RIKEJO CAFEでは、随時企業取材を実施しています。この企業取材にはインタビューアとして学生も参加可能です。この記事では、実際に企業取材に参加した理系大学院生が、企業取材の流れやメリットをお伝えします。

RIKEJO CAFEの企業取材とは

理系の女性社員の方を中心に、現在のお仕事内容や学生時代のこと、女性の働き方など学生目線で気になることを聞くことができるイベントです。

対象は理系女子大生および大学院生で、学年や専攻の制限はなく、選考要素もありません。

実際に働く女性社員の方の生の聞くことで、将来のキャリアをイメージしたり、今後の学生生活に活かすヒントをもらえたりします。また、オンラインで開催される事が多く、忙しい理系学生も時間を見つけて参加することが可能です。

企業取材の流れ

前日まで

１）応募する

RIKEJO CAEFのHP（https://rikejocafe.jp/）で企業取材の応募が掲載されます。場所はRIKEJO CAFÉ/理系女子向けイベントです。

その他、Twitter(https://twitter.com/rikejocafe)やInstagram(https://www.instagram.com/rikejocafe_jp/)、Facebook(https://www.facebook.com/rkjcafe)でも情報発信をしています。また、RIKEJO CAFE学生会員に登録すると、Slackやメールでもイベント情報やその他情報を配信していますので、ぜひご登録下さい。

▼RIKEJO CAFEの学生会員登録はこちら

２）参加確定のメールが来る

参加にあたり選考はありません。募集人数に到達していなければ基本的に参加できます。場合によっては応募枠がすぐに埋まってしまうこともあるので、早めのご応募をおすすめします。

すぐに担当からメール連絡が来るのですが、場合によって、迷惑メールにはいっていることもあるので rikejocafe.jp からのメールが届くようチェックしてみてくださいね。

３）聞いてみたい内容を考え、事前に提出する

事前にどのようなお話を聞いてみたいか整理してワード等にまとめ、提出いただきます。いざ企業取材をしようとなると、何を聞いてよいのか分からなくなってしまうものです。そこで事前に簡単にまとめていただくようにしています。

企業のホームページや情報をネットで事前に検索するという作業は、実際に就職活動をする時の企業研究をする上でここでも経験が役にたちます。　時間のある今こそ、ゆっくり調べ、自分なりの疑問や考えをまとめてみましょう。

４）参加者の質問一覧が送付される

参加者全員の質問をまとめた質問一覧が送られてきます。企業取材当日は、この質問一覧を見て質問します。　もちろん、この一覧以外の質問も自由に聞くことができます。

当日

５）zoomへのアクセス

（オンラインの場合）開始時間の15分前くらいにzoomにアクセスします。（対面の場合）事前に指定された場所に集合します。RIKEJO CAFEの社員さんと参加者で簡単な顔合わせをします。

６）企業の方の参加および自己紹介

企業の方と学生参加者で自己紹介します。その後、企業の方による会社説明会や業務紹介をしていただきます。

７）企業取材

質問一覧に沿って、質問していきます。質問を進める中で新たな疑問が浮かぶことがあるかもしれませんが、もちろん新しい質問も積極的にすることが可能です。

８）感想とお礼を述べる

企業取材に参加してみての感想とお礼をして終了です。

参加後

RIKEJO CAFEの社員さんが記事化して、掲載されます。

こんな時はどうする？　不安を解消！

実際に私が企業取材に参加するうえで心配だったことについて、Q＆A形式で説明します。

Q. 研究活動や就職活動の経験がない学部生が参加して大丈夫だろうか？

A.　大丈夫です！全く問題ありません。実際過去に学部1,2年生で参加して下さった方もいます。

実際の業務内容や一日の流れ、学生時代にやっておけばよかったことなどを聞くことで、将来のキャリアのイメージに繋がるとともに、これからの学生生活に活かすヒントを見つけることができます。

Q.  企業取材ってハードルが高そう…。参加した後、文章でまとめなきゃいけないの？

Ａ.　その必要はありません。当日のインタビューは録音しており、そのデータをもとにRIKEJO CAFEの社員さんが記事化します。もちろん感想等送っていただけると、その内容を記事に反映することも可能です。

Ｑ.　どのような質問をすればよいの？

Ａ.　なんでも聞いてＯＫです。どんな質問でも答えられる範囲で、真摯に答えていただけます。女性としてのキャリアでも、学生時代のことでもなんでもＯＫ。悩み相談もＯＫです。

私が以前した質問を例に挙げると、後輩の指導がうまくいかないことについてアドバイスをもらったこともあります。質問に答えてくれた人は、女性の管理職の方でした。今までたくさんの人を指導し、マネジメントしてきた経験のある方のアドバイスはとても参考になり、早速実践しています。

Ｑ.　人見知りで不安です。

Ａ.　問題ありません。企業取材当日は、RIKEJO CAFEの社員の方がファシリテーションをしてくださいます。安心して参加して下さい。

Ｑ. どのような雰囲気なのかな？

Ａ.　穏やかな雰囲気で行われます。全く心配ありません。まずは一度参加してみましょう！

企業取材に参加して実際に役立ったこと

就職活動に役立つ

特に就職活動で避けては通れない、面接の逆質問やOB・OG訪問で役立ちました。具体的にお話します。

＜面接の逆質問＞

いざ「質問ありますか」と聞かれると、何を聞けばよいか分からなくなってしまいます。面接の逆質問は企業の志望度を測る目的で利用されることも多い、重要な選考フェーズと言ってよいでしょう。

色々な企業・役職の方に企業取材を行ってきたことで、その場に応じた逆質問をすることができました。企業の方に質問をするという数をこなすことで、自分の中で質問のバリエーションが増え、相手に刺さる質問をすることができるようになると思います。ぜひ選考の要素が一切ない、理系女子創造プロジェクトの企業取材で経験を積んで下さい。

＜OB・OG訪問＞

人事の方ではなく、技術系の社員などのお話を聞く機会が多いOB・OG訪問。自分の専攻に合った社員の方のお話を聞くことで実際の働き方をイメージすることができ、入社してからのずれやギャップをなくすことができます。

選考フローの一部として採用されている企業も数多くあるようで、こちらも重要な選考フェーズの一つになります。事前準備なしにOB・OG訪問に臨んでしまうと、聞きたいとを聞けなかったり、うまく聞き出せなかったりする危険性があります。それゆえ、場合によっては事前準備がおろそかというマイナスの評価を受けてしまうこともあるようです。

私はこれまでたくさんの企業取材に参加してきたことで、事前準備の習慣が身につき、質問一覧作成もスムーズに行うことができました。作成した質問一覧を事前に社員の方にお送りすることで、より詳しい説明を聞くことができ、企業理解に繋がり、実際に働くイメージをすることができました。

＜質問の仕方を学べた＞

他の参加者の方の質問の仕方や言い回し、追加質問の仕方を聞くことで、相手から答えを聞き出すコツをつかめた気がします。

例えば抽象的な質問の後に、より具体的な質問をすることで、聞き漏らしがないような会話を実現できることを学びました。また、質問の意図を述べてから質問することで、回答の背景などより詳しいお話をいただけることも学びました。

これらは就職活動だけでなく、日々の研究生活でのディスカッション等にも活かせることです。企業取材を通して学んだことを、研究室での先輩や助教・教授とのコミュニケーションにも活かすことができています。

＜知らない業界や企業について学べた＞

普段、聞いたとのない企業や知らなかった業界のお話をきくことで、就職活動やキャリアの選択肢が広がりました。思いがけない分野で自分の専攻や知識が活かされていたり。身の回りの製品の見えないところにすごい技術が詰まっていたり、どんどんいろんんな業界に興味が湧いてきました。

いざ、就職活動が始まると、大学での研究や学会発表などの準備などで、思ってた以上に時間が足りないと感じることが多いです。学部生の早い段階で、いろんな企業や業界にふれることができるというのはとても良かったと感じています。

＜理系女子の先輩としてのロールモデルとなる人に出会えた＞

理系として働く女性の方は社会的にも少なく、お話を聞ける機会は貴重です。自分が今学んでいることはどう社会に役立つのか、自分はどういうキャリアが適しているのか、分からず不安になることは多いと思います。分からないことによる不安は、知ることで解消することもあります。

企業取材では毎回異なる人のお話を聞くことができます。色々な方のお話を聞き、「こういう生き方素敵だな」「こういう考え方の人たちと働いてみたいな」など感じることがきっとあるはずです。私も実際にありました。

あなたも、人生の先輩との素敵な「出会い」の場としても活用してみませんか？

最後に・・・

企業取材で得られるものは多いです！ぜひあなたも一度参加してみませんか？積極的なご参加お待ちしております。