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【企業取材】私たちの知らない「コネクタ」の秘密。イリソ電子工業さんの魅力に迫る

東証一部上場のコネクタメーカー、イリソ電子工業株式会社を訪問し、女性エンジニアに理系学生がインタビューしました!

そもそも、「コネクタ」ってみなさん知っていますか?

電気自動車の開発や工場の自動化が進む中、「コネクタ」はそれらの発展に欠かせない部品で、需要も拡大しています。

そう聞くと「コネクタ」は電気・電子・機械分野の出身者ばかりだと想像しますよね。しかしなんと、今回お話を聞く社員さんは化学系の出身とのこと。

なぜ、学生時代の専攻とは異なる分野に就職されたのか、就職活動について、仕事内容、入社してからのことについて、包み隠さずざっくばらんにお話していただきました。


そもそも「コネクタ」ってなに??

「コネクタ」とはこのような部品です。種類はいくつかあるのですが、こちらはB to B(基板 対 基板)と呼ばれる部品で、基板間に電気を通す役割を担っています。


このような「コネクタ」は、様々な電化製品をはじめ、自動車、携帯電話、ゲーム機、産業機械などに使用されています。

実際に見てみると、思ったよりも小さい部品(2〜3センチぐらい)でびっくりしました。

イリソ電子工業さんの製品は、国内の「コネクタ」メーカの中でも特に車載分野において高い評価を得ています。売上高も年々上昇しており、「収益性」「成長性」「安定性」どれをとっても優良企業である強い会社なのです。

そんな、イリソ電子工業さんで製品を設計・開発しているのはどんな社員さんなのでしょうか。さっそく、若手女性エンジニアの社員さんに仕事のこと、就職活動のこと、イリソ電子工業さんの魅力について聞いてみました!

先輩社員にインタビュー

今回、インタビューにご協力いただきましたのは、こちらの先輩です!

山内さん:入社2年目、学生時代の専攻は、環境応用化学、現在はコネクタの設計を担当。

西澤さん:入社1年目。学生時代の専攻は化学。関西から関東へ就職。現在は技術部で研修中。


ーー(学生)さっそくですが、お二人とも学生時代は化学専攻ということが意外でした。イリソ電子工業さんは、「コネクタ」のメーカーなので、電気・電子や機械、物理といった専攻の方が多いのかなと思っていました。

イリソ電子工業さんを知り、入社したきっかけは何ですか?


(山内さん)
私は、研究室の先輩がイリソ電子工業に入社していて、その先輩が研究室に置いていった求人票を見つけたことがきっかけです。

その求人票を見た時に「年間の休みが多いな! 給与も初任給高い!」と実は最初に惹かれたのがそこでした。(笑)

もともと「ザ・理系」という仕事がしたかったので技術職で就職先を探していました。学生時代には電気や機械の知識はなく、CADも触った事がありませんでした。そのため、専攻と違う分野に進むことについて不安もありましたが、イリソ電子工業は入社後の教育がしっかりしており、化学出身の私でも製品設計をすることができることを知り興味を持ちました。


(西澤さん)

私は、化学専攻ということもあって、就活当初は化学系の企業ばかりをみていました。化粧品会社などですね。職種については、技術職と営業職どちらも興味があったため、技術職をしながら営業もできる企業がいいなと考えていました。

しかし、何社か受けたのですが、実際は研究職と営業職どちらも経験できる企業はなかなかありませんでした。

そんな中、イリソ電子工業の求人票をキャリアセンターで見つけ、面接を受けました。

その際に、素直に技術職と営業職どちらも興味があることを面接で伝えると。「とてもいいね!」と言っていただきました。それがとても嬉しくて、入社を決めました。



ーー(学生)実際、入社されて、現在はどのようなお仕事をされていますか。


(山内さん)
現在は、「コネクタ」の形状を設計したり寸法を決めたりする製品設計を担当しています。

また、社内にある試験装置を使って、製品評価を行ない、書類を作成してお客様に提出したり、製品のサンプル作りをしたりしています。

正式配属になってからまだ1年くらいですが、とにかく色んなことをさせていただいていて、毎日がとても楽しいです。


(西澤さん)
私は、入社1年目ですので、まだ研修中です。9月までは、営業など文系職種も含め、新卒全員で新入社員研修を受けていました。

その後、私は技術部に配属となり、管理課で営業からの依頼を技術者に引き渡す仕事をしています。

ここでは、お客様の要望が営業から技術に流れているところを見ているので、どの様な要望がお客様から多いのか、どういう製品が売れているのかなど、一番会社全体の流れが分かります。

また既存製品の形状変更がある場合は、図面も管理課で変更することもあります。

この仕事自体とても面白いのですが、私も山内さんのように早く製品を作ってみたいです。


ーー(学生)お二人は女性ですが、イリソさんの技術部には女性はどのくらいいらっしゃいますか?


(山内さん)

技術部ですと、60人ぐらいいる中で現在は4名です。3名が設計で、1名が開発を担当しています。
みんな仲がとても良いと思います。


ーー(学生)設計と開発の違いについて教えてください。


(山内さん)

開発部は、今までに無いコネクタの研究開発を行っています。たとえば、新しいメッキの方法等ですね。

設計は製品の形状の決定や、バネ設計などがあります。電気系や物理系の知識を使いながら仕事をしていく感じです。

私の学生時代の専攻は化学なので、本当はメッキ開発の方が学生時代に学んだことが活かすことができたのだと思いますが、正直、分野は違いますが、今製品設計がものすごく楽しいです。


(人事担当者)

設計者は図面を描き、かたちにして、それを評価するというところまで携わります。

一つの製品を開発するにあたって、まず営業がお客様の要望をヒアリングします。その依頼を社内に持ち帰って営業と設計が打ち合わせを行ない、設計が図面を描きます。

試作品が出来上がり、OKが出ると、今度は量産をする機械を作るために、生産技術部とミーティングを行ないます。

ですので、ひたすらパソコンに向かって3DCADを使っているというよりは、ミーティングや自分の手を動かしたりすることが多いですね。

開発はシミュレーションについての研究やメッキ加工についての研究を行なっています。大学の研究室のイメージに近いです。


ーー(学生)製品設計のどのようなところが楽しいですか。


(山内さん)

一人が1つの製品を担当するため、製品の形状決定、試作、量産まで一貫して携われるところです。

サンプル作りは試作屋に依頼したり、部材を手配したり、社内で組立を行ったりします。必要な設備があれば購入して設置したりもします。

一部分の仕事でないので、自分の設計した製品!といえるところが醍醐味ですね。

設計に正式配属されてから1年足らずですが、製品周りの部材から担当し、徐々にステップアップしています。しばらくしたら本格的に製品設計をすると思います。


ーー(学生)先程、製品サンプルを作るというお話もありましたが、現在は何処まで担当されていますか。


(山内さん)

製品設計にはいくつかステップがあります。
まず、試作品をいくつか作ります。その後量産に進みます。

この試作品を作る作業は専門の取引先に図面を渡し、「こういうものを作って下さい」とお願いします。私が担当しているのは、その製品の図面を描くことです。

図面を描いて、取引先に数社見積もりをお願いし、見積を計算して試作品を作成していただく会社を選定します。試作品は組立まで、取引先へお願いする場合もありますが、部材だけを作っていただき、最終的な組立は自社で行う場合もあります。

パーツが小さいので、顕微鏡で見ながら組立を行っていることもあります。


ーー(学生)顕微鏡で見ながら組み立てるなんて、手先の器用さも必要ですね!


(山内さん)

私はもともと、自分で手先が器用な方だと思っていたのですが、実際、組立をしてみると全然できなくて・・・。周りの社員の方はできるのに。。。「あれ?私って不器用なの?」となりました。

でも一生懸命やっていると段々上手くなりました。なので、手先の器用さはあまり心配しなくても大丈夫ですよ。


ーー(学生)設計をする上で難しいところはどんなところですか。


(山内さん)

「コネクタ」ってすごく小さい部品なので、1つの製品の設計を1人の設計者が担当することが多いです。

大きい部品ですと何人かの設計者が分担して行う事が多いのですが、そういうことがないので、お客様のご要望を満たせていれば、デザインは自由です。

自由といっても適当な形状や寸法にすると「なぜこの形にしたの。」と問われます。その時にきちんと説明できないと設計し直しです。

上司からは、「全ての形状に理由があるから」とよく言われます。ゼロからより良いものをつくっていくことには自由さもありますが、同時に難しさでもありますね。


ーー(学生)イリソ電子工業さんの魅力について教えてください。


(山内さん)

試験設備がとても整っているのと、面倒見がよいというか、勉強する姿勢を後押ししてくれるので、いろんな知識を身につけることができるところですね。

私の上司もいろんなことを教えてくださります。化学出身でそのまま化学系の会社に就職すると、化学のことしか知らない人間になっていたと思うのですが、イリソに入社してから、機械系や物理系の知識が付きました。

「幾何公差」とか全く知らなかったのですが、そういうことを一から教えていただいて、自分ができる範囲が広がり、成長できているという実感がすごくありますね!!

先週も、高額なセミナーを受けさせてもらって、2日間みっちり勉強させてもらいました。

社員を大切にする風土がイリソにはあるところが魅力だと感じています。


こちらは横浜本社内にある試験施設、高価な試験装置がたくさんあり、ここでは製品の耐久試験が行われています。実際に装置をみせていただきました。

部品が小さいため、このような光学顕微鏡や電子顕微鏡で確認します。



ーー (学生)イリソ電子工業さんの売上の八割は海外で占めているとお聞きしました。技術職でも海外出張や英語を使うことは多いのでしょうか。


(山内さん)

英語の依頼書はたくさん来ますよ!私の担当しているお客様はスペインのお客様で、電話会議は全部英語でやり取りをします。

技術部は日本語で話して、海外営業推進部が英語に通訳してやりとりをしていますが、技術職が英語を使えるとダイレクトに伝えられるので、英語ができればなお良いと思います。

技術者の海外出張も多く、私の同期もこの間フィリピンに1週間ぐらい行っていましたね。私も、そのうちスペインかベトナムに行く予定です。


(人事担当)

弊社は技術職も事務職も海外出張が多い会社だと思います。

また、出向で、最大5~6年出向するケースもあります。エンジニアでしたら、海外の販売会社、海外拠点のマネージメントを経験して、本社に戻ってきて、管理職に昇格するというキャリアステップもあります。

ーー(学生)仕事でやりがいに感じるのはどんなことですか。

(山内さん)

やはり、ゼロから自分で考えて設計した時に、上司から「結構いいのができたね。」と言ってもらえた時には「やった!!」って思います。

実際、自分で設計したものが形となって手元に届いたときには、感動しますし、部材と部材がサイズぴったりできちっとはまったときには、顔がニヤケますね。

(西澤さん)

いいな〜。私も早く製品設計ができるようになりたい!!



ーー(学生)自分がイチから設計したものが形になり、それを若手からどんどん経験できるなんて素敵ですね。働く環境という面ではいかがでしょうか。

(西澤さん)

土日と祝日はお休みですし、有休も取りやすい環境ですね。

自分の仕事をきちんとしていれば、休みも取りやすく、残業もあまりありません。「社会人になると上司が帰らないと新卒は帰りにくいのかな?」と思っていましたが、実際はそんなこともなく「何もないんだったら早く帰りな〜」と言われるくらいです。


(山内さん)

もちろん繁忙期や、納期が近づくと休日出勤や残業もしますが、振休もきちんと取れるので、メリハリをつけて働くことができます。

就職活動時の面接では、「イリソは和やかな感じで包み隠さず全てを話してくれているな。」と感じていました。実際入社してみても休みも取りやすいですし、残業も少なく、雰囲気もとても良く、入社前に感じていた通りでした。

とても恵まれた環境だなと思います。


ーー(学生)今から就職活動を行う学生に何かアドバイスをいただけますか。

(山内さん)

社会人になると、仕事をチームで行うことが多くなります。私は、学生時代のサークルでの活動が今に活きています。協調性や、人とコニュニケーションを取りながら同じ目標に向かっていく経験です。

学生時代の専攻は化学なので、その時の知識を使ってということはあまりありませんが、サークルで鍛えられた『辛い状況でも諦めずに頑張ろう!』という根性が、今役に立っています。



(西澤さん)

私は、就職活動は「出会い」だと思っていて、出会えば、出会う程チャンスがあると思います。ですので、私は企業説明会に行けるところは全て行きました。1日3社ぐらいを回っていましたね。

面接では、私はバイト経験をPRしました。内容は、給仕のアルバイトです。理系の周りの子達は、塾の講師や家庭教師のアルバイトが多かったので、サービス業をしていたのが珍しかったのか、面接の質問でもよく聞かれましたね。

自分の研究の話はもちろん大切かもしれませんが、それ以外にも、他の人と違うことを何か持っておくと良いかもしれませんね。


山内さん、西澤さんありがとうございました。お二人のお話が楽しすぎて、あっという間に時間が経ってしまいました。


今回の取材は私達が担当しました。

寺田 (名古屋大学 農学部 応用生命科学科 4年)

乾  (名古屋大学 工学部 機械・航空工学科 4年)

取材後記

今回の取材を通して、「コネクタ」という部品を初めて知ることができました。この小さい部品があるからこそ生まれる製品がたくさんあること、イリソ電子工業さんの技術が国内、海外でのものづくりや生活を支えていることを知りました。

そして、大学での専攻と仕事の内容が必ずしも直結しないことを学びました。専攻にとらわれず、いろいろな業界や職種に興味を持つことが大切であると実感しました。

私達が感じたイリソ電子工業さんの魅力は「若手から仕事を任せてもらえること。」です。

もちろん、様々な知識が必要ですが、その分成長できるのではないかと思います。そして、アットホームな会社の雰囲気にも、とても魅力を感じました。社員の方がとても楽しそうに仕事をされていて、「こんな会社で働いてみたい!」と心から思える企業さんでした。

イリソ電子工業株式会社様取材にご協力いただきありがとうございました!

イリソ電子工業株式会社さんでは、新卒採用を行っています。会社説明会も開催中ですので、みなさんぜひチェックしてくださいね。(下記ボタンのよりリンクでHPに移動することができます。)

会社概要

会社名

イリソ電子工業株式会社
(IRISO ELECTRONICS CO.LTD)

本社所在地 横浜市港北区新横浜2丁目13番地8号
創業 1966年12月
店頭登録 1994年9月(市場銘柄:東京証券取引市場 第一部 6908)
事業内容 各種コネクタの設計・製造及び販売
資本金 56億4005万円
売上高 375億円('17 年3月)
従業員数 3,489名(平成29年3月末)
生産・開発拠点

工場:日本、中国、フィリピン、ベトナム
開発拠点:インテクノロジーパーク(新横浜)、生産技術開発センター(川崎)、上海R&Dセンター

営業拠点

日本、韓国、中国、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ドイツ、USA、インド


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