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【イベントレポート】国家公務員の仕事とキャリアを語るオンライン女子茶話会 参加省庁:総務省、文部科学省、経済産業省

 2024年3月12日、総務省、文部科学省、経済産業省で働く理系出身女性国家公務員の方をお招きして、理系女子大学生とオンライン茶話会を開催いたしました。


イベント概要

 今回は、総務省の入省3年目(大学時代の専攻:情報工学)、文部科学省の入省15年目(大学時代の専攻:生物)、経済産業省の入省3年目(大学時代の専攻:都市工学)の職員の方から、国家公務員を目指したきっかけ、仕事内容、キャリア、働く環境についてお話を伺いました。


以下に少し抜粋してイベントの様子をお伝えします。


学生時代・就活・国家公務員になるまで


<総務省>
情報工学を専攻していたため、ITコンサルなどシステム系の企業への就職を考えていました。しかし、家族の勧めもあり公務員の道も模索し始め、試験や面接に挑戦しました。民間の就職活動での経験も役にたちました。最終的に官庁訪問で実際に働く国家公務員の方のお話を聞き関心が高まり公務員の道を選びました。


<文部科学省>
小学生のころは教員になることを夢見ていました。成長するにつれて少し視野を変えて教育行政に興味を持ち、公務員を意識し始めました。大学では理学部で生物学を学び、生物学専攻には国家公務員となった先輩がいたことも影響しています。教育に携わりたいという思いから文部科学省での公務員の道を選びました。


<経済産業省>
学生時代は都市工学を専攻し、特に水の研究に取り組んでいました。高校時代から行政に興味を持ち、国際機関で働くことを考えており、その過程で国家公務員を目指しました。学部時代に教養区分で公務員試験を受け合格し、大学院で総合職の工学区分を追加で受験しました。時間的余裕がある方は、早めに試験を受験しておくことをお勧めします。また、様々な省庁のイベントやインターンシップに参加したことが進路を決める上で重要になりました。


仕事内容

<総務省>
総務省は情報通信を所管しており、私はスマートフォンやIoTなどの通信障害を防ぐための調整を行っています。国際的な調整も重要で、具体的には人工衛星などの通信の管理や国際会議での議論を踏まえた法律制定に携わっており、大規模なプロジェクトにも関わっています。このような業務に携わることで、自身の貢献が実感でき、やりがいを感じています。


 
<文部科学省>
文部科学省の研究振興局で、大学ファンドの業務を担当しています。10兆円規模のファンドの運用益を用いて、国際卓越研究大学に助成する事業で、私は対象となる大学の選定やファンドの運用監督に関する業務を行っています。仕事のやりがいは、将来の成果を見据えながら政策に携わることで感じています。


 
<経済産業省>
日本政府が推進しているグリーントランスフォーメーション(GX)に取り組んでいます。GXは2030年度の温室効果ガス排出46%削減、2050年カーボンニュートラルの実現という日本の国際公約達成を目指すとともに、経済成長・競争力強化及びエネルギー安定供給を同時に実現することを目指すものです。具体的な業務は、ファイナンスに関する環境整備や新しい国債の発行などといった国内政策の推進です。さらに、G7の交渉などといった国際的な政策調整にも取り組んでおり、政策の実現に向けて様々な課題に対処しています。



働く環境について


コロナ禍でテレワークの制度が整い、働き方改革が進んだこと、産休育休に関しても、復帰後に自分の希望に合わせて働き方を選べる環境があるので不安を感じなかったこと、家庭との兼ね合いでキャリアを選ぶことができることをお話いただきました。


 
イベントを通して普段あまり知ることがない国家公務員の仕事内容について貴重なお話をお伺いできました。ありがとうございます!


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