【イベントレポート】社会を支える化学の力 三菱ケミカルの魅力に迫る一日
2024年12月23日、三菱ケミカル東海事業所(三重県四日市市)で26卒の理系大学院生向けのイベントが開催されました。全国から集まった学生さんたちは、企業説明やショールーム見学、事業所内ツアー、先輩社員との座談会を通じて、化学業界の魅力や三菱ケミカルの事業への理解を深めました。当日の様子をお伝えいたします。
イベント概要
■開催日時
2024年12月23日(月)13:00~17:00
■開催場所
三菱ケミカル 東海事業所(三重県四日市市)
■参加者
研究開発職志望の2026年卒業予定理系大学院生
■内容
会社説明
KAITEKI SQUARE Yokkaichi (ショールーム)見学
バスにて事業所内見学
先輩社員紹介
先輩社員との座談会
三重県四日市市について
今回のイベントが開催された四日市市は、三重県北部に位置し、東海、北陸、近畿の3つの経済圏を結ぶ重要な拠点として発展している都市です。名古屋から急行電車で約40分という交通の利便性に加え、隣接する桑名市には大型遊園地やアウトレットモールなどの施設があり、快適な生活環境が整っています。
四日市市の大きな特徴の一つは、日本有数の臨海工業地帯である「四日市コンビナート」が立地している点です。このコンビナートでは、石油化学やエネルギー関連の企業が集積しており、国内外の産業に貢献する重要な経済基盤となっています。また、効率的な物流を支える港湾施設を備えており、地域経済の発展において欠かせない役割を果たしています。
三菱ケミカルの事業と環境への取り組み
イベントは三菱ケミカルの事業概要と東海事業所の役割についての説明から始まりました。
三菱ケミカル東海事業所は、約200万平方メートルという広大な敷地を有し、塩浜地区、川尻地区、大治田地区の3つのエリアで構成されています。1952年に日本初の石油化学コンビナートとして設立され、石油化学や機能商品の製造を通じて、社会や産業を支える役割を担っています。
特に印象的だったのは、環境と安全に配慮した製造プロセスの取り組みや、私たちの生活に密接する製品群の紹介です。学生さんたちは熱心にメモを取りながら説明を聞き、三菱ケミカルの事業の大きさとその重要性に感銘を受けた様子でした。
▼東海事業所について詳しくはこちら
三菱ケミカル 東海事業所(塩浜地区・川尻地区・大治田地区)
KAITEKI SQUARE Yokkaichi(ショールーム)見学
続いて訪れたのは、三菱ケミカルのショールーム「KAITEKI SQUARE Yokkaichi」です。
このショールームは、東京のパレスビル、横浜、そしてここ四日市の3拠点に設置されており、それぞれ展示内容に特色があります。四日市のショールームでは、主に三重で開発・製造された製品や、環境に配慮した製品、自動車関連の技術が展示されています。
学生さんたちは、日常生活で目にするペットボトルや包装材、自動車部品などが高度な化学技術に支えられていることを知り、技術力に驚きを隠せない様子でした。
三菱ケミカルではデジタルショールームを公開しております。今回のイベントにご参加ができなかった方は、ぜひデジタルショールームをご覧ください。
▼デジタルショールームはこちら
三菱ケミカル「KAITEKI SQUARE」のデジタルショールーム
※KAITEKI SQUARE Yokkaichiとデジタルショールームでは一部展示内容が異なります。
広大なスケールに圧倒された事業所内見学
ショールーム見学の後、バスで事業所の見学が行われました。
広大な敷地内には、 多くのプラントや研究施設が立ち並び、そのスケール感に学生さんたちは、圧倒されていました。
バス車内での社員による説明では、各施設が担う役割やプロセスについて詳しく紹介され、学生たちは興味深そうに耳を傾けていました。「想像以上の規模に驚いた」と感想を述べる学生さんもおり、事業所の規模を体感できる貴重な経験となったようです。
先輩社員のキャリアストーリー
事業所内見学の後には、現場で活躍する先輩社員によるキャリア紹介が行われました。それぞれの社員が、自身の経歴や現在の業務内容、キャリアパスについて具体的なエピソードを交えて語ってくださいました。
社会人博士課程に在籍しながら材料開発に取り組む社員の話からは、自己成長を支援する環境が整っていることが伝わってきました。また、管理職として現場を指揮する社員からは、チームをまとめるリーダーシップの重要性が共有されました。育児と研究を両立する社員の体験談には、多くの学生さんが共感し、熱心に耳を傾けていました。
こうした多様なキャリア事例を通じて、学生さんたちは自分の将来像をより具体的に描くことができたようです。
S.Sさん(2021年入社)
材料開発チームから基盤技術の開発チームへ異動、現在は社会人博士課程に在籍中。
A.Yさん(2007年入社)
エポキシ樹脂の研究開発を担当し、現在は管理職としてチームをけん引。
T.Mさん(2009年入社)
子育てをしながら、機能性樹脂チームでお客様のニーズに応える性能を実現するための研究に従事。
少人数制座談会で深まる理解
最後のプログラムとして行われた少人数制の座談会では、学生さんたちが先輩社員と直接対話し、具体的な疑問を解消する機会が設けられました。
フレックスタイム制度や育児支援制度の活用事例、海外勤務の可能性など、多岐にわたる質問が寄せられました。それに対し、先輩社員たちは自身の経験を交えながら丁寧に回答。三菱ケミカルの企業文化や働き方について、学生さんたちの理解がさらに深まる時間となりました。
参加者の声
イベントに参加した学生さんたちからは、
「実際に開発し、世の中に提供している製品に触れ、社員の方々がどれだけの熱量をもってものづくりに携わっているのかを知ることができた」
「座談会では、様々な年次の方が何を感じながら、何を意識しているかを学ぶことができた」
「見学を通じて、想像以上に多様な分野で化学製品が活用されていることを実感した」
「座談会では、ベテランの方からもお話を伺うことができ、管理職になった後の業務も含め、仕事への解像度を高めることができた 」
という感想が寄せられました。
今回のイベントは、参加者は三菱ケミカルの事業内容や働き方、キャリアパスについて深く知ることができる機会となりました。特に、私たちの生活を支える幅広い製品を開発・製造しており、また個人の成長を支援する環境が整っている点が印象的でした。
化学業界に興味を持つ学生さんたちにとって、このイベントは今後の進路を考える上で非常に有益な経験となったことと思います。
2025年3月には、同じく三重県四日市市で理系大学1・2年女子学生向けのイベントが予定されています。このイベントは、実際の職場を見学したり、先輩社員と直接対話をしたりすることができる貴重な機会です。ご参加お待ちしております。