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【原子力規制庁】様々な分野出身の研究職員が活躍しています! 



現在の仕事内容

 私の所属している放射線・廃棄物研究部⾨では、放射線防護、原⼦炉施設等の廃⽌措置及び放射性廃棄物の処分について、安全に関する調査や研究を⾏っています。部⾨には理学、⼯学、その他⾃然科学など様々な分野出⾝の職員がおり、それぞれの職員が培ってきた経験や知識を活⽤し、規制基準類の整備、許認可に関する審査および放射線防護措置の改善に関する技術⽀援を⾏っています。私は放射線防護に関する調査や研究を担当しています。


学生時代の研究内容

 学⽣時代は放射線計測の研究を⾏っていました。その中でも放射性物質に汚染された傷⼝の汚染レベルを迅速に測定する検査⽅法の開発に取り組んでいました。この傷⼝の汚染検査⽅法の開発では、体内への放射性物質の取り込み過程に関する⽣物学、放射性物質から放出される放射線検出に関する物理学、迅速に放射性物質を検出する装置の設計に関する⼯学といった様々な分野の知識が必要でした。「原⼦⼒は総合科学」といった⾔葉もあるように、私たちが⾏っている原⼦⼒の安全研究には、物理学、化学、⽣物学、医学、⼯学、環境学等の様々な分野の専⾨知識が必要になります。学⽣時代に様々な分野の勉強をしたことが、今の業務に役⽴っています。


やりがいについて

 国内外の情報を整理して収集し、⾃ら研究を⾏うと共に放射線防護措置の改善に関する技術⽀援を通して、それらの知⾒を原⼦⼒規制⾏政に活⽤できるところです。このような知⾒をどのように原⼦⼒規制⾏政に反映させていくか、どのように課題を解決すれば良いかといった検討や議論にやりがいを感じます。このような業務を通じて、原⼦⼒関連施設の周辺環境や住⺠の安全に関わり、科学的・技術的な⾒地から適切な規制活動を⾏うことが原⼦⼒規制庁の社会的意義だと、強く感じています。そのため、常に研究活動などを通じて最新かつ⾼度な知⾒を保有し、それらの知⾒を⾼⽔準の規制活動や情報提供により国⺠に還元していくことが重要だと考えています。



 私は⼤学時代の研究室⽣活を通して、専⾨的な知識の習得のみならず、⾃分の考えを表現する⽅法や論理的な考え⽅等、多くのことを学びました。今、勉強している専⾨分野そのものでなくとも、⼤学で学んだ多くのことは社会の中で⽣きていく上で⼤きな助けになります。



原⼦⼒規制庁放射線・廃棄物研究部⾨技術研究調査官(研究職)

伊⾖本幸恵

<所属>

技術基盤グループ 放射線・廃棄物研究部⾨

<経歴>
2020 年 原⼦⼒規制庁採⽤ 核燃料廃棄物研究部⾨ 配属
2022 年 現職


内閣人事局Career Guide

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「国家公務員」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか。 国家公務員の仕事は、医療や教育など暮らしに身近な分野から、国の財政運営・産業振興、外交・防衛まで、世の中のありとあらゆることと関わっています。 国家公務員の活躍のフィールドは幅広く、様々な専門性を生かせる場があります。子育てと両立しながら活躍するリケジョも多くいます。 「いま」を守り、「未来」をつくる。 自分、ではなく、みんなのために。 それが、国家公務員という生き方です。

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