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理系出身若手コンサルタントに聞く PwCコンサルティング合同会社の魅力!

PwCコンサルティング合同会社(以下「PwCコンサルティング」)は、世界4大総合系ファームの1つに数えられる「PwC」のメンバーファームで、会計監査法人や弁護士法人、税理士法人などが同じグループ内にあるコンサルティング会社です。

「コンサルティング会社」と聞くと、理系の学生にとって、「競争が厳しそう」「激務なのでは」「理系が就職するのは難しいのでは」というイメージを持つ方が多いようです。

そこで、理系出身の若手女性コンサルタントに就職活動から仕事内容まで詳しくお聞きしてきました。


参加社員プロフィール


Kikuchiさん

2021年入社。学生時代は農学研究科にて微生物の研究に取り組む。現在はITソリューションコンサルタントとして、クライアント先への基幹システム導入支援に携わる。

Shibuyaさん

2020年入社。学生時代は統計学を専攻。デジタルコンサルタント Data & Analyticsチームに所属し、クライアントのデータ分析から戦略立案までをサポートする。


専攻の内容が違っても大学で身につけたスキルや知識を活かすことができる!


(学生)学生時代の専攻や研究と現在のお仕事のつながりについて教えてください。

Kikuchiさん

大学院では微生物学を専攻し、毎日研究室で微生物の培養や、生物の実験をしていました。

この時の実験や研究自体は直接今の仕事につながっていませんが、学生時代に培った報告の仕方や考え方などは今でも業務の役に立っています。

例えば、研究室では毎日のように教授とディスカッションし、研究の内容や進捗を報告していました。社会人になり、結論ファーストで話すことが求められるケースがありますが、自分の考えを相手に端的に理解してもらうための伝え方などは、この時の経験が活かされています。

また、問題を分析し、解決するための道筋を立てるというコンサルタントとして重要な能力は、学生時代の研究を通じて養えたと感じています。


Shibuyaさん

学生時代は統計学の研究室に在籍しており、あるスクールのアンケートを分析し、顧客満足度を上げる研究をしていました。

データを活用することでクライアントの課題を発見し、分析して結果を解釈していくという現在の仕事のステップと比べると、データの範囲や規模は異なりますが、学生時代の研究と似ている部分があります。

また、データ分析スキルも学生時代の知識が役に立っています。


(学生)コンサルティング会社と聞くと文系の方が多いのかなというイメージです。ITソリューションコンサルタントやデジタルコンサルタントなど、理系の知識が活かせる仕事があることを初めて知ったのですが、皆さんは就職活動をする中で、どのようにコンサルタント業界を知り、興味を持たれたのでしょうか。

Kikuchiさん

就職活動をしていると、いろいろな業種の企業で「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「IT」「デジタル」といったキーワードを聞きました。

そういったことから、どの企業、どの業界でも理系の知識を活かせる仕事があるなと感じていました。

そのような中でPwCコンサルティングの社員の方とお話しする機会があり、理系ならではの論理的な思考や、ITのスキルを活かして活躍できるフィールドがあることを知り、興味を持ちました。

また、接してくれる社員の方が皆さんとても優しくて、スマートでかっこよく、こういう人と一緒に働きたいと思い入社しました。


Shibuyaさん

私はもともとコンサルタントの仕事が文系職だという考えはありませんでした。

「仮説を立て、検証し、結果を解釈する」という一連の流れが好きだったので、自然とコンサルタントという仕事に興味を持ちました。


忙しい理系学生が研究と就職活動を両立する秘訣とは


(学生)コンサルティング会社への就職はかなり難易度が高いイメージですが、どのような対策をされましたか。

Kikuchiさん

対策ではないかもしれませんが、私も会社のことを知りたいですし、会社側にも「私のことを知ってもらいたい」という気持ちで就職活動をしていました。

ですので、質問に対して、自分の考えを真剣に伝えるようにしていました。


Shibuyaさん

そうですね、強いて言うとロジカルシンキングのフレームワークは一通り頭に入れ、面接では話の流れがロジカルになるよう意識していました。

また、デジタルコンサルタント枠での採用でしたので、デジタルに対して関心が高いことや最近のトレンドにもアンテナを張っていることなどをアピールしました。


(学生)就職活動と大学の勉強や研究をどのように両立されましたか。

Kikuchiさん

研究と就職活動の両立は結構うまくできたと思います。

日々のタスクをリストアップして見える化し、それぞれのタスクに掛かる時間を考え、毎日のスケジュールを立てていました。

期限まで時間があるタスクに関しても、「まだ先だから後回しにしよう」とせず、やらなければいけないことをできるだけ早く片付けるように心掛けていました。


Shibuyaさん

PwCコンサルティングは早めに選考が始まるので、就職活動が本格化する前の学部3年生のうちには決まっていました。早く就職活動を始めることで、その後に研究に打ち込めたと思います。


問題解決のプロフェッショナルであるコンサルタントの仕事とは


(学生)現在みなさんはPwCコンサルティングでどのようなお仕事をされていますか。

Kikuchiさん

企業には基幹システムという、ビジネスを遂行するために必要なシステムがあります。

例えば製造業ですと、生産や在庫管理、売上などを管理するシステムなどです。私たちは、この基幹システムをクライアント企業に導入するお手伝いをしています。

まず、システムを導入する課程で「クライアントの業務が今どのように流れているのか」「どのようなシステムを現在使っているのか」を把握します。

そして、新しいシステムを導入することで「どこを効率化できるのか」を検討すると同時に、導入に伴う業務改革も並行して推進します。

導入後には、見える化されたデータを分析し、さらなる経営改善のサポートを行います。


Shibuyaさん

Data & Analyticsチームには大きく分けて3つの役割があります。

1つ目は、データを使う文化を根付かせる、データをいかに活用するかを提案する「戦略」です。

2つ目は、データを蓄積する基盤やデータの構成を考える「基盤をつくる」仕事です。

3つ目は、データをさまざま角度から分析し、結果を検証して経営改善の提案をする「分析」です。

現在私が参加しているプロジェクトでは、大手小売業のクライアントのデータをさまざまな角度から分析し、データを利用して新たなビジネスチャンスを見つける支援をしています。

扱うデータはクライアントの業種や案件によって異なり、POS(購買)データ、在庫データ、生産データ、ウェブのアクセスログなどさまざまです。

より専門的な分野の知見が必要な場合は、ビジネスコンサルタント部門と連携しています。


(学生)コンサルティング会社は激務のようなイメージがあるのですが、残業など実際はいかがでしょうか。

Kikuchiさん

プロジェクトの期間や時期にもよりますが、実体験で言いますと、忙しい時は残業もあり、9時から21時、22時まで働くこともあります。

しかし、仕事量には波がありますので、落ち着いている時は定時の17時過ぎにあがることも多いです。


Shibuyaさん

プロジェクトの開始時期と終了時期は忙しくなります。

しかし、忙しいといっても毎日終電まで働くということはありません。

フレックス制度が採用されているため、前の日が遅かったら次の日は午後から仕事をするなど、自分で時間のやりくりができます。

また仕事はプロジェクト単位なので、プロジェクト完了後にまとまったお休みを取ることができます。

社員も仕事とプライベートのメリハリをつけている人が多く、オンとオフがしっかりしている働き方は私には合っていると感じています。


(学生)コンサルタントという仕事の難しさはどのようなところでしょうか。

Kikuchiさん

「コンサルタントの仕事は明確な答えがない」というところが難しいところだと思います。

今は上司から頼まれた仕事をこなしている段階ですが、頼まれた仕事について、「何から手をつければよいのか」「ゴールは何なのか」というところをまず自分なりに考えなくてはいけません。

自分で決めた方向性が合っているか、都度上司と認識を合わせながら進めていくことが大切だと感じています。


Shibuyaさん

データアナリストの仕事はデータを分析し、その結果を発表することだけではありません。その結果に基づいてクライアントの課題を解決するための提案を行うことが求められます。

そのためには、それぞれのクライアントにとって心に響く提案を行うことが大切であり、そこが難しいところだと思います。

例えば、データに関する知識もクライアントによって異なりますし、求めていることもそれぞれ異なります。

ですので、分析結果や提案を納得いただくために、クライアントに合わせたストーリーを作ることが重要です。

そのために、日々の会話の中から「クライアントが何を求めているのか」「どう報告すると伝わりやすいのか」をつかみ取り、資料の作り方や発表の仕方を工夫しています。


(学生)仕事をする上でやりがいを感じるところと今後の目標をお聞かせください。

Kikuchiさん

大きなやりがいを感じるのはこれからだと思いますが、仕事をして、誰かに感謝された時は素直に嬉しいです。

また、自分が成長することによって、任される仕事が増えてくる時など、「周りの人から評価されてきたのかな」と感じ、やりがいを感じます。

今は仕事を上司に確認してもらっているので、まずは成長して独り立ちができるようになりたいと思います。


Shibuyaさん

私たちのクライアントは、誰もが知っている大手企業も多いため、コンサルタントという立場から間接的ではありますが、社会へのインパクトが大きい仕事をしている感覚が持てるところです。

例えばマーケティング施策の案件では、提案から実行までを支援するため、実際にプロジェクトが実行された時には「マーケットに大きなインパクトを残せたな」と実感できる瞬間があります。

このように、責任のある仕事ができるという点に非常にやりがいを感じています。

今後はPwCのグローバルなネットワークを活かして、海外の案件などにも参加したいですし、将来的に海外の拠点で働いてみたいと思っています。

また、コンサルタントの仕事はクライアントの業界や案件の内容によって異なるため、さまざまな分野の知識を身に付けられる点が魅力です。

その中で今後は自分が得意とする分野を見つけ、より専門性を高めていきたいと考えています。


取材後記

「コンサルティング」という仕事が具体的にどのようなものなのか、インタビューを通して知ることができました。

仕事ひとつひとつにおいて、考えながら問題を解決していく仕事。

分野は違うかもしれませんが、理系学生が大学で経験する「実験結果を考察すること」や「思った結果が出なかった時に原因を探ること」に通じるものがあるなと感じました。

PwCコンサルティングでは職種別の採用をしており、選考も早くから始まります。少しでも興味を持たれた方は、大学の研究が忙しくなる前にぜひ早めに就職情報を入手することをオススメします。

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