【イベントレポート】知っ得!留学×東工大 ~理系女子なら必ず活かせる進路選択のススメ~
2017年7月8日、東京工業大学で「知っ得!留学×東工大 ~理系女子なら必ず活かせる進路選択のススメ~」が開催されました。
東工大大学院を卒業し、最先端研究機関で研究員かつニュースライターとしても活躍中の奥野さんを講師としてお招きし、ご自身の留学経験から得られた、貴重なノウハウを伝授していただきました。
当日は、東工大のみならず、他大学や女子高校生など約15名が参加しました。
そのイベントの様子をレポートします。
大学で留学するにはどんな選択肢があるの
理系学生が留学するには下記のようなパターンが多いそうです。
語学研修に参加する
海外の大学で専門分野を習得するたに必要な英語スキルを身に付けるための語学留学。
同じ目的のために参加している学生が多いため、クラスには日本人やアジア圏の学生が多い。
大学の授業を受ける
海外の大学で授業を受けるための留学。
交換留学など。
東京工業大学では単位交換も可能なプログラムもある。
共同研究室に所属する
期間は短くても3ヶ月〜半年。
研究室を選ぶ時点で、教授などに相談が必要。
ワーキングホリデーに行く
番外編になるが、ワーキングホリデーに行く。
この場合は休学して行くことになる。
理系の大学生はどのタイミングで留学することが多い?
東京工業大学は約9割の学生が大学院に進学します。
理系の多くの学生が大学院に進む今、どのタイミングで留学することが多いのでしょうか。
学部の3年間は比較的自由菜時間が多いが
4年生以降は夏休みは2週間程度になることも
学部1年から3年の間は、授業+サークル活動やアルバイトなど、比較的自由な時間も多く、夏休みや冬休みなども2ヶ月間ぐらい休みがあります。
しかし、学部4年生以降は基本的に週5日朝から夜まで研究があり、研究室にもよりますが、夏休みは2週間、冬休みは1週間くらいになることもあるそうです。
学部4年になると、院試の勉強もあり、なかなかこのタイミングで留学は難しいとのこと。
語学留学は学部2年〜3年の間に2週間から3ヶ月。
授業や研究目的の留学は修士1年の8月〜11月に留学するパターン多いそうです。
しかし、この時期には、インターンシップなど就職活動も始まったり、自身の研究も一番楽しく進む時期なので、留学に迷いが出てきてしまします。
そこで、ワークショップでは、今の自分と将来なりたい自分とその過程について考えました。
留学は目標ではなく、あくまで、なりたい自分への過程であるということをこのワークショップで学びました。
また、参加メンバーと話し合うことで、自分のプランも客観的に見る事が出来る共に、様々な意見やアドバイスを聞く事が出来ました。
留学に必要な3つのこと。
最後に奥野さんから、学生にアドバイスをいただきました。
1.計画を事前に立てる。
留学の予定はもちろんのこと、忙しい理系学生にとって、あっという間に出発の日に。
歯医者に事前に行っておくこと。
海外の人と髪質がことなるため、美容院に事前に行っておくことが重要とのこと。
(女子には必須ですね!)
2.自己管理
健康の管理や時間の管理、お金の管理など
キチンと自分で管理することが大切です。
3. 留学を楽しむこと
そしてなにより、留学を楽しむこと!
”もし、あなたの口座に86,400ドル毎日振り込まれて、次の日には使わないと消えてしまうとしたらどうしますか?
毎日引き出して使いますよね。
1日は86,400秒です。毎日消えてしまう時間です。
次の日に繰り越すことはできません。この時間を大切にしていきましょう。”
素敵なメッセージをいただきました。
このイベントでは学生の内にやっておくべきこと、やっておきたいことを改めて考えるきっかけとなりました。
次回のイベントもお楽しみに!
主催:リケジョラボ(http://rikejyor.wixsite.com/rikejyo)
共催:理系女子未来創造プロジェクト(https://rikejocafe.jp/)
協賛:Titech Girls Labo