ヒューレット・パッカード エンタープライズ（以下、HPE）への入社が内定している2024年新卒社員に対し、インタビューを実施しました。
彼らの就職活動からHPEへの興味、入社を決めた理由、そして内定式を経ての意気込みについて、率直にお話を伺いました。

これから就職活動を始める学生にとっても、価値ある情報源となることでしょう。ぜひ、彼らの声を通じて、HPEの魅力に迫ってみてください。

大学の専攻・就職活動について

大学ではどのようなことを学ばれていますか。

Fujiiさん:現在大学4年生で専攻は日本文学専攻です。卒業論文では、源氏物語について研究しています。セールススペシャリストとして入社予定になります。

Tsuchiyaさん:情報系学部の4年生です。文理融合学部で、情報の仕組みや法律を両面から学び、情報に関する新しい法律や規範を構築する学部になります。ゼミでは、行動心理学に焦点を当て、防災情報の伝達方法と人々の行動に関する研究をしています。

Kariyaさん:現在大学院2年生で、学部から電気電子情報系に所属し、電力関連から通信、ソフトウェアに至るまで幅広く勉強してきました。現在はソフトウェア関連の研究を行っています。

Takanoさん:情報工学科の学部4年生です。教育工学に焦点を当てた研究室に所属しており、教育システムにVRや機械学習を導入する研究を行っています。具体的には、情報通信についてゲーム形式で学習するアプリの開発に取り組んでいます。

就職活動についてお聞きします。いつから始められましたか？また、どのような業界を見ていましたか。

Fujiiさん:大学2年生の秋ごろにキャリアセンターを訪れ、就活の準備を始めましたが、部活動も忙しかったため、本格的に始めたのは大学3年の秋からでした。業界は幅広く検討していました。

Tsuchiyaさん:大学2年生の3月から就職活動を始めました。きっかけは友達との会話で、3月になるとみんな就職活動について話し始めていたため、夏のインターンシップのエントリーシートを書き始めることからスタートしました。学部3年生の段階では、主にコンサルティング業界とIT業界の仕事を検討していました。

Kariya さん:修士1年生の5月から就職活動を開始しました。私はエンジニアになりたいと考えており、メーカー系やIT系の企業を中心に検討していました。

Takanoさん:就職活動を始めたのは大学3年生の4月で、夏のインターンシップに向けて活動を始めました。外資系IT企業のプリセールス職に絞り、活動していました。外資系IT企業を選んだ理由は、国際的に活躍したいという願望と、技術力の重要性を考えた結果でした。

就職活動を進める中で、HPEに興味を持ったきっかけと、入社を決めた理由は何ですか。

Fujiiさん:分社化前のHPに勤めていた知り合いから、HPEについて話を聞く機会があり、そこで知り、興味を持ちました。入社を決めた理由は、楽しく働ける仲間がいるという点が魅力的だと感じたからです。面接やインターンシップの際、社員の方々がフランクに接してくれたことや、オープンな社風も印象的で、自分が伸び伸びと働ける環境だと思いました。また、外資系企業であり、自分の意見を素直に述べやすい雰囲気も魅力で、入社を決断しました。

Tsuchiyaさん:他社のインターンシップに参加した際、その先輩が新卒で受けた会社にHPEを挙げていたので、気になって調べました。その後、就職サイトを通じてHPEからスカウトを受け、特にサービスエンジニア職に興味を持ち、応募しました。

Kariyaさん:知人の女性が外資系で働いており、グローバルに活躍する姿がかっこよくて憧れ、外資系企業に興味を持ちました。HPEに興味を持った理由は、信頼と尊敬をベースにしたカルチャーに惹かれたこと、オープンな社風が魅力だったからです。また、エンジニア職での仕事を希望していたので、自分が勉強している内容と仕事内容が直接関連していて、面白そうだと感じました。

 Takanoさん:HPE本社の近くに友人が多く住んでいたので、HPEを知っていました。入社の決め手となったのは、技術の幅広さと深さで、学べる機会が多いと感じ、HPEに入社することを決断しました。

外資系について

外資系の企業と聞くと、競争が激しいのではないか、帰国子女や留学経験のある人が多いのではないかというイメージですが、みなさんはどうですか。

Fujiiさん:留学経験はありません。英語に対する不安はありますが、自分のできることに集中し、自分のやりたいことを優先しました。 日本もグローバル化していく中で、英語は避けて通れないスキルなので、積極的に向き合う決断をしました。

Tsuchiyaさん:留学経験はありませんが、英語に対する興味は高く、高校から英語学習に取り組んできました。実際に話すとなると自信がない部分もありますが、今後外資系企業で働きながらスキルを向上させることができると考え、ポジティブな姿勢で臨みます。

Kariyaさん:グローバルな環境に身を置くことで、自然と見える視野が広くなってくるという期待感が高く、外資系を志望しました。英語に対する苦手意識はありますが、成長の機会として捉え、積極的に学んでいます。

Takanoさん:留学経験もなく英語も得意とは言い切れませんが、外資系企業に飛び込み、自身が成長できる機会が豊富にある環境で働くことで英語のスキルも向上させていけると信じています。

仕事・キャリアについて

自身の強みや、スキルを仕事でどのように活かしていきたいですか。

Takanoさん:強みは、IT技術に関する好奇心です。技術関連の書籍を購入し、家でそれを少しずつ読み進めています。入社後は強みを活かし、たくさんの製品に触れて知識を増やし、イベントで登壇する機会にも挑戦したいと思います。また、得た知識を多くのお客様に還元出来ればと考えています。

Kariyaさん:私の強みは、困難な時も、周りとコミュニケーションを取り合い、課題を解決していく力です。元々負けず嫌いで、コミュニケーション力もある方だと思います。そのため、難しい状況でも、協力して解決に向かうことができると考えています。エンジニア職においても、協力し合いながら価値を提供し、チームとしての成果を上げたいと思っています。また、私は新しい技術にも興味を持っており、学校で培った通信や情報のスキルを活かしながら、最新の技術を追求したいです。

Tsuchiyaさん:自分の強みは、課題を発見する力です。大学では顔認証ゲートが上手く機能しない点について、ユーザ側と、ハードウェア側の両方の問題に着目し、解決策を導くという経験をしました。この知見がサービスエンジニア職においても活かせると思います。顧客が抱える課題を深く掘り下げ、解決策を提供することが出来ます。

Fujiiさん:先を見据えて必要だと感じたことをすぐ実行に移せる行動力です。セールススペシャリストは、お客様と最初から最後まで関わるので、課題解決だけでなく、プラスアルファの価値を提供することが大切だと考えます。また、社内においても、一緒に働いていく仲間や他部署のメンバーが何を求めているかを考え行動することが必要です。そのような場面で私の強みを活かし、お客様に満足していただけるよう努力したいです。

入社後、キャリアの方向性について、どのような事にチャレンジしていきたいですか。

Tsuchiyaさん:私は、人々の生活を豊かにすることに関心があり、多くの人に価値を提供できるという点で法人向けのビジネスに興味を持っています。サービスエンジニアとして、最初は顧客の近くで現在の課題を把握し、技術的な面でも顧客の要望を満たすために知識を深めたいです。
最終的には顧客のフィードバックを踏まえて、より優れた製品を提供するプロジェクトを立案する役割に就きたいと考えています。また、マネージメントスキルも身に着けてプロジェクトのリーダーシップをとる立場に成長していきたいです。

Takanoさん：グローバルに活躍したいと考えています。例えば、海外で実施されている成功事例を日本にも導入したいと思っています。特に興味を持っているのは、教育業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）です。海外の事例を参考にしながら、日本の教育業界にも新しいアイデアをもたらすことを目指したいと考えています。

Kariyaさん：まずは技術力を十分に身につけ、その後、リーダーの役割にチャレンジしたいです。エンジニアとして、技術に関する知識を深め、人と協力し、自身ができる最大の価値貢献を世の中にしていきたいと考えています。
自分が現在特に興味を持っている領域は、自動車業界です。今は百年に一度の変革が起きていると言われていますが、ITの力を駆使して問題を解決できる可能性を感じています。
また、日本は防災の面で優れたシステムを持っていますが、まだまだ改善の余地があると思います。地震が発生しても、サーバーやシステムが稼働し続けるような技術を開発することが、地震後の復興や人々の安全を向上させる手助けになるのではないかと考えており、そのような分野にも携わっていきたいです。

Fujiiさん：3人のように具体的には考えられてはいませんが、まずは目の前の仕事に集中し、日々コミュニケーションをとりながら学んでいくことを大切にして、将来の方向性を見つけていきたいと思います。

就職活動についてのアドバイス

これから就職活動を迎える学生さんに向けてアドバイスをお願いします。

Takanoさん：就職活動全般において、私が重要だと考えているのは、実際にその会社で働いている姿を想像し、その職種においてどのように自分の長所を活かすかを考え、それをアピールすることです。
さらに、面接では、自分の長所を伝える意識を持ち臨むことが大切だと思っています。

Kariyaさん：一番大切なのは自分らしくあり続けることだと考えています。言い換えれば、自分を偽らないことが、その会社での適性やマッチ度に大きな影響を与えると思っています。
自分自身を正直に表現することで、企業もまた本来の姿で評価してくれるので、入社後に後悔しないように、自分自身を偽ることなく、本来の自分でいることが大切だと思います。
一方で、企業研究をしっかり行い、それを踏まえつつ自分をアピールすると良いと思います。

Tsuchiyaさん：最初の思い込みに囚われず、偏見を持たずに就職活動に取り組むことが重要だと思います。

実体験になりますが、私はハードウェアよりもソフトウェアよりの内容を学んでいたため、最初はソフトウェアの企業に焦点を当てていました。後になって、HPEはハードウェアだけではなく、実際にはソフトウェア領域でも活躍していることを知りました。
また、顧客と近い立場で仕事がしたいと考え、当初はコンサル業界に就職しようと思っていましたが、実際には、コンサルタントは企業のトップ層と接することが多く、現場からは距離があることを知り、より顧客の近くで働けるHPEのサービスエンジニア職での入社を決めました。
このように、知っているつもりでも、意外と誤解していることも多いので、視野を広げて取り組むことが大切だと思います。

Fujiiさん：企業分析はもちろん大切だと思いますが、同じくらい重要なのは自分自身を理解することだと思います。自分は何が好きなのかを考えることは、就職活動を進める上で重要です。自分の好みや、その好みがどのように形成されたのか、何がきっかけでその好みが生まれたのかを言語化することを、是非やってみてください。
人生チャートを作成し、振り返ることが役立ちます。モチベーションが高いときと低いときは理解しやすいですが、意外と中間の期間に熱意が欠けたときなど、その理由について考えることが大切です。
自分自身を詳細に理解すれば、面接などでも自信を持って答えることができると思います。

入社に向けて

内定式を終えて、入社への意気込みをお聞かせください。

Fujiiさん：内定式で初めて同期全員と会え、「この仲間と一緒に来年から社会人として責任を担う生活が始まるんだ」と感じ、身が引き締まる思いです。また、先輩社員の方とフレンドリーにお話できたことは、自分らしくありのままで働けると思わせてくれました。

Tsuchiyaさん：内定式で初めて本社に来たので、ここで働くという実感が湧き、来年からの仕事に対する気持ちも強まりました。
また、研修に関する話もあり、しっかりと教育してサポートしてもらえることを聞いて、安心して残りの学生生活を頑張っていく意欲が湧いてきました。卒業研究やこれからの時間を大切にし、学生時代を後悔せずに過ごし、入社を迎えたいと思います。

Kariyaさん：内定式での歓迎を受けて、非常に嬉しい気持ちでいっぱいです。このように歓迎していただいたからこそ、自分自身も期待に応えられるように頑張り、たくさん成長していきたいと思います。より一層身が引き締まる思いです。

 Takanoさん：内定式は非常に温かく楽しく、とても良い時間でした。これから入社後についても、今日一緒にいた同期たちと共に、互いのモチベーションを高め合い、切磋琢磨できればと思っています。