地球合宿2016「未来館ナイトツアー」未来館で宿泊!?@日本科学未来館
10月22日(土)日本科学未来館で夜の科学館に宿泊できる特別イベント
地球合宿2016「未来館ナイトツアー」 が開催されました。
幸運にもかなりの高倍率で当選された小学4年生~大人までの総勢約40名が参加しました。
そんな特別イベントにRIKEJOGAFEスタッフが潜入し、取材しました!
今回はその様子をお届けします。
地球合宿2016「未来館ナイトツアー」とはどんなイベント?
地球合宿は2013年より毎年、日本科学未来館で開催されているイベントです。
今の地球についての「知」を深め、豊かな地球を未来につないでいくための継続的な科学コミュニケーションの場として実施されています。
「未来館ナイトツアー」は、閉館後誰もいなくなった館内を懐中電灯で照らしながら探検したあと、未来館のシンボル展示であるGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)の下に寝袋を使って宿泊します。
80種類を超すジオ・コスモスの上映コンテンツを普段来場者の多い館内をまるで独り占めしているかのようにじっくり観察し、地球との「つながり」を感じながら眠りにつくことのできる特別なイベントになっています。
イベントスケジュール
このようなスケジュールになっています。
22日(土)
17:00-17:30 イベント紹介 地球の色をテーマにしたジオ・コスモスの作品を上映
17:40-18:00 ジオ・コスモスのコンテンツ紹介
この後実施するジオ・コスモスのコンテンツに関係するクイズを作るための情報集め
18:25-19:00 クイズ大会作戦会議
19:00-19:30 クイズ大会
20:50-21:20 ナイトツアー
21:30-22:30 ドームシアター
22:10-22:30 就寝準備
23日(日)
太陽黒点を観察後、朝食を取り、解散
参加者同士のクイズ大会は大盛り上がり!
私たちが到着するとジオ・コスモスの正面のクイズ会場には、参加者の皆さんがそれぞれチーム別に座ってクイズ大会が始まるのを心待ちにされていました。
クイズが始まると、ジオ・コスモスにそのクイズに関連する映像が映し出されます。
参加者の方はチームに分かれ、映像をヒントに問題を解いていきます。
今回のイベントの参加者は子供から大人まで年齢層は幅広かったのですが、年齢や知識量に関係なく、知っていることから考えを広げていき物事を違った側面からみるという思考の応用力が求められるクイズでした。
このクイズでは新しい知識をつけるだけではなく、地球の現状や未来のことにについて考える機会にもなりました!
懐中電灯を片手に静まりかえった館内を探検します
続いて4つの班にわかれ、科学コミュニケーターの方と一緒に暗い館内をツアーしました。
私たちは、日中の科学館を見て回ったことはあったのですが、暗い夜の科学館はもちろん初めてでした。
普段とは違う光景や展示物にワクワクします!
非日常的な体験をしているということで探求心がより強くなります。
ジオ・コスモスの下で就寝
今回のイベントの中で、参加者が最も楽しみのしている企画の1つがジオ・コスモスを見上げながら寝ることです。
寝袋や毛布を用意し、寝転びます。
見上げる先には、いつもの青く輝く地球の姿ではなく、しっとりと落ち着いた夜の地球の姿がありました。
地球上で生み出された光が、陸地をかたどるように輝いています。
まとめ
今回のイベントは小学生から大人まで幅広い年代の方が参加されていました。
「普段の科学館との違いは、おひとりで参加されている方が多いことです。
普段ですと、お子さんと一緒に来た家族、観光バスで来た外国人の方、遠足や社会科見学の一環として来る学生さんなど、複数人でいらっしゃっているので、どうしてもそのコミュニティーの中で会話がうまれ完結してしまうことが多いです。
ですが、今回のイベントでは今日初めて会った参加者とスタッフがグループワークを行い、科学館を廻ることで、多くの会話がうまれたように感じます。」 (スタッフの方)
「1人で申し込みをしていたので、来る前は少し不安もありましたが、実際に来てみたら他の参加者の方ともお話できましたし、とても有意義な時間でした。
チームでクイズをつくって、他のチームのクイズに答えて、という活動をすることで自然と会話もうまれました。また、いつもの科学館では、感じることのない静けさに感動しています。」(参加者女性の方)
私たちも普段見ることのできない夜の未来館やクイズなど取材しているだけで楽しいイベントでした。
この他にも未来館では様々なイベントが開催されています。
是非にチェックしてみてください。
https://www.miraikan.jst.go.jp/event/
日本科学未来館様、取材させていただき、ありがとうございました!