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株式会社パソナテックが作り出すIT・ものづくりと人をかけあわせたエンジニアの未来の働き方とは!?

理系学生による企業取材シリーズ。

今回、私たちが取材させていただいたのは、西新宿のアイランドタワーに本社をおく、株式会社パソナテックさんです!

その様子をレポートします。

パソナテックってどんな会社?

受付にはなんとPepper君がいます。

パソナテックではこのPepper君のアプリケーション開発なども行なっているそうです。

パソナといえば人材ビジネスの大手企業として有名ですが、グループ会社のパソナテックでは一体どんな事業が行われているのでしょうか。 

 

今後日本の仕事の49%が人口知能やロボットに置き換わる?

 

野村総合研究所の発表によると、10〜20年後に日本の労働人口の約49%がロボットやAIに代替えすることが可能との推測結果が出ています。

また、私たちの平均寿命も年々上がっており、終身雇用制度や年功序列といった制度が撤廃されつつある今、副業や在宅勤務などの新しい働き方を取り入れる企業さんも増えてきています。

そんな時代の中で、未来のエンジニアの働き方を考える会社がパソナテックです。

「HUMANWARE® changes the world」

パソナテックには、

人とIT・ものづくりをかけあわせて様々な問題を解決しながら、最新テクノロジーでワクワクする未来をつくりたい。

テクノロジーで人々の生活や働き方に関わり、豊かな世界に変えていきたい。

というビジョンがあります。

このビジョンのもと、主に4つの事業を展開しており、700社以上の企業と取引をしています。

  • インソーシング ・・・パソナテックのエンジニアがお客様先の企業に常駐して業務を行う。
  • アウトソーシング・・・お客様先から業務を切り出し、パソナテック社内で業務を行う。
  • グローバルソーシング・・・·   パソナテックの海外ネットワークでグローバルなビジネス展開を支援する。
  • クラウドソーシング・・・パソナテックのクラウドソーシングサービス「Job-Hub」(https://jobhub.jp/)で、Web上で業務委託の仕事を依頼でき、発注、検収、決済まで行える。

これらの事業を通して、エンジニアは様々な業界や企業でキャリアを築くことで、幅広い知識や広い視野、柔軟なスキルをもつことができるのです。

今後は、エンジニアも会社で必要とされるキャリアから社会で必要とされるキャリアを身につける時代にシフトしていくのではないでしょうか。

今回は、その中のクラウドソーシングサービス「Job-Hub」について、Job-Hub事業部で働く星野さんに、詳しくお話を伺いました。

 

 

はたらく」をもっと自由に。時間と場所にとらわれない働き方
Job-Hubとは?

 

出典:https://jobhub.jp/ 

  

  Job-Hubのサービスとは

学生:Job-Hubのサービスについて教えてください。

星野さん:Job-Hubでは ”「はたらく」をもっと自由に"をコンセプトにしています。

育児や介護のために自宅でお仕事をされる在宅ワーカーさんや地方のエンジニア、クリエイターにもっと多くのキャリアを作る機会を提供したいという思いで事業を行なっています。

Job-Hubには「クラウドソーシング」「マルチソーシング」「エンタープライズ」という3つのサービスがあります。

 マルチソーシングとは・・・

学生:マルチソーシングという言葉は聞き慣れないのですが、どういうサービスですしょうか?

星野さん:クラウドソーシングは働きたい「ワーカーさん」と仕事を頼みたい「企業・団体」とをWebを通してマッチングさせるシステムです。

現在、Job-Hubには、約8万人のワーカーさんが登録されています。

Job-Hubのマルチソーシングとは、パソナテックが企業と業務委託契約をしてプロジェクトの進捗や品質などを管理し、全国のワーカーさんにお仕事を依頼するサービスです。

 

学生:ということは、今まで個人同士で行なっていた仕事の依頼や受託の形の間に、パソナテックさんが入るということでしょうか。

星野さん:はい。その通りです。

例えば、大きなプロジェクトになるとクラウドソーシングでは、1人の担当者が多くの個人事業主に仕事を依頼する必要があります。そのため、担当者は進捗管理や問い合わせ対応などに多くの時間を割くことになり、担当者の負担となってしまいます。

そこで、パソナテックが業務委託という形で間に入り、Job-Hubワーカーの業務の進捗や品質管理を行うことで、企業の担当者は本来の仕事に専念できるようになります。

 

学生:なるほど。企業側からするとパソナテックに仕事を依頼するだけで、品質の良いものが納品されるということですね。

では、Job-Hubワーカーさんにはどんなメリットがありますか?

星野さん:クラウドソーシングでは、ワーカーさんがご自身のスキルとマッチした仕事を見つける際に時間を要することがあります。

その点、Job-Hub内にあるマルチソーシングサービスに登録しておくと、パソナテックが受託したお仕事を、業務内容にマッチしたスキルを持つJob-Hubワーカーへ依頼するため、マルチソーシングに登録しているJob-Hubワーカーは、より早く自分自身のスキルを活かせるお仕事ができます。

 

 学生:マルチソーシングは、仕事を依頼する企業、依頼されるワーカーさん両方にとって、良いサービスなのですね。

エンタープライズはどのようなサービスなのでしょうか。

星野さん:エンタープライズは、企業の人材活用をシステム面で支援するサービスです。近年、在宅勤務や副業制度などを自社に取り入れるクライアントは増える一方で、管理方法などに課題を抱えています。

そこで、Job-Hubのシステムである個人事業主の人材管理、契約処理、決済処理、作業管理など)をクライアントに合わせてカスタマイズし、提供することでクライアントの課題を解決し、世の中の新しい働き方を推進する役目を担っています。

 

学生:様々なサービスをJob-Hubでは提供されているのですね。パソナテックの社員さんは実際、具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか?

ディレクター兼エンジニアとして働く葛西さんにお話を伺います

 

複数案件を同時にこなす、凄腕ディレクターの働き方とは?


 

 学生:葛西さんはパソナテックに入社されてからどのようなお仕事をされてきたのですか?

葛西さん:パソナテックには新卒でエンジニアとして入社しました。

当時から「デザインができるエンジニアになりたい」という目標があり、その希望が叶い最初の配属は自社サイトの更新や運用管理をするチームでした。

そこでは、バナー作成やコーディングなどの業務を行い、Web制作に関わるスキルを身につけました。

 

学生:そんな中でJob-Hub事業部に異動になったのには何かきっかけがあったのでしょうか?

葛西さん:自社のサイトですと、ある程度の社内ルールの中で仕事を行うことになります。

もちろんこの仕事で学ぶことも多かったですが、さらに広い世界で、様々なクライアントと関わる仕事をしてスキルアップしたいと思うようになりました。

そのタイミングで社内の組織改革があり、より社外の方との関わりが多いJob-Hub事業部を希望しました。

 

学生:では、Job-Hubでの現在のお仕事内容を教えてください。

葛西さん:仕事内容は主に3つあります

  1. Job-Hubサイトの改修
  2. Webサイトの受託制作
  3. 各種サイトの改善提案

です。

 

 学生:具体的な仕事内容を教えていただけますか?

1.Job-Hubサイトの改修

Job-Hubのサイトをユーザーが使いやすいように、UI(ユーザーインターフェース)の改善を行なっています。

具体的には、ユーザー自身の情報登録率を上げるため、サイトの構成やコンテンツの中身を開発メンバーと検討しています。

2.Webサイトの受託制作

これが、メインの仕事ですが、ディレクターとして、クライアントである企業とワーカー(エンジニア・デザイナー)さんの間に立ってプロジェクトの進捗管理やワーカーへの指示出し、出来上がった成果物のチェックをしています。

例えば、企業のWebサイトのリニューアル制作案件ですと、

まず、営業と一緒にお客様先に行き、どういうものをいつまでに欲しいのかといったような要件をヒアリングします。

ヒアリングした内容から、サイトの構成、スケジュールを作成します。納期がありますので、その期日までに納品が完了できるよう、先に述べた業務も含め、案件の全体管理を行うことが私の役目になります。

3.各種サイトの改善提案

クライアントが抱える課題や問題をエンジニアとして解決していく仕事です。

例えば、会員数が思うように増えないといった悩みを抱えている企業さんから、「会員数が増えるようにサイトを改修したい」という依頼があったとします。

私たちは、ユーザーが会員登録するまでの動線を分析しサイトの構成やボタンの位置などを変えてみたり、会員登録のメリットが伝わり易いようにデザインを変えてみたりします。

これらのデザインの変更はABテストといって、ユーザー毎に違うデザインを表示させて評価をします。そういった分析をしながら、サイトの課題を解決しています。

 

 学生:お仕事がとても多岐に渡るのですね。そんな複数案件を同時にどうやってやりくりされているのでしょうか。

 葛西さん:まず、仕事の優先順位を自分の中で決めています。思いがけない作業が増えたりして予定が崩れることもあるため、その度にどれを優先すべきかを判断しています。

また、最終納期などはずらすことができないですが、余裕を持ったスケジュールを立て、突発的な事態が発生した時には調整を行なっております。

 

学生:臨機応変な対応と、各方面への調整力が大切なのですね。ただ、そうはいってもお仕事がハードそうなのですが、夜遅くまでお仕事されているのでしょうか?

葛西さん:そんなことないですよ。パソナテックは「働き方の改革」を進めているので、時間をかけて働くというよりは、みんなが効率的に働くことを意識して仕事に取り組んでいます。

たとえば、オフィスの席をフリーアドレス(決まった自分の固定席がない)にすることで、進行中の業務に関連するメンバーの近くに座り、コミュニケーションアップを図ったり。

 

学生:フリーアドレス。実際に社内を見せていただくことはできますか。

葛西さん:もちろんです。ではご案内しますね。

 

実際に社内を案内していただきました!

葛西さん:こちらが私たちの働くオフィスです。壁がなくオープンな空間になっています。

フリーアドレスで、可変式のテーブルと机なので、いろんな形のグループを作ることができます。

今日は人が少ないので、実際に座ってみましょうか。

 

 

こんな感じで働いているのですね。ちょっと社会人になった気分を味わえました!

普段のオフィスはこんな感じだそうです。

社内の打合せには、このカフェテーブルというスペースを使ったりします。

こちらはちょっと一息できるリフレッシュルーム、バランスボールがたくさんありますね(笑)

 

様々な人と関わる仕事は可能性が無限大!

 

 学生:最後にこのお仕事の好きなところをお聞かせいただけますか。

葛西さん:可能性が広いところです。

ディレクションもデザインも関わる人によって出来上がるものは何通りもパターンがあります。

そんな中でクライアントが満足し、かつ成果をあげることができるものは何か、それを自分で考えることがとても面白いです。また、出来上がったものの結果が見えるところも魅力ですね。

また、パソナテックではお客様の業界も様々ですので、業界にとらわれず、幅広く経験を積むことができており、これは本当にありがたいことだと感じています。

今後も様々な案件に携わり、将来的にはパソナテックだから案件が来るのではなく、「葛西」にお願いしたいと指名して案件が入って来るようになることが目標です。

 


星野さん、葛西さんありがとうございました。

今まで、私たちは、企業に入ってその企業の中で働く働き方しか知らなかったのですが、

インソーシング、アウトソーシング、クラウドソーシングなど、働く時間や場所にとらわれない新しい働き方について学ぶことができました。

また、「会社で必要とされるキャリアから社会で必要とされるキャリアへ変わっていく」という言葉がとても印象的で、自分の強みを社会で発揮するにはどんなキャリアを描けば良いのか、じっくり考えてみたいと思います。

パソナテックさん取材にご協力いただき、ありがとうございました。

 

 パソナテックの応援キャラクター てくのたん(安芸乃てく)と共に撮影

会社概要

会社名 株式会社パソナテック
本社所在地 〒163-1326
東京都新宿区西新宿6-5-1
新宿アイランドタワー(受付:22F)
事業内容 ■ IT/インターネット分野およびエンジニアリング分野における下記の事業
IT/Internet Business,Engineering Areas
-エキスパートサービス(人材派遣) Expert Service
-プレース&サーチ(人材紹介) Place & Search
-アウトソーシング事業 Outsourcing Service
■ クラウドソーシング事業 Crowdsourcing Service
採用ページ https://www.pasonatech.co.jp/recruit/
Job-Hub https://jobhub.jp/

 

 

 

 

 

 


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