catch-img

理系大学生の論文執筆に欠かせないGoogle Scholar(グーグルスカラー)の使い方を解説!

理系大学生のレポートや論文作成には根拠として論文を挙げる必要があります。現代ではインターネットでも手軽に論文を探せるようになっており、中でも便利なツールがGoogle Scholar。しかし、検索機能の仕組みをよく理解しておらず、いまいちGoogle Scholarを使いこなせていない人も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、Google Scholarの使い方や、Google Scholar以外のおすすめツールを紹介します。


Google Scholarでは何ができる?


Google Scholarでできることは論文の検索です。

Google Scholarに掲載されている論文は、2014年の段階で1.6億を超えると言われています。無料で利用でき、世界中の論文を検索可能です。使い方はとても簡単。Googleで検索するときと同じように、検索欄に論文に関連するワードを入力するだけで、条件を満たす論文が表示されます。

Googleは最も使われている検索エンジンなので、Googleとほぼ同じ作りのGoogle Scholarも学生からするととても使いやすいでしょう。

ちなみにGoogle Scholarでダウンロードできる論文は、論文の横に青いボタンがあり、PDF形式でダウンロードできるようになっています。



Google Scholarをより活用するために知っておきたい便利機能を紹介!


Google Scholarに掲載されている論文の数が多すぎて、ただ検索窓にキーワードを入力するだけでは論文が見当たらないかもしれません。そこでGoogle Scholarを使うにあたって知っておきたい便利機能を紹介します。

学内データベースと連携しよう

Google Scholarは無料で利用できるのが便利ですが、インターネットに掲載されていて無料で閲覧できる論文は限られています。そこで便利なのがGoogle Scholarの学内データベース連携機能です。Google Scholarとは別に、大学では学内ネットワークからアクセスできる文献データベースが存在します。Google Scholarでは学内データベースと連携することで、Google Scholarで閲覧できる論文と、学内データベースに掲載されている論文をまとめて検索できます。

多くの大学にて参考文献の検索にGoogle Scholarが推奨されており、事前にGoogle Scholarと学内データベースの連携が済んでいることは多いです。もし連携が済んでいない場合は、設定から連携を行います。



大学が契約している論文検索ツールを使用したい場合は、設定の「検索結果」の一番下にある「文献情報マネージャ」のラジオボタンを下側の「○○への文献取り込みリンクを表示する」に切り替え、プルダウンメニューから契約している文献検索サービスを選択します。最後に設定を保存したら完了です。



また、学内データベースの場合は設定のメニューバーを「図書館リンク」に切り替え、大学名を入力します。後は通っている大学を選択したら設定完了です。


検索コマンドを駆使しよう

Google ScholarもGoogleと同じく検索コマンドが用意されています。検索コマンドを駆使することでより効率よく論文が探せるようになります。

まずは「””」で文字を囲うフレーズ検索です。こちらは何も付けずに検索するAND検索と違い、「””」内にある文字列と完全に一致するものを表示します。

次に紹介するのがOR検索です。OR検索では、複数検索項目がある際に、「○○OR△△OR□□」のように入力することで、○○・△△・□□のどれか1つでも検索にヒットする結果を表示します。そしてNOT検索では、指定ワードが含まれない結果のみを表示します。使い方は「−○○」と入力するだけ。これで検索結果の中から○○が含まれている結果が除外されます。


メールアラート機能を使おう

Google Scholarでは、アラートに登録したキーワードが含まれた論文が新たに追加された際に、メールで通知が送られるメールアラート機能が用意されています。アラートの登録方法は、GoogleにログインしたうえでGoogle Scholarのメニューバーの「アラート」にキーワードを入力するだけです。後はログイン時のアカウントのGmailアドレスにアラートメールが届くのを待ちましょう。


マイライブラリで論文をブックマークしよう



Google Scholarでは、気に入った論文をブックマークできます。論文を検索すると、下に☆マークが表示されるので、ブックマークしたいときは☆をクリックするだけです。ブックマークした論文を読みたくなったら、Google Scholarのメニューバーにあるマイライブラリから確認できます。


Google Scholarの注意点

Google Scholarを使ううえではいくつか注意点があります。注意点を理解し、Google Scholarを活用しましょう。

すべての文献の全文が読めるわけではない


あくまでGoogle Scholarで無料で読めるのは、無料でインターネット上に全文が公開されている文献のみです。有料の文献に関しては公開されている分しか読めず、その先を読みたい場合は購入する必要があります。

世の中のすべての文献が読めるわけではない


Google Scholarに掲載されている文献はあくまでインターネット上に無料で公開されているもののみなので、学内データベースの検索にヒットする文献がGoogle Scholarだとヒットしないことがあります。より効率よく文献を探すためには、学内データベースなども併用してください。


Google Scholar以外のおすすめ論文検索サービスを紹介

Google Scholar以外にも便利な論文検索サービスは存在します。Google Scholarが使いにくかったり、Google Scholarでお目当ての論文が見つからなかったりした際におすすめの論文検索サービスを紹介します。

学術機関リポジトリ


学術機関リポジトリは、国立情報学研究所が運営しており、大学など学術機関の論文を掲載しています。検索時に「機関」の欄に大学名など機関名を入力すれば、その大学の卒業生や教授の論文を閲覧可能です。

  学術機関リポジトリデータベース https://irdb.nii.ac.jp/


CiNii


CiNiiは国立情報学研究所が運営しており、国内の文献を読むことができます。CiNiiにはCiNii Research・CiNii Articles・CiNii Books・CiNii Dissertationsの4種類があり、それぞれ文献・研究データ・プロジェクト情報など、学協会刊行物や国立国会図書館データベースの論文、大学図書館、博士論文が読めます。

  https://ci.nii.ac.jp/ https://ci.nii.ac.jp/


J-STAGE


J-STAGEは国立研究開発法人科学技術振興機構が運営しており、論文や学会の刊行物などを読むことができます。J-STAGEのメリットは無料で読める論文の多さです。9割近い論文が無料なので、ストレスなく利用できるでしょう。

  J-STAGE 学術論文の全文へアクセス−J-STAGEは、日本の学術ジャーナルを発信するオンラインプラットフォームです。 J-STAGE


KAKEN


KAKENは科学研究費助成事業に採択された研究の概要やデータなどを閲覧できるサービスです。理系学生の論文作成にはデータが欠かせません。そこでKAKENなら無料で研究のデータなどを取得できます。日本国内で行われている最新の研究のデータを一括して検索・閲覧できるのが便利です。

  KAKEN — 研究課題をさがす https://kaken.nii.ac.jp/ja/



Google Scholarを駆使して参考文献を効率よく探そう!

多くの大学が参考文献の検索に推奨しているGoogle Scholar。世の中には無数の論文が存在しており、ただ検索窓に検索ワードを入力するだけではお目当ての文献が見つかりません。そこでGoogle Scholarには様々な便利機能やコマンドが用意されています。機能やコマンドを駆使し、文献を効率よく探してください。ただ、Google Scholarでは読めない文献も存在します。したがって、学内データベースなども併用することを忘れないでください。

一般社団法人理系女子未来創造プロジェクト

一般社団法人理系女子未来創造プロジェクト

RIKEJO CAFEは、理系女子大学生・院生のための学生参加型コミュニティ RIKEJO CAFEでは学年1年生から参加できるイベントや企業取材などを開催し、企業や社会人と接することで、 理系女子学生にキャリアについて考える機会を提供し、理系職種(技術者・研究職)への憧れや理解を得てもらいたいと考え活動しています。

関連記事

RIKEJO CAFE学生会員募集

RIEKJO CAFEは学生参加型の理系女子大学生・院生のコミュニティです。

コミュニティには2種類の学生会員がございます。現在約500名の会員コミュニティに成長しました。

RIKEJO CAFEでは新規の学生会員さんを随時募集いたしております。ご参加お待ちいたしております!

人事採用担当者の方

RIKEJO CAFEでは法人会員のサービスをご用意しております。

新着記事