理系女子の先輩に聞いた!カメジョのリアル!!女性で働くということとは?
亀田の柿の種、ハッピーターンなどでおなじみの亀田製菓株式会社様の理系女子先輩にお話しを伺ってきました。
大学ではどのような研究をされていたか、就職活動のこと、亀田製菓様に入社した理由などをインタビューしました。
座談会メンバー紹介
• 内山さん ・・・女性活躍推進担当マネージャー
• 堀江さん ・・・経営企画部主任
• 木津さん ・・・お米研究所 研究員
• 取材スタッフ (高橋 高原) ・・・・筑波大学生物資源学部
まず初めに学生時代についてお話しを伺います。
スタッフ(以下 ス):理系に進まれた理由と大学では何を学ばれていたかを教えてください。
木津さん(以下 木):もともと、食品関係に興味がありました。普段自分が食べているものが、おいしいだけでなく、体に良いものであればいいなという思いから、そういった勉強ができる理系に進み、大学では生物工学を学んでいました。
堀江さん(以下 堀):理系を選択したのは、化学と生物が好きだったからです。また、それらが得意だったので、それを極めていきたいという思いがありました。なので、大学では生物工学を学んでいました。
内山さん(以下 内):学生時代、数学と理科が好きでした。また、食べることが好きで、食にまつわる仕事をしたいと考えていました。中学生の時に塾の先生が食品会社で新製品を開発する仕事に就くことを聞いて、自分も新商品開発に携わりたいと思い、大学は食にまつわる研究ができる農学部に進学しました。
ス:では、大学の研究室はどのように選ばれましたか?私は今2年生なので、これから研究室を選択することになるのですが、どのようにして選んだらよいかを悩んでいます。
木:やはり、興味のある食品関連から選びました。また、研究をしているときはつらくても、充実感が欲しかったので、あえて厳しい先生のところを選びました。その研究室では、「おいしさと栄養成分を保持しながら、食品をいかに長持ちさせることができるか」という研究テーマで、カット野菜や果物の微生物制御について研究をしていました。
全員:おお~ あえて厳しい研究室を選ばれたなんてすごいですね!
就職活動について教えてください
ス:就職活動はどのように行われましたか?
木:私はまず、「自分がどのようなところに就職したいか」を考えました。
どのようなことを考えたかというと、総合職での採用が多いため、仮に自分が営業部に配属された場合でも、自信をもって商品を販売できる会社がよいなということと、先輩の声などを参考に、若手でも自分の意見や提案が通りやすい環境のある会社を選びました。
ス:では、多くの食品会社の中で亀田製菓様を選ばれた決め手は何になりますか?
木:おいしい+体に良いものを作っている会社であるというところです。就職活動中に調べた際に、腎臓病患者さんのための「ゆめごはん」や、飲み込みやすいおかゆ、10キロカロリーのゼリーなどを開発していることを知り、魅力を感じ入社を決めました。
堀:亀田製菓に入社を決めた理由は、最初は「せんべい」を作っている会社なので保守的で昔ながらなのかなと思っていました。しかし、会社説明会に参加して、新規事業や海外の進出などのお話しを聞き、イメージが変わりました。
また、面接もこれを言ったらダメかなとか、評価下がるかは考えないで、着飾ることなく自分を出すことができ、「ありのままの自分で来てほしいと」言っていただき、長く成長できる会社だと思い入社を決めました。
ス:堀江さんはどのような就職活動をされていましたか?
堀:理系だったので、少しでも自分の専攻を活かせればいいな。と考えていました。大学では食品工学も学んでいたため、業界としては、食品業界と製薬業界に絞って活動をしていました。
勤務地も全国どこでも関係なく、総合職で働ける企業にエントリーをしていました。
また食品業界では B to C 、B to B など様々なビジネスがありますが、まずは説明会に行き、先輩社員がどのように働かれているかというお話しを聞くようにしました。
「長く勤められる会社で働きたいな」と考えていたので、自分が最大限成長できる企業に身を置きたいと考え、成長できる環境が整っている亀田製菓に入社を決めました。
ス:就職活動で説明会に参加したりWebで調べたりするだけで自分に合う・合わないを見極めることはできるのでしょうか?
堀:私は、会社説明会では企業の色が出るので、自分に合うかどうかを会社説明会で判断していました。また面接のステージでは自分から質問してもっと企業のことを知ろうとしていました。
実際亀田製菓様に入社してみて
ス:実際入社されてみていかがでしたか?
堀:私は入社してから4回部署異動をしています。その度に仕事や環境がガラッと変わるのですが、いろいろな経験をさせてくれる環境を与えてくれることが自分はとてもあっていると思います。
異動を通して、様々なことを経験することで、自分自身「成長できているな」と感じる場面が多くあり、またそれを周りの人が支えてくれるのがとてもありがたいなと思います。こういったところが私の亀田製菓の好きなところですね。
また、自分で考えた商品の企画が社内で評価を得て、取引先のバイヤー様にも高い評価をいただけた時にはとても嬉しく感じました。
木:研究所では若手が多くて風通しがよく、提案や意見が通りやすいです。また、研究から商品開発まで幅広く仕事ができるのは私にとっては魅力的ですね。あとは、公的機関や米研究の有識者の方とのパイプがあり、研究がしやすい環境なのもいいところだと思います。
内:私は20年ほど研究職に就いていました。一般的には仕事が細分化されて営業や研究と役割が決まっている会社が多いですが、亀田製菓のお米研究所は、研究テーマを決定するところから、お客様に技術的な営業を行うことまで幅広い経験ができるところが良いと思っています。
また、中途社員の方には「亀田製菓って優しい人が多い」とよく言われます。
亀田製菓は女性の活躍を推進しています!
ス:内山さんは「女性活躍推進」を担当されていますが、どのような活動をされていますか?
内:亀田製菓は女性社員が多く、また長く勤められる方が多いです。しかしまだ役職についている女性の割合が少ない状況です。
亀田製菓はお菓子の会社なので、消費者の多くは女性です。そこで、女性の意見を反映することで、会社をもっと成長させようという狙いがあり、2年前に女性活躍推進の専任部署が誕生しました。
主な活動としては、以下のような活動を行っています。
• 女性社員情報交換会
亀田製菓女性社員が年に1回集まり、ネットワークづくりや、女性ならではの悩みを相談できる情報交換会を開催しています。
• ライフサポートガイドブック発刊
両立支援制度や福利厚生などを知ってもらう機会を増やしています。
• ハッピーリターン制度
結婚、育児、介護などの理由で一旦退職した元従業員が復職できる制度です。
• 一時預かり保育所「かめっこルーム」開設
工場では祝日が勤務日になることもあります。会社内に一時預かり保育所を開設し、小さな子供さんを持つ従業員が安心して働ける環境を整えています。
• 女性リーダー育成の強化
女性リーダーの育成スピードを上げるために、様々な研修を行っています。
これからも女性従業員が働きやすく、働き甲斐のある会社にするための活動を続けます。
ス:いろいろな制度があり、亀田製菓様は女性にとっても働きやすい環境が整っている会社ですね。
木津さんは産休育休を取られたことがあるそうですが、職場に復帰する際に困ったことなどございますか?
木:仕事の内容にもよるかとは思いますが、私の場合は、会社の制度や周りの方々のサポートもあり、心配していたよりも困ったことはなかったように思います。現在の職場では夜勤もないため、体力面でも心配がありません。
内:親になると以前とは違う新たな視線ができますよね。生活者に一番近い存在になるので、視野が広がります。育児はキャリアアップの一つだと思っています。
ス:女性が働くということは、男性と比べ不利な面があるのではないかと学生の私は考えていました。しかし、今回女性社員の方のお話しをお伺いできて、不安が払拭されました。特に亀田製菓さんでは、女性に対する福利厚生がしっかりされていることがわかりました。また、廊下ですれちがう社員様はじめ、みなさん笑顔でイキイキと仕事をされていたので、とても働きやすい環境なんだなと感じました!
貴重な経験を本日はありがとうございました。
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