
【セミナーレポート】ヤマハ発動機の女性社員が語る、キャリアと働き方
本記事では、ヤマハ発動機が開催した女性向けキャリア&働き方セミナーの様子をレポートします。
当日は、会社紹介や女性社員の紹介に加え、パネルディスカッションやQ&Aを通して、働き方やキャリアの考え方が語られました。
登壇社員プロフィール
現在の所属、仕事内容を教えてください。
Fさん(SPV事業部/2006年入社)
私は現在、SPV事業部 e-kit*ビジネス部 サービスグループに所属しています。
SPV事業部は「Smart Power Vehicle(スマートパワービークル)事業部」の略称で、国内外の電動アシスト自転車や電動車椅子向けのユニットを扱う事業部です。
私たちサービスグループの役割は、製品を出荷した“その後”を支えること。不具合対応や保証申請の運用、販売店向けの教育、そしてそれらを管理するシステム整備などを通して、市場で安心して使っていただくための仕組みづくりを行っています。
その中で私は、海外向けアフターサービス用システムの担当として、機能追加の企画やベンダーとの調整、海外拠点への導入教育、日々の問い合わせ対応まで幅広く携わっています。
e-kit*:電動アシスト自転車・電動車椅子向け電子ユニットの総称
Yさん(ロボティクス事業部/2022年入社)
私は現在、ロボティクス事業部 製造統括部 生産調達戦略部 生産管理グループに所属しています。
私たちの事業部では、電子基板に部品を実装するマウンターや産業用ロボットなど、工場の自動化を支える製品を開発・製造しています。
その中で生産管理は、営業・調達・技術・生産など各部署をつなぎながら、納期や部品、製造計画を調整し、スムーズなものづくりを実現する仕事です。
営業からの受注内容をもとに生産計画を立てたり、部品の手配指示を出したり、トラブルが起きた際には各部署と調整したりと、日々多くの人とコミュニケーションを取りながら動いています。
Kさん(WV 海外ボート開発部/2018年入社)
私は現在、WV(ウォータービークル) 海外ボート開発部 WV基盤グループに所属しています。
マリン事業では船外機やボート、水上オートバイなどを扱っており、私の部署では海外向けのプレジャーボートの開発を行っています。その中でも、船を前に進める“推進機”の心臓部となるインペラの設計や性能解析が私の主な仕事です。
シミュレーション解析(CFD)を使って最適形状を検討したり、試験チームと連携して評価したりと、理系の専門性を活かせる業務が中心です。
海外市場がメインなので、アメリカや台湾などの拠点に行く機会もあり、グローバルに仕事ができるのも魅力です。
※仕事内容はセミナー当時の内容となります。
パネルディスカッション|先輩社員が語るキャリアと働き方
キャリアを選ぶ際に、最も重視したことは?
Fさん
入社時に一番重視していたのは、「海外と関わる仕事ができるかどうか」でした。
ヤマハ発動機を選んだ理由も、グローバルに活躍できるフィールドがあることが大きかったです。入社後は希望通り海外営業に配属され、長く営業系の仕事に携わってきました。

その後、30代で二度の出産を経験し、子育てと仕事の両立を意識するようになりました。海外営業は出張も多くやりがいのある仕事でしたが、ライフステージの変化に合わせて、もう少し落ち着いて働けるポジションにも挑戦してみたいと考えるようになりました。
そうしたタイミングで、営業とは異なる業務にチャレンジし、現在の仕事に至っています。
Yさん
就職活動で一番重視していたのは、「どんな人たちと一緒に働くか」という点です。
さまざまなメーカーを見る中で、ヤマハ発動機の社員の雰囲気や、人事の方とのやりとりを通じて、「この人たちと働きたい」と感じたことが、入社の決め手になりました。
入社後は、配属前に希望や適性を確認する面談があり、大学時代に学んだことを活かせる分野として、生産管理や調達の仕事を希望しました。
ロボティクスは、当初はあまり馴染みのない分野でしたが、今では自分の担当する事業や製品への理解も深まり、やりたかった生産管理の仕事に前向きに取り組んでいます。
Kさん
私も入社する際に重視していたのは、「人間関係」です。
就職活動を始める前に、別の企業でインターンを経験したことで、忙しさだけでなく、人間関係やワークライフバランスが仕事の満足度に大きく影響することを実感しました。
その経験から、「無理なく働けて、人間関係のよい職場で働きたい」という価値観を大切にして就職先を選びました。ライフイベントなどはまだありませんが、これからも基本的には自分の興味や専門性を軸にキャリアを考えています。
大学では熱流体分野を専攻し、研究でも解析に取り組んでいたため、入社当初から解析スキルを活かせる業務を希望していました。現在は、その希望に沿った形で業務に携わっています。
リモートワークやフレックス制度、どう使っていますか?
Yさん
現在は、週に2日ほどリモートワークを利用しています。
生産管理の仕事はパソコン上で完結する業務も多く、自宅でも問題なく進められるため、業務内容に応じて柔軟に使っています。周囲のメンバーもリモートワークを活用しており、制度として定着していると感じます。
また、フレックス制度も積極的に活用しています。
所属するロボティクス事業部は、本社のある磐田市ではなく浜松市にあり、通勤に時間がかかるため、混雑時間を避けて朝7時から勤務を開始し、15時45分に終業する働き方を選んでいます。自分の生活リズムに合わせて働ける点は、大きな魅力だと感じています。

Kさん
業務内容に応じて、リモートワークを活用しています。
解析業務は自宅でも進められるため、リモートで作業をすることがあります。一方で、試験や現場確認が必要な場合は出社するなど、業務に支障が出ない範囲で使い分けています。
フレックス制度については、私用や業務スケジュールに合わせて活用しています。
早朝にアメリカとの会議がある日は早めに出社したり、その分早く帰ったりと、時間を調整しながら働いています。部署によっては、朝にサーフィンをしてから出社する社員もいるなど、それぞれが自分に合った使い方をしています。
Fさん
リモートワークは、これまで週に2日程度利用してきました。
最近は、対面での説明や打ち合わせが増えたため、出社が中心になっていますが、状況に応じて柔軟に切り替えられる点は助かっています。
フレックス制度については、特に「中抜け」ができる点を重宝しています。
子どもの通院や学校行事などで一時的に席を外し、その後また業務に戻るといった使い方ができるため、休暇を取らずに対応できるのは大きなメリットです。部署全体としても、フレックスやリモートワークを活用する文化が根付いていると感じています。
仕事とプライベート、どう両立していますか?
Kさん
正直なところ、今は「両立を強く意識しなければいけないほどプライベートが忙しい」という状況ではありませんが、残業をできるだけしないよう意識して働いています。
業務の効率化を担当していることもあり、日頃から「どうすれば効率よく進められるか」を考えながら仕事をしています。定時になったらきちんと帰ることを心がけており、それが自然に受け入れられている職場環境もありがたいと感じています。そうした働き方によって、プライベートの時間をしっかり確保できています。

Fさん
直近は、子育てとの両立が前提となった働き方となっています。
子どもが小さいうちは、どうしてもフルタイムで働くことが難しい時期もありました。その際には、時短勤務制度を利用したり、リモートワークやフレックス制度を活用したりすることで、仕事とのバランスを取っています。
Yさん
私の場合は、フレックス制度をかなり活用していることが両立につながっていると感じています。
通勤時間を短くできることで、実質的な拘束時間が減り、その分プライベートの時間をしっかり確保できています。
早い日は夕方4時頃に仕事が終わるので、平日に友人と食事に行ったり、美容院に行ったりと、自分の時間を自由に使えるのが大きな魅力です。フレックス制度を活用できていることが、仕事とプライベートのバランスを保つうえで、とても大きいと感じています。

まとめ
今回のイベントでは、異なる立場・経験をもつ登壇社員が集まり、それぞれのキャリアや日々の選択、仕事と生活の向き合い方について率直に語っていただきました。
共通していたのは、「正解はひとつではない」ということ。環境やライフステージが変わっても、自分らしい働き方やキャリアはその都度考え、選び直していけるというメッセージが参加者に届けられました。
これからの進路や働き方を考えるうえで、少し先を歩く先輩たちのリアルな声が、ヒントや安心感につながる時間となりました。






