【イベントレポート】最先端技術開発体験会参加レポート ジヤトコ株式会社
2018年2月20日、ジヤトコ株式会社本社で理系女子学生全学年対象に「最先端技術開発体験会」が開催されました。
その様子をレポートします。
全国から理系女子が集まる!
今回は東北、関東、中部、関西、そしてなんと海外からも学生が集まり、合計9名の理系女子学生が参加しました。
学年も1年生から修士1年生まで様々で、専攻もバラバラです。
ジヤトコ株式会社さんの本社は静岡県の富士市にあります。そこで、私たちは、最寄り駅の新幹線の「新富士駅」に集合しました。
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新富士駅からは社員専用のバスで乗車すること20分、ジヤトコ株式会社本社に到着しました。
イベント内容
1.会社説明
ジヤトコ株式会社さんは、前進・後退をしたり、加速をしたりなど、ドライバーの指示に合わせて車を動かすために必要な「トランスミッション」という自動車部品を製造・販売されているメーカー企業です。
まずはじめに、私達にとって馴染みのない「トランミッション」について、会社説明していただきました。知らないことばかりでとても勉強になりました。
2.最先端技術開発体験
続いて、社員でもなかなか入ることのできない「未来技術センター」を特別に見学しました。
ここでは、実際に開発中のものは当然社外秘なので、開発に使用している最先端機材を用いて、様々な体験をさせていただきました。
1.MR(Mixed Reality : 複合現実)を利用した開発
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「トンランスミッション」は車のエンジンの力を効率よくタイヤに伝えるために必要な部品です。その為、エンジンまわりに設置されることが多いのですが、そこには他の多くの部品も搭載されています。
そこで、MRを用い、実際に他の部品が装填された状態を仮想的に作りだすことで、「トランスミッション」を取り付ける作業を行う時のスペースが十分あるか視覚的に確認することが可能となります。
私達は、ヘッドセットを装着して、MRの体験をしてみました。実際には棒を持っているだけなのに、あたかも部品を手にしているかのような錯覚になります。細部まで見事に再現されていてとても驚きました。
2.3Dプリンターを利用した開発
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3Dプリンターで試作品をつくることで、製品の生産前に様々な確認をすることができます。今回、私達は、3Dスキャナーで自分たちの手をスキャンしてみました。
実際にやってみると、なかなか難しかったです。
3.ドライブシミュレーターを用いた開発
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ドライブシミュレーターを用いることで、開発した「トランスミッション」を搭載した車の乗り心地を体感することができます。また、体感するだけではなく数値的検証も行うことが可能です。
私達も実際に乗ってみました。まるで本当に車を走らせているような感覚です。
ジヤトコさんの「未来技術センター」では、このような最先端技術を使い様々な先行開発が行われているそうです。
3.女性技術者との交流会
最後に、ジヤトコさんで活躍する女性技術者のお二人にお時間をいただき、交流会を行ないました。
私達は、ざっくばらんに、お仕事のこと、就職活動のこと、子育てのことなどを聞くことができ、とても貴重な経験をしました。
普段の学校生活だけですと、実際に働く社員さんとお話できる機会はあまりないため、今回のイベントに参加してよかったなと思います。
実際に企業に訪問してみるとより深く企業のことを知ることができました。また就職活動前に企業のことを知れたことも良かったです。
ジヤトコ株式会社様このようなイベントを開催いただき、ありがとうございました!
会社概要
社 名 | ジヤトコ株式会社 |
設 立 | 1999年6月28日 |
本 社 | 静岡県富士市今泉700番地の1 |
事業内容 | 変速機および自動車部品の開発、製造および販売 |
資 本 金 | 299億3,530万 |
従業員数(連結) | 14,300名(2017年3月31日現在) |
株 主 |
日産自動車株式会社 75% |
主要納入先 | 日産自動車株式会社 三菱自動車工業株式会社 スズキ株式会社 東風汽車有限公司 ルノー など |
HP | https://www.jatco.co.jp/ |