
『専攻が違っても大丈夫。』 入社2年目女性エンジニアが語る、オートリブで見つけた“命を守るものづくり”
世界の交通事故による死傷者を減らすことをミッションに掲げる、自動車安全システムのグローバルカンパニー、オートリブ。
エアバッグやシートベルトなど、人の命を守る製品の設計に携わる若手の女性エンジニアは、どのような想いで日々仕事に向き合っているのでしょうか。
今回は、エアバッグの設計を担当するNさんに、入社2年目ならではのリアルな声を伺いました。
就職活動のきっかけやオートリブを選んだ理由、現在の仕事内容、働き方、そして仕事のやりがいや今後の目標まで、率直に語っていただいています。理系分野への進学や就職を考えているみなさんは、ぜひ参考にしてみてください。
Nさん | 量子線科学(大学院)専攻 | 入社2年目 | エアバッグの設計 |
|---|
学生時代からオートリブとの出会いまで
まずは、学生時代に学んでいたことや、就活でオートリブに出会うまでのお話から聞いてみました。
Q1. 学生時代はどのようなことを学んでいましたか?
大学・大学院では量子線科学を専攻していて、超重元素の化学的性質を研究していました。
自動車とは全然関係のない分野でしたが、「仮説を立てて、検証を繰り返す」研究のやり方は、今の設計の仕事にもすごく活きているなと感じます。
Q2. 就職活動ではどのような軸で企業を探していましたか?
私が大事にしていたのは『社会貢献』と『ものづくり・設計開発』の2つです。
自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できること、そして自分の手で考えて形にできる仕事にすごく魅力を感じていました。
Q3. オートリブを知ったきっかけは?
就活サービスからスカウトをもらったのがきっかけでした。
正直、就活を始めたばかりの頃は会社名すら知らなかったのですが、インターンシップに参加することでどんどん興味が湧いてきました。
Q4. 入社を決めた理由を教えてください。
決め手は『Saving More Lives(より多くの命を守る)』という企業理念でした。
実は私自身、交通事故で後遺症を負った経験があります。事故の大変さを知っているからこそ、『命を守る製品をつくりたい』という気持ちが自然と強くなっていきました。
仕事のリアル ― 1日のスケジュールから設計の面白さまで
続いて、今の仕事内容や1日の過ごし方、設計という仕事のやりがいについて聞いてみました。
Q5. 現在はどのようなお仕事を担当していますか?
今は自動車メーカ向けのエアバッグの設計を担当しています。
量産プロジェクトの中で、設計検討や解析、図面作成、試験、お客様との打ち合わせまで、幅広く携わっています。
最近は量産プロジェクトの主担当も任せてもらえるようになり、エアバッグの形状を解析して、試験を重ねながら最適な設計を考えています。自分が設計した製品が実際に街を走る車に載っていると思うと、それだけでうれしくなりますし、大きなやりがいを感じます。
Q6. 1日の仕事の流れを教えてください。
8時頃に出社して、まずメールや連絡事項をチェックします。
午前中は解析やレイアウト検討など、じっくり考えたい仕事を進めることが多いですね。
お昼は同期と一緒に食べることが多くて、それも楽しみのひとつです。
午後は設計検討に加えて、お客様との打ち合わせや海外拠点とのミーティングが入ることも。17時30分頃には退社する日がほとんどです。
Q7. 残業は多いですか?
「プロジェクトの状況にもよりますが、基本的には定時で帰る日が多いです」とのこと。
特に印象に残ったのは、「もっと仕事を経験したいと自分から希望すれば任せてもらえますし、予定があれば定時で帰ることもできるんです」という言葉でした。自分のペースで仕事をコントロールしながら働ける環境があるのも、オートリブの魅力のひとつかもしれません。
Q8. 設計の仕事の面白さ、難しさを教えてください。
設計にはこれといった正解がないんです。安全性はもちろん、生産性やコスト、搭載性能など、いろいろな条件を同時に満たさないといけません。
解析結果や試験結果を見ながら、チーム全員で何度も試行錯誤を重ねて、少しずつ理想の形に近づけていく。その過程こそが、設計の一番面白いところだと思っています。
Q9. 学生時代に学んだことは仕事で活かされていますか?
大学時代に使っていた3D CADやPythonの知識は、今も解析や設計検討でしっかり役立っています。一方で、成形や金型、生産工程などは入社してから一つひとつ学んでいきました。
会社には研修やオンライン教材があって、配属されたあとも先輩が丁寧に教えてくれるので、焦らず安心して学べる環境だなと感じています。
若手の挑戦、海外との仕事、そして成長のストーリー
若手にも大きな裁量が与えられるというオートリブ。海外との仕事や失敗から学んだこと、成長の実感について聞いてみました。
Q10. 若手でもチャレンジできる環境ですか?
今は量産プロジェクトの主担当として、お客様との会議にも参加していて、設計検討から解析、試験まで一連の流れを任せてもらっています。自分が検討した形状が実際に車に載ることを考えると責任は大きいですが、そのぶん成長できている実感もあります。
Q11. 海外との仕事にはどのような面白さがありますか?
国や文化が違っても、「一つの製品をもっと良くしたい」という目標は同じで、一緒にものづくりを進めていく面白さを感じます。
Q12. 英語はどれくらい必要ですか?
私も英語が得意というタイプではありません。
ただ、大学院時代に海外の研究者と一緒に研究を進めた経験があって、いろいろな価値観に触れてきたことは、今の仕事にも活きているなと感じます。会社には語学を学べる環境もあるので、入社してからも無理なく学び続けられます。
Q13. 失敗から学んだ経験を教えてください
海外拠点からサンプルを送ってもらうとき、日本と同じ感覚でスケジュールを組んでしまい、予定どおりに進まなかったことがありました。海外では働き方や優先順位、輸送や通関にかかる時間も違うんですよね。
この経験から、相手の立場を理解して、余裕を持った計画を立てることの大切さを学びました。
Q14. 入社して最も成長したと感じることは?
設計だけでは仕事は進みません。
社内外のたくさんの人と協力しながら、一つの目標に向かって仕事を進める力が身についたなと感じています。
女性エンジニアとして働く魅力、そして理系女子のみなさんへ
最後に、職場の雰囲気や女性エンジニアとしての働きやすさ、そして理系女子のみなさんへのメッセージを聞いてみました。
Q15. オートリブはどんな雰囲気の会社ですか?
入社前と入社後で、会社の印象はほとんど変わりませんでした。命を守る製品を扱う会社なので緊張感や責任感はありますが、それ以上に感じたのは風通しの良さです。
若手でも意見を発信しやすくて、「やってみたい」と手を挙げれば挑戦させてもらえる環境があります。年齢や経験に関係なく、一人のエンジニアとしてちゃんと向き合ってもらえるのが、大きな魅力だなと思います。
Q16. 『One Autoliv』とはどのような考え方ですか?
社内では『One Autoliv』という言葉がよく使われています。
部署や職種、国が違っても、全員が『より多くの命を守る』という同じ目標に向かって仕事をします。実際に海外拠点や他部署と仕事をしていても、その考え方が自然に浸透しているなと感じます。
Q17. 女性エンジニアとして働きやすさを感じるところはありますか?
私は仕事もプライベートも、どちらも大切にしたいタイプです。その気持ちを会社が尊重してくれていると感じます。
まとまった休暇もしっかり取れますし、旅行が趣味なので連休を利用して出かけることもあります。その一方で、仕事では一人の技術者として責任ある仕事を任せてもらえていて、公私ともに充実した毎日を送れています。
Q18. ロールモデルとなる先輩はいますか?
仕事を頑張りながら、家庭も大切にしている先輩方がたくさんいます。
平日は仕事に集中して、休日は家族との時間を大事にする。そんな姿を見ていると、私もいつかそんなエンジニアになりたいなと思います。
Q19. オートリブを目指す学生におすすめしたいことは?
ぜひインターンシップに参加してみてほしいです。
仕事内容だけでなく、社員の雰囲気や会社の空気感を実際に肌で感じられると思います。風通しの良さや、みんなで協力し合う文化は、参加してみるとよりリアルに実感できるはずです。
Q20. 学生時代の自分へアドバイスをするとしたら?
専攻分野だけで将来の可能性を狭めなくても大丈夫だよ、と伝えたいです。
私自身、今の仕事は学生時代の研究分野とは全然違いますが、論理的に考える力や試行錯誤する力は、今もしっかり活かされています。興味を持ったことには、ぜひ臆せず挑戦してみてほしいなと思います。
それから、研究発表や学会発表、海外の方との共同研究など、「人に伝える」経験は社会人になってから必ず役に立ちます。
最後に
理系女子のみなさんへ
理系で培った論理的思考力や、試行錯誤する力は、専攻が違っても必ず活かせます。誰かの命を守る製品づくりに携われることは、本当に大きなやりがいです。少しでも興味があれば、ぜひ一歩踏み出して挑戦してみてください。








