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化粧品会社の研究職ってどんな仕事?仕事内容とやりがい、就職する方法を解説します!

華やかでかっこいいイメージのある化粧品会社の研究職は、理系女子学生を中心に大変人気のある職種です。

本記事では、化粧品会社の研究職に就きたいと思っている人のために、その仕事内容やなり方を紹介していきます。化粧品業界に興味のある理系女子学生さんはぜひ参考にしてください!

化粧品会社の研究職とは?


化粧品会社の研究職は、新しい商品を開発したり、商品の安全性を担保したり、新しい技術を探究する役割を担う仕事です。

なんとなく「化粧品を作る」「実験室で研究をする」といったイメージはあるものの、具体的な仕事内容を知らない人も多いのではないでしょうか?そこでまずは、化粧品会社の研究職について、仕事内容や楽しさ、苦労、職場環境について解説していきます。

仕事内容は部署によってさまざま


一言で研究職と言っても、研究所の中にはさまざまな部署があり仕事内容も多岐に渡ります。代表的な仕事としては、「基礎研究」「処方開発」「安全性研究」が挙げられます。

基礎研究

化粧品に配合する有効成分や皮膚科学の研究を行う仕事。大学と共同研究を行ったり、学会で発表したり、化粧品の効果を示すデータを取るといった業務があります。

処方開発

基礎研究により得られた知見をもとに、新商品の処方(=作り方)の開発を行う仕事。どの原料を、何グラム、どのように混ぜ込んでいくか、という検討を繰り返し行いながら目的の化粧品を作り上げていきます。

安全性研究

商品や原料の品質を守るための分析技術や試験方法に関する研究を行います。分析機器を用いて成分を特定したり、微生物の量を測定したり、皮膚への安全性を調べるといった業務があります。


この他にも特許や法令などを扱う仕事もあります。化粧品の研究には、生物学、物理学、情報学や法律などさまざまな分野の知識や技術が必要になってくるので、幅広く学び続ける意欲が欠かせません。


化粧品会社の研究職の楽しさ・やりがいは?


化粧品会社の研究職の楽しさには、

・化粧品に囲まれながら仕事ができる
・自分が携わった商品を多くの人に使ってもらえる
・仕事を通して新しい知見や技術を発見できる

などがあります。

化粧品が好きな女性なら特に、自分が携わった商品が世に出ていくときには大きな喜びを感じることができるでしょう。研究する対象が自分の好きなものであれば、モチベーションもぐっと上がりますよね。


化粧品会社の研究職の苦労は?

華やかに見える化粧品会社の研究職ですが、その裏側には以下のような苦労もあります。

・新しい商品を生み出すためにずっと勉強し続ける必要がある
・失敗の繰り返しになることもある

化粧品の研究にはあらゆる分野の知識が関わってくるため、ずっと勉強し続ける覚悟が必要になります。また、競合他社に勝る新しい商品を作るためには、「業務を覚えてこなすだけ」ではなく、失敗を繰り返しながら常に新しいことに挑戦しなければなりません。人によってはそんな「無限の努力」が負担に感じることもあるでしょう。

給料や労働環境は?


給料は会社によって大きく異なりますが、大手になるほど給与水準が高くなる傾向があります。化粧品業界全体の平均年収は40歳で600万円弱と、世の中全体の平均と大差はありません。

また、比較的女性が多い業界であることから、結婚や出産などのライフイベントを迎えても続けやすい環境が整っている会社が多いです。女性が重宝され長く続けられる環境が整っていることは、化粧品業界ならではの魅力と言えるでしょう。

化粧品会社の研究職になるには?


化粧品会社の研究職に付くためには、自社に研究所を持つ化粧品会社の採用試験を受け、研究職として採用される必要があります。では、そのためにはどんなことが必要なのでしょうか。

化粧品会社の種類を理解しておきましょう

化粧品会社の中には、

1.化粧品製造販売会社
2.化粧品製造会社(化粧品OEM会社)
3.化粧品企画販売会社

があります。国内には3000社以上もの化粧品会社があると言われていますが、実はそのほとんどが自社に研究所や工場を持たない化粧品企画販売会社なのです。化粧品の研究職に付くためには化粧品製造販売会社または化粧品製造会社に入社しなければなりません。

化粧品製造販売会社は、一般消費者にもその社名が良く知られているため、就活生から非常に人気があります。化粧品製造会社は、化粧品製造販売会社や化粧品企画販売会社から依頼を受けて商品の開発や製造を行う会社で、知名度が低いため比較的入りやすいと言われています。

化粧品の研究職に就きたいのならば、これらの違いを理解しどの会社ならやりたいことができるのかを把握しておきましょう。

どんな学歴が必要?

最低でも理系大卒以上の学歴以上が必要であり、会社によっては大学院(修士)以上を応募条件にしている会社もあります。学部卒でも化粧品会社の研究職に就くことは可能ですが、大学院に進学した方が選択肢は広がるでしょう。

学部の指定は特になく、農学部、理学部、薬学部、工学部など理系であればOKとしている会社が多いです。大学で化粧品研究に直結する勉強をしている必要はありません。

就活での注意点


化粧品会社の研究職は理系女子学生にとても人気があるため、大手ほど優秀な学生が集まり競争が激しくなります。大手化粧品会社の研究職を目指す場合、決して簡単な道のりではないことを理解しておきましょう。

有名でなくても技術力をもった化粧品会社は多くあるので、多くの選択肢を持っておけるようにしっかりと業界研究をしておきましょう。

化粧品会社の研究職は人気の職種!なりたいなら早めの対策を!


化粧品会社の研究職は、新商品の開発や安全性の担保、化粧品に関わる基礎研究をする仕事です。幅広い知識を必要とするため、高い勉学意欲が欠かせません。また、比較的女性が多い業界なので、続けやすい職場環境が整っている傾向があります。

特に女子学生に人気のある職種なので、大手ほど優秀な学生が集まり競争が激しくなります。化粧品会社の研究職に就きたい人は、まずは業界研究をしてどんな会社があるのを知っておきましょう。

しじみ

しじみ

新卒で化粧品会社に就職、メイク品の処方開発を行う。 結婚を機に転職したものの1年で退職し在宅ライターに。 現在は美容、転職、ペット関係を中心にライター活動中。

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