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INPEXで働くプロジェクトエンジニアの太田さんにインタビュー! INPEXでの電気エンジニアとしてのキャリアやアブダビ駐在について聞いてみました!

INPEXは世界中で資源の探索、開発・生産を行っている日本最大規模のエネルギー開発企業です。また、今後の再生可能エネルギー需要に応えるために地熱発電や洋上風力発電といった再生可能エネルギー事業にも参入しています。

エネルギーの安定供給や2050年のネットゼロカーボン社会を実現するために、INPEXでは性別を問わず、さまざまな専攻やバックグラウンドを持つ社員が活躍しています。
 
 
今回は、INPEXで施設エンジニアとして働く太田さんにインタビューしました!


自己紹介をお願いいたします。


みなさま、初めまして。

現在、アブダビ国営石油会社のADNOC Offshoreに出向している太田 成美と申します。2015年に施設エンジニア(専門:電気)として入社しました。
 
入社後は、研修を経て国内事業本部施設ユニットに配属となり、電気エンジニアとして主に長岡鉱場越路原プラントの増強工事や、メタネーション・液炭事業のフィージビリティスタディに携わりました。
 
その後アブダビ事業本部技術ユニットへ異動し、プロジェクトエンジニアとして、アブダビ海上油田である上部及び下部ザクム油田(世界有数の超巨大油田)で進行しているプロジェクトのサポートを本社から行いました。
 
2021年よりアブダビに駐在し、ADNOC OffshoreのProjects (LZ) Divisionにて、これまで3つのプロジェクトのFEEDに携わりました。
現在はそのうちの1つ、LZ LTDP-1 (Lower Zakum Long Term Development Plan Phase-1) という人工島を用いた増産計画のEPC入札業務をメインに担当しています。
 
入札図書の作成、入札業者から来る膨大な量の質問に対する回答の準備、入札業者による現場見学のアレンジ(既存の設備に新規設備を接続するので、既設の状況を現場で確認)、入札業者とのミーティングを通しての入札準備状況の把握や懸念事項の議論・解決などを、約30人のプロジェクトマネジメントチームで協力しながら行っています。
 
​​​​プロジェクトマネジメントチームの他にも、Procurement、Drilling、Field Development(Reservoir Engineerがいる部署)、Logistics、Legal、Contract、HSE、QA/QC、Cost Estimation Teamなど多くの部署・人と関わりながら、この大型プロジェクトを進めています。


太田様写真

Qasr Al Watan/Presidential Palaceにて


やりがいを実感した出来事・瞬間を教えてください。


10年近くINPEXに勤めているためやりがいを実感した出来事はいくつもありますが、直近だと、ADNOC OffshoreのCEOより、LZ LTDP-1 Projectに貢献したとしてCertificate of Appreciationを貰ったことです。
 
プロジェクトの規模が大きいこともあり、次から次へと対処しなければいけない事柄が出てきます。また、社内だけでも多くの人がいますが、更にFEEDコントラクターや株主といった社外の方々もいるため、様々な意見や要望が出てきます。

タイトなスケジュールの中、そういったものを上手く纏めながらプロジェクトを進めるのはとても大変です。
だからこそ、プロジェクトへの貢献が認められてCEOから感謝状を貰った時は嬉しく思いましたし、FEEDがほぼ予定通りに完了した際には、達成感が得られると共にほっとしました。


INPEXの好きなところはどんなところですか?


自分のやりたいことができるところです。

私は大学で電気子工学を専攻しており、入社してから数年は電気エンジニアとして働いていました。その後、仕事をしていく中でプロジェクトエンジニアの存在を知り、面白そうだなと思い、現在はプロジェクトエンジニアとしてプロジェクトに携わっています。
 
プロジェクトエンジニアは、プロジェクトを進めるためにどんなこともやります。また、資材調達、契約、Disciplineエンジニア等、色々な部署・人と関わりながら仕事をするので、その点にも魅力を感じました。
 
自分の専門分野を極めることもできますし、他にやってみたいことがあれば、それに挑戦できる環境があるところがINPEXのいいところだと思います。


海外出張のエピソードを教えてください。


一番印象に残っている海外出張は、入社3年目にIchthys Onshore Facilityの電気設備のCommissioning Supportとして、オーストラリアのDarwinに3カ月間出張した時のことです。
 
私は当時国内の現場で働いており、仕事を任されることも増え、自信もついてきていました。そのような中、サポート要員として派遣されたにも関わらず、現場経験が少ないためLead Engineerに付いて回るように言われた悔しい気持ちと、3カ月しかない中で自分はプロジェクトの何に貢献できるのだろうかという気持ちからとても焦りました。
 
そこで認めてもらうために、国内の現場で行っていたように試運転の下準備をしっかりと行い、コントラクター・ベンダーに追従するのではなく、疑問に思ったことは納得できるまで確認するようにしました。そうしたことを繰り返しているうちに、遂に1人で設備の試験に立ち会ってくるように言われ、とても嬉しく思ったことを今でも覚えています。


仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?


仕事はチームワークであり自分ひとりではできないので、「自分だったらこういった対応をしてもらえたら嬉しいな」や、逆に「こういう仕事の振られ方は嫌だったので、自分はやらないでおこう」というように、相手の立場になって考え行動することを心掛けています。


ある1日のスケジュール

7:00

出社、一日のスケジュール確認

7:15

INPEXアブダビ事務所とのミーティング

9:00

コントラクターとのミーティング(会議の合間にメール返信)

12:00

ランチ

13:00

コントラクターとのミーティング

15:00

MOM作成、アクションアイテムの確認・フォローアップ

17:30

退社


アブダビでの生活について教えてください。


アブダビは治安がよくて生活の利便性も高く、住みやすいところだと思います。
 
UAEはその人口の多くが海外から、特にインドやパキスタン、エジプトなどUAE近隣の国から来た人が占めるので、中東料理やインド料理のお店がたくさんあります。
仕事終わりや休日に新しいお店を開拓して楽しむと同時に、日本に帰国してもそれらの料理が再現できるように練習しています。
 
また、アブダビといったら砂漠を思い浮かべる方が多いと思います。
アブダビ市内は高層ビルが林立していますが、車で1-2時間行くと砂漠が現れます。
季節のよいときに砂漠キャンプへ何度か行きましたが、都会の喧騒から離れ、砂漠で過ごす一夜は最高でした。


サンセット

砂漠キャンプ  サンセット

ラクダ

砂漠キャンプ  放牧されたラクダに遭遇


最後に、就活している、あるいは今後控えている理系女子学生に向けてメッセージをお願いします。


就活の時ほど企業をよく見られる・知れる機会はないので、時間の許す限り様々な会社を見てみるとよいと思います。
 
また、自分の知らない世界、選択肢になかった業界もあると思いますので、同じく就活をしているご友人などとも情報交換をしながら、みなさまに合った企業を見つけていただければと思います。

株式会社INPEX

株式会社INPEX

INPEXは世界をフィールドとする日本のリーディングエネルギーカンパニーです。 2050年ネットゼロカーボン社会の実現に向けて、石油・天然ガスの開発・安定供給の責任を果たしつつ、再生可能/新エネルギーの開発に積極的に取り組んでいます。 エネルギーの未来に応えるため、地球スケールの挑戦を続けています。

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