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理系か文系か悩んでいる高校生へ、理系へのすすめ

高校に入学したらあっという間に、文理選択の時期がやってきます。将来の夢も決まっていない中で、選べない。高校の理系科目は難しそう…。先生や親は理系を勧めてくる…。

今回の記事では文理選択の決め方についてお話しします。

色々な想いをもって悩んでいる高校生の皆さん、理系の楽しさを少しでも感じていただけたら嬉しいです。

目次[非表示]

  1. 1.自己紹介
  2. 2.私が理系を選択した理由
    1. 2.1.理系科目が得意だった
    2. 2.2.理系職に興味があった
  3. 3.理系進学のメリット
    1. 3.1.文系→理系は難しい
    2. 3.2.職業選択の幅が広がるかもしれない
  4. 4.理系進学の大変さ
    1. 4.1.数学を避けては通れない
    2. 4.2.たくさんの演習量が必要
    3. 4.3.学力向上まで時間がかかる
  5. 5.悩んだ時に、おすすめの行動
    1. 5.1.オープンキャンパスに参加してみる
    2. 5.2.興味のある分野や職業について調べてみる
    3. 5.3.最後は自分の意志で決める
  6. 6.まとめとメッセージ

自己紹介

筆者は東北大学大学院修士2年の大学院生です。宮城県内の県立高校を卒業後、東北大学工学部に入学、同大学大学院に進学し、現在にいたります。

高校時代は剣道部に所属し、週6で部活動に励んでいました。文理選択は高校1年生の夏頃で、理系を選択しました。


私が理系を選択した理由

筆者が理系を選択した理由は2つあります。

理系科目が得意だった

1つ目は理系科目が好きで、得意だったからです。中学生の頃から、数学と理科、英語が好きで興味があり、対して国語と社会は苦手意識がありました。実際、テストや模試の結果でも、理数科目の点数が高かったことも理系選択の決め手になりました。


理系職に興味があった

2つ目は、興味のある職業が、理系職が多かったことです。医学系や薬学系、ものづくり系、研究系など、ざっくりと理系職への憧れがありました。以上の理由から、理系進学を決めました。


理系進学のメリット

文系→理系は難しい

一度理系を選択したものの、高校生の間でやっぱり文系に変えたいということは可能な場合があります。また、文系大学を受験したいという場合も科目によっては可能なことが多いです。しかし、文系から理系への変更は難しいと言われています。理系で受験する場合、私立大学で受験科目を絞ったとしても、理系科目対策には演習量が大切なため、時間的にも厳しくなることが多いです。


職業選択の幅が広がるかもしれない

将来の夢がまだ決まっていない高校生は多いのではないでしょうか。私も、ざっくりと理系職に興味はあったものの、明確になりたい職業があったわけではないですし、文系職への興味も少しありました。高校生のうちに将来なりたい職業を決めることは難しく、大学生になってから色々な経験をして決めるのも決して遅くはないです。しかし、文理の選択は高校生の早い段階で行わなければならないのも事実です。

そんなときは、理系進学をおすすめします。就職活動において、理系出身者が文系職に就職することは可能ですが、逆はかなり困難なことが多いです。理系職は専門性が求められ、就職試験の段階で専門性をかなり見られます。さらに理系出身者のみ選考を受けることができる職種も多いです。逆に文系職の多くの場合は、どの学部も就職試験を受けることができます。

実際、筆者の周りにも理系学部から文系職に就職する人は一定数います。このように、明確になりたい職業がない場合は、理系選択をすることで将来の職業選択の幅が広がるかもしれません!


理系進学の大変さ

数学を避けては通れない

受験において、理系選択をした場合は数学を避けては通れません。場合によっては、数学Ⅲまで受験科目に入ることもあります。

数学は全ての基礎となり、化学や物理でも数学の知識がないと解けない問題が多くあります。そのため、数学に強い苦手意識があり理系進学を志す人は、早急に数学対策をすることが求められます。


たくさんの演習量が必要

数学や化学、物理など理系科目は、公式や事象などの暗記する数は文系科目に比較して少ないです。しかし、その分公式を使いこなして回答にたどり着く過程を論理立てて説明する力が求められます。

そのため、たくさんの問題を解いて論理的思考力を身に着け、あらゆる問題形式に対してもプロセスをしっかりと説明できるよう、たくさんの演習量が必要となります。よって、決して一夜漬けで立ち向かうことができるような科目ではないことは覚えておいてほしいです。


学力向上まで時間がかかる

理系科目は演習量が命です。そのため、演習をたくさん行い、身につけられてこそ成績が上がるため、勉強し暗記した分だけ成績が伸びる線形の形にはならず、成績が上がるまでには時間がかかります。焦らず地道に努力を続けることが大切です。


悩んだ時に、おすすめの行動


オープンキャンパスに参加してみる

ぜひ一度早い段階でオープンキャンパスに参加してみましょう。

もし自分が理系選択をしたら、どのような学生生活を送ることになるのか、どのような勉強をするのか、イメージすることができます。そこでもし、文系の方が合っていると感じたのならば、それも一つの気づきとなります。

また、オープンキャンパスでは年齢の近い大学生の先輩の高校生の時の体験談も聞くことができます。理系科目の勉強の仕方や、文理選択について、理系進学してよかったことなど、積極的に聞いてみると参考になるかもしれません。


興味のある分野や職業について調べてみる

自分の興味のある分野や職業について調べ、その職業に就いている人のバックグラウンドを調べてみましょう。すると、自分の将来を考えると、文系と理系どちらを選択した方がよいか、見えてくるかもしれません。

一度、しっかりと調べておくことで、後々勉強が辛く壁にぶち当たることがあったとしても、頑張る原動力になるはずです。


最後は自分の意志で決める

親や先生が言ったから理系に進学するということはお勧めできません。自分の人生にしっかり向き合い、責任をもって最後はしっかりと自分の意志で決めましょう。自分の意思をもたずに誰かのすすめで決めてしまうと、辛くなった時に、その人のせいにしてしまうと思います。

他人の意見を参考にすることはもちろん大切ですし、たくさんの人の意見を聞いた方がよいですが、最終的な意思決定者は自分であることを忘れないで下さい。自分で決めた道は、辛くなっても頑張ろうと思えるはずです。


まとめとメッセージ

・理系進学は職業選択の幅が広がるかもしれない!

・文理選択において自分の興味関心が大切!

・最終決定は自分で!

・理系に興味があったらぜひ飛び込んでみてほしいです!応援しています!


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