国内シェアNo.1のベアリングメーカー、NSKが理系女子向けにリコチャレイベントを開催!
NSK(日本精工株式会社)は、自動車、ロボット、産業機械などの心臓部であるベアリングを生産する世界的企業です。国内シェアNo.1、世界シェアNo.3を誇るNSKの技術力は、さまざまな産業を支えています。
そんなNSKが2024年8月、理系女子学生を対象にしたリコチャレイベントを東京都品川区の本社で開催しました。参加者が将来のキャリアに役立つ知識や技術を体験できるこの場は、未来のエンジニアたちにとって貴重な一日となりました。
今回はそのイベントの模様をお伝えします。
イベントの概要
イベント開催情報
■開催日時 2024年8月30日 10:00~16:00
■開催場所 日本精工株式会社 本社 (東京都品川区)
■参加者 女子高校生、高専生、大学生、大学院生
プログラム
1. マーブルマシン説明
2. マーブルマシンのコース設計(図面作成)
3. 3Dスキャナ・&プリンタ体験
4. マーブルマシン組立
5. 作品発表会
NSKの技術力を学ぶ
当日はあいにくの雨。しかし、会場には意欲に満ちた学生さんたちが集まりました。
緊張した面持ちで、NSKの社員による会社紹介と社員紹介に熱心に耳を傾けます。
「NSKは、摩擦を減らす重要な部品、ベアリングを作っています。」
「国内シェアNo.1、世界シェアNo.3を誇り、さまざまな産業を支える製品を提供しています。」
その言葉に、目を輝かせます。
未知の製品を知ることで、学生さんたちの将来に対する視野が広がっていくのが感じられました。
社員との距離が縮まる瞬間
社員紹介では、NSKのエンジニアたちが親しみやすい笑顔で、「理系の進路を選択した理由」や「学生時代のアルバイト」、「最近ハマっていること」など、自分たちの話を語ります。
身近な話題で少しずつ緊張も解け、会場全体が温かい雰囲気に包まれていきました。
マーブルマシンとは
次はいよいよ、マーブルマシン作り。
マーブルマシンとはビー玉サイズの金属ボールが複雑なコースを転がり続ける装置です。
デジタルファブリケーション協会の協力のもと、本イベント用に特別に作成した木製のキットを使って作業を進めます。
こちらの動画のNSKが作ったマーブルマシンは話題となり、再生回数はなんと4,356万回(2024年9月時点)にも達しています。
設計に挑戦!
まずは、図面を作成します 。図面は上から見たときのコースの形が書いてある図(上面図)と横から見たときの高さが書いてある図(正面図)の2種類を作成します。
渡された真っ白の図面に最初は戸惑う学生さんでしたが、NSKの社員さんからのアドバイスを受けて徐々にペンを進めていきます。
「まずこれでやってみて、うまくいかなかったら別の方法も考えられるよね!」
「おっ!いいね!」
温かい励ましを受け、学生さんたちは時間内に自分でイメージしたオリジナルのコースの図面を書き上げました。
3Dプリンタ体験も!
技術の進歩により、3Dで設計した製品を3Dプリンタで出力して試作品を作ることが可能になりました。
今回は、 マーブルマシン作りの合間に、3Dスキャンと3Dプリンタの技術も体験しました。
学生さんたち自身がスキャンされ、そのモデルが3Dプリンタで出力される様子を目の当たりにし、驚きの声があがりました。
組み立ての最終段階
休憩をはさみ、いよいよマーブルマシンの組み立てへ。
ペンチやニッパーを使ってパーツを切ったり曲げたりして組み立てる作業に挑む学生さんたちの表情は真剣そのもの。
社員が一対一でサポートし、女性エンジニアたちのホスピタリティが光る瞬間でした。
「できた!」という声が会場に響き渡ると同時に、拍手が湧き起こり、その瞬間、まるでスポーツの試合を観戦しているかのような一体感が生まれました。
作品発表
最後は、自作のマーブルマシンを発表。それぞれの工夫やデザインに込めた思いを共有し、互いの成果を称え合う場となりました。NSKの社員からは各作品に対してエンジニア目線のフィードバックがあり、作っただけで終わらないワークショップでした。
参加者の声
参加者アンケートによると、87.5%が「とても良かった」、12.5%が「良かった」と回答。
全員が満足度の高い体験を得たことがわかりました。
「自分で設計して組み立てるのは楽しいです!」と語る学生さんの目は輝き、他の学生さんも制作したマーブルマシンを見て「ずっと見ていられます」と、充実感に満ちた笑顔を見せていました。
まとめ
今回のイベントを通じて、学生さんたちはものづくりの楽しさや技術の奥深さを実感したと思います。将来の進路選択に向けて大きなヒントを得た貴重な一日となったことは間違いありません。
RIKEJO CAFEでは今後もNSKのイベント情報や記事を配信していく予定です。
ぜひチェックしてみてください!