NHK 魔改造の夜 出場社員インタビュー Vol.2
コンチネンタル・ジャパンは「NHK 魔改造の夜」に外資系企業として初出場しました。
2023年12月28日の放送回「カメレオンちゃんダーツ」に挑んだチームのリーダー、そして新卒4年目で魔改造に挑戦した社員にインタビューを行いました。
Tetsuya M.
2018年にコンチネンタルに中途入社。Autonomous Mobility (ADAS) 事業部にて、運転支援システムに必要なレーダー開発プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務める。現在はTest & Validationチームに異動し、システムテストエンジニアとして勤務。
Tomohiro H.
2020年にコンチネンタルに新卒入社。Autonomous Mobility (ADAS) 事業部にて、ソフトウェアテストエンジニアとして、ADAS製品のソフトウェアのテストやテストに使用する環境やツールの開発を担当。
Q: なぜ、今回魔改造の夜に参加しましたか?
Tetsuya M.
実は最初は乗り気ではなく…魔改造の夜」参加の発起人からの強いラブコールを断り切れませんでした(笑)最終的には、エンジニアリングの経験がない自分が「魔改造の夜」を通じ、エンジニアリングを体験できる良い機会だと思い参加を決めました。また、「魔改造の夜」に参加することで、コンチネンタルをより多くの人に知ってもらう機会になり、就職先の候補として興味をもってもらえればと思ったことも理由の一つです。
Tomohiro H.
私の場合、普段の業務から、テストに使用するツールのハードウェアとソフトウェア設計をしているので、ソフトウェアだけではなくハードウェアの面からも協力できると思い参加しました。また、学生時代に人力飛行機を製作していたのですが、自分の代ではいい結果を残すことができなかったので、「ものづくりへのリベンジ」という意味でも参加を決めました。
Q: 初めてお題を聞いた時、どう思いましたか?
Tetsuya M.
過去の放送から、ぶっ飛んだお題が来ることは覚悟していました。過去の傾向から、自立歩行する可愛い動物のおもちゃかなと予想していましたが、見事にその予想は裏切られました。「え、これで一体何をしろと?」と、一瞬考えましたが、すぐに考えるのを諦めました(笑)ライバルを聞いた時も、どちらも仕上がったモンスターを出してくるだろうなと少しの不安がありました。一方で、ネームバリューを持つ組織と切磋琢磨できる機会をいただき、これで勝ば「コンチネンタル…?どんな企業かあまり知らないけどスゴイかも!」という視聴者からの声も出るのではと思い気合が入りました。
Tomohiro H.
初めにお題を聞いた時には、私も、何を言っているのか理解するのに時間がかかりました。「え?どういうこと?」と、仲間と言い合った記憶があります。ライバルを聞いた後も、ライバルを意識しつつ、コンチネンタルが勝つためにどのようなアプローチをしようかと、仲間とたくさん悩みました。
Q: 本番までの間で、チームとして又は個人として最も大きな挑戦は何でしたか?
Tetsuya M.
コンチネンタルには、国籍、文化、経歴、年齢、性別など、様々なバックグラウンドを持つ人が集まっています。そのような多様性ある(それでいて大抵“濃い”キャラクターの)エンジニアたちを短期間でまとめることが個人的な挑戦でした。チームとしても、言いたいことが言えるコンチネンタルの文化の中で、様々なアイデアが出てくるのですが、限られた期間で取捨選択をし魔改造を最終形態まで持って行かないといけない焦りがあったと思います。
Tomohiro H.
個人としての最も大きな挑戦は、発射機構と電飾の設計と実装でした。短い開発期間の中、電動の発射トリガーを本番でも確実に引けるようにするために何度も試行錯誤を繰り返しました。また、コンチネンタルのラボから本番会場への輸送に耐えられる機構や、 バグのないプログラムを実装する必要があったのも、大きな挑戦でした。(Tomohiroの技術的な挑戦の裏側はこちら:https://cnentalpfp.net/chameleon-top)
Q: 本番で印象的だったことを教えてください。
Tetsuya M.
自分は、本番でリーダーとして常に最前列に並んでいましたが、後ろに立っている皆さんが頼もしく、安心感がありました。特に、第一試技で結果が良くなかったため、第二試技前に調整するかどうか判断が分かれるところ。チームの皆さんの言葉をそのまま受け入れ「何もしない」(現場で何か調整するよりも、今までのセッティングを信じる)ことを迷いなく選択できたことが印象に残っています。
Tomohiro H.
自分の実装した部品がちゃんと動いたことも嬉しかったですが、やはり、最後の一投です。自分でも、ここまでドラマチックな結果になるとは思いませんでした。また、ライバルたちの魔改造されたカメレオンちゃんの命中精度の高さや、個性的な機構もそれぞれ印象的でした。
Q: 魔改造への参加を経て、現在の仕事に生きているものはありますか?
Tetsuya M.
実は、「魔改造の夜」の後、プロジェクトマネージャーの職からテストチームへの異動希望を出しました。これまで、エンジニアリングの経験が皆無な中、プロジェクトマネージャーとして日々開発業務に携わっていました。自分の職務上、エンジニアからの開発状況報告など、表面的な情報を元に要所で判断をしてチームを率いてきましたが、年々「これで本当に良いのだろうか?」という迷いもありました。今回、「魔改造の夜」に参加して、プロジェクトマネージャーである自分には見えないエンジニアたちの日々の苦労「開発の裏にあるモノ」を垣間見ることができました。そこで、テストチームに異動し、この「開発の裏にあるモノ」をより理解したいと思うようになりました。エンジニアからも組織からも求められる”プロジェクトマネージャー”の新しい理想像に「魔改造の夜」を通して気づけたと思います。
Tomohiro H.
今まで一緒に仕事をしなかった人との関わりができたことが大きかったです。私はコロナ禍の2020年に新卒でコンチネンタルに入社したということもあり、同じ部署内でも面識のない人がたくさんいました。今回「魔改造の夜」への参加を経て、仕事で悩んだ時にも相談できる人が増えたことがとても大きな収穫でした。また、課題をどのように解釈して実装していくか、テストの意味や効率的な実装方法など、普段の業務にも生きる考え方を「魔改造の夜」を通じて養えたと思います。
Q: 最後に、読者にコメントをお願いします!
Tetsuya M.
「風通し」や「若くても活躍できる」と謳う企業がありますが、コンチネンタルはそれらの企業と比較にならないくらい、年齢、性別、国籍に関係なく活躍できる会社です。今回のように、新しいことへ参加する、挑戦する機会も豊富にありますので、是非、一緒に働きましょう!
Tomohiro H.
「魔改造の夜」では、私のような新卒で入社した社員から、様々な会社で経験を積んだベテラン社員まで、様々なメンバーが集まっていました。これは普段の仕事でも同じで、コンチネンタルでは、様々なバックグラウンドの人と一緒に仕事ができる会社です。自分の考えや意見も、互いに尊重しながら成長できる環境ですので、技術以外の面でも学ぶことができると思います!