
「命を守る技術」に挑む。グローバル×日本的な働きやすさが魅力のオートリブとは?
自動車の安全性能がますます注目される今、その最前線で技術を磨きながら命を守る仕事に挑む会社があります。それが、世界シェア45%を誇る自動車安全部品メーカー「オートリブ」です。
外資系企業でありながら、日本的な働きやすさも兼ね備えた“ハイブリッド”な環境で、多くの理系出身者がやりがいを持って働いています。
この記事では、女性エンジニアのリアルな声を交えながら、オートリブという会社の魅力をご紹介します。
技術と社会貢献がつながる仕事
オートリブはスウェーデンに本社を構え、世界25か国に65の拠点を展開するグローバル企業です。主力製品はエアバッグ、シートベルト、ステアリングホイールの3つで、それらを開発から製造、販売まで一貫して手がけています。
オートリブが掲げるビジョンは“Saving More Lives”──より多くの命を守ること。この言葉通り、交通事故による死亡者を1人でも多く減らすことが全社員の使命であり、従業員一人ひとりがその想いを胸に仕事に取り組んでいます。
働く環境と拠点紹介
オートリブは日本国内に複数の拠点を展開しており、なかでも中心となるのが「ジャパンテクニカルセンターつくば(JTT)」です。
ジャパンテクニカルセンターつくば(茨城県つくば市)
つくばエクスプレス「つくば駅」から徒歩3分とアクセスも良好。エアバッグ、シートベルト、ステアリングホイールの開発・設計を行う、オートリブアジア(日本)の重要拠点です。
オフィスは一部フリーアドレス制で、業務や気分に応じて好きな場所で仕事ができるなど、働きやすい環境が整っています。
筑波事業所(茨城県かすみがうら市)
JTTから車で約30分の場所に位置し、エアバッグやシートベルトの生産工場に加え、衝突試験や評価設備などの実験施設が備わっています。設計エンジニアはプロジェクトの状況に応じてこの拠点にも足を運び、評価試験などを行っています。
その他の拠点
• 愛知県:エアバッグ、ステアリングホイールの生産工場
• 広島県:エアバッグの生産工場
• 横浜・名古屋・広島:主要自動車メーカーとの連携を支える営業所
全国各地に機能的に拠点が配置されており、各地の自動車メーカーに迅速に対応できる体制が整っています。
また、JTTをはじめとする主要拠点では、海外拠点との連携も活発。製品開発業務はグローバルで同時並行的に進行しており、世界基準の技術に触れながら働くことができます。
女性が長く安心して働ける職場環境
外資系企業と聞くと「ドライな職場環境」を想像するかもしれませんが、オートリブは違います。
育児や介護との両立を支援する制度が整っており、実際に女性社員がマネージャーやリーダーとして活躍しています。出産後に復帰する社員も多く、男性の育休取得率も70%以上と非常に高い水準です。
保育園の送り迎えに合わせて勤務時間を調整する男性社員も多く、「家族を大切にしながら長く働ける環境づくり」を目指しています。
また、借り上げ社宅制度も人気の制度のひとつ。会社規定に基づき月1万~1万5000円程度の自己負担で、新生活を始める学生にも安心のサポートです。
エンジニア富山(仮名)さんのリアルな声
「エアバッグって、かっこいい。」命を守るモノづくりに挑む、女性エンジニアの働き方とは?
「普段は見えないけれど、いざというときに命を守る。そんな製品をつくるって、かっこよくないですか?」
そう語るのは、エンジニアの富山(仮名)さん。機械工学を学び、2013年に新卒入社して以来、エアバッグの設計に携わっています。
設計職の仕事とやりがい──「図面から製品ができる」感動
富山(仮名) さんが携わっているのは、エアバッグの設計。自動車に搭載される重要な安全部品です。
「設計職の魅力は、自分で考えたことを図面に起こして、それが実際に製品として形になるところ。試作や評価試験にも立ち会うので、製品が命を守る瞬間を想像しながら仕事ができます」
海外とのやり取りも多く、国をまたいだ議論や共同開発も日常的。学生時代には経験できなかったスケール感で、モノづくりに向き合う毎日です。
「やっぱり、設計が好き」──ライフイベントとキャリアの選択
結婚を機に、富山(仮名) さんは愛知県の事業所へ異動。エアバッグの部品に関わる技術部門で働きながら、開発・設計業務からは一度離れました。
「でも、やっぱり設計がやりたいという気持ちが強くて。上司からの提案もあり、自動車メーカーへの出向を経て、希望していた筑波の設計チームに戻ることができました」
希望を伝えれば柔軟に対応してくれる風土がある。それはオートリブの大きな魅力です。
「異動先が見つからなければ、正直辞めようと思っていました。でも、快く受け入れてもらえた。“やりたいこと”に正直でいられる会社です」
女性エンジニアとしての働きやすさ
全体ではまだ男性が多い職場ですが、働きづらさを感じたことはほとんどないといいます。
「フラットな雰囲気で、話しかけにくいとか上下関係が厳しいとか、そういうのは全くないですね。機械工学科の出身で、学生時代から男性が多い環境だったので、抵抗はありませんでした」
福利厚生についても、「借り上げ社宅」を活用しているそう。自分で物件を選べる自由さと、経済的な負担の軽さが魅力です。
また、育休・時短勤務なども当たり前のようにみなさん活用されており、子育て中の社員の姿も身近にあると話してくれました。
「かっこいい」を仕事にする──エアバッグという選択
そもそも、なぜエアバッグに興味を持ったのでしょうか?
「インターンで“エアバッグの縫製ができる”という文言を見て興味を持ちました。普段は目に見えないけれど、いざというときに命を守る。その存在が“かっこいい”と思ったんです」
実際に入社してみると、設計だけでなく評価試験や海外との技術議論など、リアルなモノづくりの醍醐味が詰まっていました。
「学生時代の研究では知ることのできなかった “仕組み化された開発プロセス”にも感心しましたし、プロジェクトを完了させて製品が形になったときの達成感は格別です。」
やりたいことに手を挙げられる風土
「設計職を極めたい」という富山(仮名) さんは、今後さらにエアバッグの構成部品で未経験の分野を学んでいきたいと語ります。
「業務の中で覚えることがほとんどですが、必要に応じて本を買って勉強することもあります。やりたいことがあれば、上司との1on1で相談して、新しいプロジェクトにチャレンジできる機会もあるんです」
理系女子学生のみなさんへ
「オートリブは、“自分のやりたい”に応えてくれる会社。意見も言いやすく、希望を受け入れてもらえた経験が何度もあります」
これから就職活動を迎える理系女子学生へ、富山(仮名) さんからのアドバイス:
「興味のある会社には、実際に足を運んで、目で見て、空気を感じてみてください。テスト現場を見たり、社員と話したりする中で、自分に合っているかが分かるはずです」
オートリブは、“Saving More Lives”──より多くの命を守るというビジョンのもと、世界トップクラスの技術を追求しています。
その中で富山(仮名) さんは、自分の「好き」と「やりたい」に素直に、エアバッグの設計に挑み続けています。性別やライフイベントに関係なく、希望を尊重してくれる環境がここにはあります。
もしあなたが、社会に貢献できる技術を手にしたいと思っているなら。やりたいことを実現できる場所を探しているなら。オートリブという選択肢を、ぜひ覚えていてください。
オートリブが求める人物像
では、そんなオートリブが求める人物像とは?以下の3つがキーワードです。
- 失敗を恐れず挑戦できる人
- スピード感を持ち、主体的に行動できる人
- 多様性を重んじ、チームとともに成長できる人
そして何より、“Saving More Lives”というビジョンに共感し、命を守る製品づくりに本気で向き合いたい方を歓迎しています。