INPEX ドリリング(掘削)エンジニアのLeeさんにインタビュー! アブダビでの掘削現場研修の様子を聞いてみました!
INPEXは国内外においてエネルギーの開発・生産・供給を持続可能な形で実現することを通じて、より豊かな社会づくりに貢献しています。エネルギーの安定供給とネットゼロカーボン社会実現という困難な課題の達成に向けて、INPEXでは技術者・エンジニアの育成にこれまで以上に熱心に取り組む必要があります。
今回はアブダビ(アラブ首長国連邦)の掘削現場で研修をしているリケジョ・Leeさんに現地の様子について聞いてみました。
--自己紹介をお願いします。
私はLee Chui shiangと申します。2019年にINPEXへ入社し、今年で入社3年目となります。大学時は分析化学の研究室に属し、主にメタンハイドレートの水分析や現場調査を行っていました。INPEXを通して世界各地で、国籍・文化・宗教が異なるメンバーと共に仕事を完成させていくのが魅力的で入社を志望しました。
入社後、新入社員研修を経て、国内の地熱掘削現場をはじめ、海外洋上リグで掘削エンジニアとして短期研修してきました。現在はアブダビの坑井掘削現場で1年間の研修を行っているところです。時間が許す範囲内で事務所へ訪問しオフィスでの仕事も学びに行っています。
--現在の部署や業務内容についてお聞かせください。
アブダビでの研修は主に、掘削現場で日々の作業のモニタリング、ロジスティクスチームと必要な資機材運搬計画の確認、坑井掘削コストのトラッキング、掘削作業のレポート及び予定表作成などを行っています。
これらの作業をするには現場のコントラクタ、ロジスティクスチーム、オフィスのエンジニアなど、様々な関係者と相談や確認をしています。
現場では2週間勤務・2週間休暇というシフトを繰り返し、機会がある際にオフィスの作業にも触れるようにしています。
オフィスでは先輩エンジニアの手伝いとして、シミュレーションを行ったり、次の井戸準備を行ったりしています。
〈ある1日のスケジュール〉現場勤務時の例です。
00:00 |
出勤、作業の状況確認 |
00:30 |
メールチェックと対応 |
01:00 |
食事 |
01:45 |
坑井掘削コストのトラッキング、作業予定表作成 |
03:00 |
現場巡回、資機材確認 |
04:00 |
サードパーティ企業のレポート確認、掘削レポート作成 |
06:00 |
現場クルーチェンジのタイミングで現場巡回、作業ミーティングに参加 |
08:00 |
オフィスとモーニング会議 |
08:30 |
食事 |
09:30 |
作業レポート作成 |
10:30 |
現場作業(圧力テスト)立ち合い |
11:00 |
作業指示書レビュー |
12:00 |
退勤、現場宿舎に戻る |
--アブダビでの生活について教えてください。
アブダビは中東という立地もあり約8割の住民は外国籍ですので、日々の生活で様々な文化に触れられます。特にそう感じるのは食事で、スーパーではアジアからヨーロッパまでの食材が一般的に売られていて、自炊するのは面白いし、生活も特に不自由ないです。
ただ夏は非常に暑く、ほとんどインドアで過ごしてしまいますが、その分テーマパークやモールなど、インドア施設が充実しています。また、アブダビは海に隣接していますので、休日はよくダイビングしに行っています。一年中水温が気持ちよく潜れるのが推しポイントです。
--最後に、就活している、あるいは今後控えている理系女子学生向けにメッセージをお願いします。
純粋に面白いと思ったことをやってみるのは立派な志望動機だと思います。ドリリング(掘削)エンジニアというこれまでは“男性向け”と見られてきた仕事を選んでも実際は泥まみれで体力仕事をするわけではありません。
自分に適した仕事を果たしていく方法はきっと見つかりますので、不安な部分を気にして躊躇うことなく、経験してみたいことに踏み出してみてください!