りには、地震、台風、などの自然災害から、事故のような科学技術の進歩によって発生するようになったものまでありとあらゆるハザードが潜んでいます。

この展示は2016年4月20日のリニューアルで誕生しました。

この展示から一人ひとりが災害や事故について考え、備えていくきっかけになってほしいという思いが込められています。

2011年の東日本大震災など近年大きな災害が起きました。実際私も、自分が生きていく人生の中で災害に直面するとは思っておらず、いつか起きるかもという地震の報道も、どこか他人事のように考えていました。
実際、私との同じように感じていた方も多いと思います。

今だからこそぜひ皆さんに見ていただきたい展示です。

また、この展示は3つのゾーンに分かれていているので、おすすめの周り方をご紹介します。

ゾーン1 100億人の命

実際に起こったハザードの状況をリアルに体験することができます。

目をそむけたくなってしまうかもしれませんが、身近にリスクがひそんでいることを忘れないことが大切だと感じました。

 

ソーン2    あなたの命が置かれている状況

災害について考える、と聞くと少し重苦しいイメージもありますよね。

ですが、この展示では様々な災害のリスクをボールで表現することによって小さいお子さんでも興味を持ちやすくつくられています。

地震・台風・感染症などはもともと地球上に存在するハザードです。

このハザードが人間と接点を持つことによってはじめて被害となります。

また、私たちから発生したもの(二酸化炭素など)や人間が作ったものによって新たなハザードが生み出されることもあります。

※台風の発生が早まったり、大噴火が起こったり、さまざまなからくりがこの展示物には仕掛けられています。

ぜひこの展示物では科学コミュニケーターの方にお声をかけてみてください

ハザードと私たちの人間社会がどのような関係になるのか、考えさせられる展示です。

 

ゾーン3 あなたの命を守るには

起こってしまったハザード。

経験から今後どのような取り組みができるか研究の成果を学ぶことができます。

この展示を見ながら「東日本大震災の時は、高校で授業を受けていたな…」とか、「地元では、こんな状況だったな」など、話しながら将来の災害対策考えてみてほしいと思います。

日本科学未来館に行ったら、ぜひやってほしいこと

日本科学未来館には、館内のいたるところに科学コミュニケーターの方やボランティアスタッフの方がいます。

展示物についての話や最近気になっていた科学の話など色々とお話ししてみてください。

展示物もただ眺めているだけと、お話を聞きながら見るのでは大きく異なります。

科学的な内容の理解はもちろんですが、その展示に込められたメッセージなどを深く知ることができます。

女性科学コミュニケーターさんへのインタビュー記事

 

パーソナルモビリティ「UNI-CUB (ユニカブ)」体験 

 

パーソナルモビリティ「UNI-CUB (ユニカブ)」とは、椅子のように座ってのる乗り物で、身体を傾けて体重移動することによって移動できます。

ロボットで使われている、バランス技術を使った電動の乗り物です。

最初は、自分の重心がどこにあるのか感覚がつかめず、意図しない方向へゆらゆらと進んでしまったりと苦戦しましたが、コツをつかむと快適です。

大学のキャンパス内をこれで移動できたらどんなに快適なキャンパスライフだろうか…と思ってしまいました。

そんな、未来もそう遠くもないかもしれません。

 

「UNI-CUB (ユニカブ)」に乗って館内をまわるツアーが行われているので、市場に出回っていない最新の乗り物をぜひ体験してみてください。

まとめ

まだまだ紹介したい展示や企画展など魅力的なコンテンツの多い日本科学未来館

ぜひ訪れてみてください!

展示物や企画展は定期的にかわるので こちらのSNSもチェック必須です

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Instagram miraikan

 

日本科学未来館

■開館時間

10:00~17:00 (※入場券の購入は閉館30分前まで)

■休館日

火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)

※夏・春・冬休み、ゴールデンウィーク期間等は火曜日も開館する場合があります

■入館料

大人 620円 18歳以下  210円

※6歳以下の未就学児は無料
※土曜日は18歳以下無料(企画展等を除く)
※障がい者手帳所持者は本人および付き添いの方お一人まで無料
※企画展等は別料金の場合があります

■アクセス

東京都江東区青海2-3-6

 

新交通ゆりかもめ 「船の科学館駅」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分

東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分

 

 

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