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理系女子が選ぶ「住友電工」の魅力——技術×誠実な人×グローバルな成長環境

海底電力ケーブル、太平洋を横断する光ファイバーケーブル。私たちの暮らしの「当たり前」を支える大規模なインフラプロジェクトの裏側で、若手エンジニアが今日も活躍しています。

今回は理系女子学生が、住友電工で活躍するお二人にインタビュー。専攻と仕事の関係、現場での学び方、働きやすさ、そしてグローバルなキャリアまで、率直な言葉で語っていただきました。

お話を伺った女性社員

M.Tさん(入社10年目)

電力プロジェクト事業部 直流プロジェクト部 技術グループ。直流(DC)電力ケーブルの設計とプロジェクト管理。国内外の直流連系プロジェクトを担当。

M.Sさん(入社2年目)

光通信事業部 企画部 IT推進室。製造現場のペーパーレス化やメール送信の自動化など、ITによる業務改革を推進。

“学んできたこと”より“これからどう学ぶか”——成長のチャンスはみんな平等

Q. お二人とも今日はありがとうございます。
まず、住友電工には本当にたくさんの事業がありますよね。
現在のお仕事の内容を教えてください。

電力ケーブルの設計と、ケーブル納入までのプロジェクト管理を担当しています。業務を進めるためには、お客様との技術対話や社内の開発、製造、工事、営業など複数部署との連携が重要です。
プロジェクトによっては数十人の方々と関わることもあり、設計担当は全体を束ねるハブのような役割を担っています。

工場や事務所の業務をITで効率化する仕事をしています。

たとえば「紙の帳票を電子化したい」「データ入力を自動化したい」といった現場の声を整理し、システム部門と一緒に仕組みを作っていきます。

地道な改善ですが、現場の方に「これ便利になったね!」と言われる瞬間がいちばん嬉しいです。

Q. お二人の仕事って、理系学生から見ると「専門知識がないと大変そう」と感じます。学生時代の専攻はどんな分野でしたか?

私は大学で半導体のシミュレーションを研究していました。現在の業務内容とは直接の関係がありません。それでも、入社後に研修などで学ぶ機会はたくさんあるので、専門知識がなくても知識やスキルは実務の中で身についていきます。身についていきます。

スタートラインはみんな同じなので、学生時代の専攻とは異なるけど大丈夫かなといった心配はしなくて大丈夫ですよ。

私は応用数学出身で、統計学や数値解析を学んでいました。でも実際の仕事では“専攻ドンピシャ”というわけではありません。

ただ、専門用語に抵抗がなかったり、データを構造的に考えられたりと、基礎の部分は今につながっているなと感じます。

住友電工では、入社後のOJTがすごくしっかりしています。

専攻はバラバラですが、現場で業務をこなしながら自然に覚えていく人がほとんどです。

巨大案件を束ねる設計という“ハブ”/現場の声を“翻訳”するIT推進

Q.実際の仕事内容をもう少し具体的に教えてください。設計やIT推進って、どんな一日なんでしょうか?

まずお客様の要件を営業と一緒に整理し、それを設計に落とし込むところから始まります。ケーブルの構造を検討し、製造や施工など各チームとすり合わせながら、実際に形にしていきます。

設計は図面を描くだけじゃなく、開発や製造、施工、営業すべてと関わる“ハブ”のような存在です。時には現場に出て問題を解決をしたり、顧客との技術に関する打合せを行ったりもしています。

私は、工場や事務所の方たちの“困りごと”をヒアリングするところから始まります。

そして「紙の帳票を電子化したい」「出荷データの入力を自動化できないか」といった要望を整理し、システム担当者と実務担当者をつないで実現を目指します。

ただし、現場には“そのルールで運用している理由”が必ず存在するため、単に効率化を図るだけでは十分ではありません。

現場の実情を理解したうえで最適な形に翻訳することが難しくもあり、この仕事の面白さでもあります。

若手が“前に出る”文化と、誠実な人柄

Q.働く環境についてもお聞きしたいです。住友電工の雰囲気や、職場の人間関係はどんな感じですか?

誠実で落ち着いた人が多いです。若手の意見も尊重してくれますし、わからないことを聞きやすい雰囲気があります。

私が入社1年目のとき、顧客報告会でプレゼンを任されたことがありました。緊張しましたが、先輩方が全面的にサポートしてくれて、とても心強かったです。

また、住友電工の社員は“技術のプライド”を持っている人が多いと感じます。

大きな声で競うようなタイプではありませんが、「他社に負けないものをつくる」という静かな闘志を胸に、真摯にものづくりと向き合っている方が多いです。

その誠実さや責任感が、職場全体の落ち着いた雰囲気につながっているのだと思います。

“質問しやすい環境”というのは本当にその通りです。

上司から「どう思う?」と聞かれることも多く、入社2年目でも自分の意見を求められる場面があります。

周囲の人たちは皆、真面目で誠実。お互いを尊重し合いながら働ける職場だと感じています。

女性だから不利?——“1ミリも”感じない現場

Q.女性が少ない分野という印象がありますが、不利だと感じたことはありますか?

全くありません。

むしろ名前を覚えてもらいやすいので、プラスに働くことが多いです。

もちろん現場では力仕事が必要な場面もありますが、サポート体制がしっかりしているので困ることはないです。

私も“女性だから”という理由で扱いが変わることは感じません。

皆さんとても協力的ですし、逆に気にかけてもらえる場面が多いくらいです。

Q.ライフイベントへのサポートも気になります。育休や時短勤務はどうですか?

制度としてはとても整っています。

育休は最長3年、時短勤務もあります。また、男性の育休取得も年々増えています。

私はフルタイム勤務ですが、夫と分担して子育てしています。送迎表を共有して、お互いに“持ち回り制”にしている感じです。

フレックスも柔軟ですね。

部署にもよりますが、リモートワークも活用しやすいです。出社と在宅をうまく組み合わせて、効率的に働いています。

海外に開くフィールド——“言い続ける”とチャンスが近づく

Q.グローバルな展開も印象的です。海外で働くチャンスはありますか?

電力事業では特に多いですね。欧州の工場新設や大規模プロジェクト、長期出張や駐在のチャンスもあります。私の周りでも、5〜8年目くらいから海外駐在される人が増えています。

「行きたい」と言い続けていると、チャンスが来たときに真っ先に声をかけてもらえるんですよ。

光通信の分野でも、海外顧客とのやり取りはあります。

英語ができると任せられる業務の幅が広がります。語学力は大きな強みになりますね。

キャリアは“軸×横断”の掛け算で成長する

Q.キャリアの目標を教えてください。

将来的には、大規模プロジェクトを統括するプロジェクトマネージャーを目指しています。

設計・製造・施工といった業務を幅広く経験し、全体を俯瞰しながら最適な判断ができる技術者として成長していきたいと考えています。

私もM.Tさんと同様に設計や製造、販売までの一通りの流れを経験し理解したいと考えています。

その上でITの面から事業に貢献していきたいです。

Q.就活生へのアドバイスをお願いします。

アルバイトなど、世代の違う方と働く経験をしておくといいです。立場や考え方の違う人と協力する感覚が社会人になってすごく役立ちます。

あと、英語は早めに練習しておくのもおすすめです。読み書きだけでなく、会話での即応力があると本当に強いです。

まずは、できるだけ多くの会社を見ることをおすすめします。

比較対象が多い方が自分に合う会社を見つけやすいと思うからです。

会社を決めるうえで、業務内容や職場の環境、福利厚生など様々な要素がありますが、私は人柄を重視しました。会社の雰囲気や社員の皆さんの誠実さを見て「この人たちと働きたい」と思ったことが現在の会社に決めた理由です。そのためには説明会や工場見学で、空気感を感じるのが一番です。

自分にとって何が大切かを見つけ、働いている自分をイメージできる会社がいいと思います。

社会の“当たり前”を支える手応え

Q.今日のお話を聞いて、住友電工のエンジニアってすごく地に足がついている印象でした。社会の“当たり前”を支える仕事なんですね。

まさにそうですね。停電が起きない、通信が途切れない。そんな“当たり前”を守るのが私たちの使命です。

もちろん大変なことも多いですが、社会のインフラを支えているという実感は大きなやりがいです。

私は“完璧な正解”を求めすぎず、現場と一緒に改善を重ねる過程に楽しさを感じています。

理系出身ならではの粘り強さが生かせる職場だと思います。

編集後記

取材を通して感じたのは、住友電工のエンジニアとして働くことのスケールの大きさでした。


電力や通信といった社会インフラを支える仕事は、目に見えにくいですが責任は重大です。だからこそ、自分の技術が社会の基盤を支えているという誇りがあるのだと思います。

先輩方のお話からは、そうした使命感とやりがいが伝わってきました。

専攻が違っていても、入社後に学びながら成長していける環境が整っていることも印象的でした。
若手にも積極的にチャンスが与えられ、誠実で信頼できる仲間が支えてくれる。
また、“こうなりたい”と発信し続ける人には、新しい挑戦の機会が必ず巡ってくるという言葉も心に残りました。

理系女子にとって、住友電工は「技術で社会を支える」というエンジニアの醍醐味を実感できる、また挑戦したいという気持ちを真摯に受け止め、成長の機会を与えてくれる——そんな会社だと感じました。

「“私が設計したケーブルです”と言えるのは、技術者の特権だと思っています。」

この言葉に、住友電工で働くエンジニアの誇りと使命感がすべて詰まっているように思います。

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